こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、標記のテーマと関連して、

稲盛氏が「京セラフィロソフィ」の中で

次のようにお話をされています。

稲盛氏のお言葉は「」で引用させていただいています。

 

「大家族主義で経営するとは、経営者と従業員、

資本家と労働者という対立関係ではなくて、

あたかも親子のような、兄弟のような、

そういう人間関係で会社を経営していこう、

互いに心から助け合っていこうと言ったものです。

ただし、そういう大家族主義でいくと、

今度は親子や兄弟のように「甘え」がでてきます。

一歩間違うと甘えの経営に陥りかねません。

そうすると、効率的な経営から

逸脱していく可能性がありますから、

次に『実力主義に徹する』

という項目を挙げたのです。」

 

今回のお話は、

家族でも、お互い依存しあうのではなく、

自立して相手を尊重し、

相手の自己解決能力を信じることが大切、

これを伝えているのだと思います。

相手の自己解決能力を信じるとは、

ある意味、自分と相手の間に線を引くことです。

親子、兄弟、夫婦の間でも、

自分が解決する問題と相手が解決する問題、

この二つの間に明確に

線をひくことが大切だと思います。

この「線引き」にあたって、

注意するプロセスは次のとおりです。

 

1. 誰の問題か、を考える。

2. 当事者が解決できる問題かどうかを考える。

3. 相手の問題解決のために
  自分ができることは何かを考える。

 

 

具体例をあげながら、説明します。

 

1 誰の問題か、を考える

「プライベートなことでも

話し合えるようでなければいけないのではないか、

と言っているわけですが、一歩間違うと、

これはお互いに助合うことにとどまらず、

甘えの経営に陥りかねません。」

→ 大家族的な経営では、プライベートな悩みまで

話せるような関係を目指すこともあります。

しかし、距離が近づきすぎると、

「甘え」「依存」が生まれます。

たとえば、親が子どもの失敗を恐れるあまり、

先回りして問題を解決しようとする。

あるいは、

すべてを親の指示で決める子どももいます。

これは、親子関係だけでなく、

夫婦・兄弟、あるいは

経営者と従業員の関係にも通じます。

 

「それは誰の問題なのか」

この問いを常に持つことが、

互いの自立を促す第一歩です。

 

もちろん、現実の経営では、

収益を守る責任があります。

自分で対処できないスタッフには、

周囲が手を差し伸べる場面も出てくるでしょう。

稲盛氏は、フィロソフィに反した

行動をした部下には、その場ですぐに、

その従業員が立っていられないほど、

厳しく叱ったといいます。

令和の時代にはパワハラと

誤解されるかもしれませんが、このように、

相手に問題を気づかせる、ことも必要です。

 

2. 当事者が解決できる問題かどうかを考える。

「窮すれば通じる道は、必ずあります。。。

独創性もユニークな技術も、

設備が充実しているから、

立派な研究所があるから、

あるいは一流大学を卒業した技術者がいるからといって、

必ずしも生まれるものではありません。

自分や部下を窮地においこみ、

生きるか死ぬかという

ギリギリのところで物事を考える」

→ 独創性や突破力は、恵まれた環境ではなく、

追い込まれた状況から生まれることもあります。

経営でも子育てでも、すべての人が

「窮地に立たされてこそ成長する」

とは限りません。

性格や宿命に応じた対応が必要です。

 

ここで有効なのが算命学です。

生年月日からその人の性格の傾向を読み解き、

「厳しく鍛えるタイプ」

「褒めて伸ばすタイプ」

を見極めることができます。

たとえば、叱られることや競うことで伸びる人には、

あえてプレッシャーを与える。

逆に、傷つきやすいタイプには、

成功体験を積ませるような

細やかなサポートが有効です。

 

3. 相手の問題解決のために自分ができることは何かを考える。

「結局、人生というのは、

お釈迦様が仰ったように、

誰の道でもなく、自分ただ一人の道なのです。

どんな立派な子供がいようと、

親がいようと、夫がいて妻がいようと、

人生はただ一人の旅なのです。」

→ 経営者や親が、どれほど願っても、

他人の人生を代わって歩くことはできません。

本人の問題は、本人が向き合って

乗り越えるしかないのです。

私たちができることは、

せいぜい見守ることと

環境を整えることです。

会社であれば、問題解決ができない人に対しては、

部署を変える、チームを組み替えるなどの

配慮が必要な場合もあります。

さらに、経営者自身が、体験を通じて、

自立とは、問題解決とは、

なぜこれが失敗したのか、

を謙虚に学び続けることが必要だと思います。

 

さて、まとめますと、

相手と自分との境界線をひくためには、

誰が解決する問題なのかを考え、

自分で解決できることなのかを見極め、

そして経営者がスタッフにできることを考える、

このようなプロセスが大切です。

 

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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