こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、稲盛氏が、計画の進め方について、具体的にお話されています。

大企業でも、中小企業でも、新しい計画が成就するかどうか、これは大問題です。

資本力や人材をたくさんもっている大企業でも、新規計画を成功させるのはむずかしいです。

なぜなのだろう?と私は考えていました。

京セラフィロソフィーの中で、この箇所を読んで、なるほどなぁと思いました。

このようにプロジェクトに取り組むのか!!とヒントをいただきました。

今回はこのエッセンスをお送りしたいと思います。

稲盛氏は、新しい計画の進め方を次のようにお話しされています。

「」内は稲盛氏のお言葉です。

1 構想

「新しいことを成し遂げるには、まず『こうありたい』という夢と希望を持って、

超楽観的に目標設定することが何よりも大切です。天は私たちに無限の可能性を与えているということを信じ、

『必ずできる』と自らに言い聞かせ、自らを奮い立たせるのです。しかし、計画の段階では、

『なんとしてもやり遂げなければならない』という強い意志を持って悲観的に構想を見つめ直し、

起こり得る全ての問題を想定して、対応策を慎重に考え尽くさなければなりません。

そして実行段階においては、『必ずできる』という自信を持って、楽観的に明るく堂々と実行していくのです。」

新しい計画を考えるとき、頭の良い側近にその考えを話すと、この側近の方達から、冷ややかに、

できない理由を指摘されると稲盛氏がおっしゃっています。

「最初、私は、頭の良い部下をブレーンとしてそばに置くという事は良いことだと思っていましたが、

ある時『どうもおかしい』と気づき、それ以来、新しい仕事について話をするときには、

そういう賢い人間を呼ばないことにしました。そのかわり、ちょっとおっちょこちょいで、

すぐに私の尻馬に乗って『社長、それは良いですな』と、訳も分からずにおべんちゃらを言うタイプの人間を集めて

話をするようになったのです。そのようなタイプの人間は、すぐにわかったふりをして、

『それは面白い。やりましょう、やりましょう』と言ってくれますから、こちらにしてみれば、

話をしていても気持ちが良いからです。無茶苦茶なことを言っているように聞こえるでしょうが、実際、物事を考え、

成就させるには、そのように楽観的に考えるということが大切なのです。。。。賢い人間ばかりでは、

革新的なことはできないでしょう。なぜなら、それがどのくらい難しいかということを頭で先に考えてしまって、

結局、取り掛かることができないからです。まずは着手しなければ何も始まらないのです。

だから新しいことを始めるには、賢い人間だけではダメなのです。。。。できれば三流大学出身で、

運動ばかりして、あまり勉強しなかったお調子者タイプを集めて構想を練っていく、というのが一番良い。

(新しいことには困難があっても) それを『やれる』と思わなければ何も始まりません。

そのためには、まずは難しいことを考えず、超楽観的に捉えることが大事なのです。」

2 計画

「頭もあまり良くない、ただ楽観的で明るいだけの人間に任せっぱなしにするのは、危険この上ないことです。

本当に成功させていくためには、計画を細かく練る際に、ちょっとシニカルなところがあって、

冷ややかにものを見るような人間と選手交代させなければなりません。

『それはあまりにも無謀です。うちにはこういう技術がありません、ああいう設備がありません』と

次から次えとネガティブなことを言い出します。そのようなマイナスの要因を全部列挙させるのです。

そして、それらの条件を全部、自分の頭に叩き込んでいきます。

『なるほど、こんな問題もあったのか。それは気づかなかった』という具合に、

その難しさを充分理解してから、改めて計画を練っていくのです。」

3 実行

「どんな問題があるのかがわかったら、今度はまた楽観的な人間に選手交代させて、彼らにその計画を実行させます。

実行するときはまた楽観的に取り組むのです。あまり深く考えずに『やろう』と言い出す。不安材料を考慮に入れた上で、

『賽は投げられた』と腹をくくり、どんな困難が待ち受けていようとも明るく楽観的に実行していく。

いちどやると決めたら、どんなに苦しい目にあっても、それは承知の上だ、と自分の逃げ道をなくし、

前向きに仕事を進めていくのです。

このことは、新しいことを成すためには必要不可欠であり、ベンチャーを成功させるための絶対条件である

と言ってもいいと思います。」

(大企業には人材も資金力もあるのに、ベンチャーを生み出せないのは、)『頭が良いだけの人間しかいないからなのです』と

稲盛氏はおっしゃっています。 ここには、次の2つの大きなポイントがあります。

1) 人間を中心に考える

人の性格は変わりません。計画やプロジェクト、お金を中心に考えると、スタッフをチームに分けて、

プロジェクトの進捗を管理します。けれども、人間がその特性を発揮する、これを中心に考えると、

稲盛氏のやり方の方が理にかなっています。

 

2) 評価の仕組み

プロジェクトの成功や失敗に応じて、自分の人事評価やボーナスが決まる、このような制度を導入していては、

ここでおっしゃる計画実行の仕組みはできません。パフォーマンスに応じて評価が決まるやり方は、欧米式です。

そうではなくて、心配性の性格とか、お調子者とか、その性格を中心に考え、チームとして最大のパフォーマンスを

発揮するやり方を稲盛氏は考えたのです。それにはアメーバ経営や、フィロソフィーの仕組みがなければ

できないことではないかと思いました。

 

まとめますと、

計画は楽観的に構想し、批判的に吟味し、楽観的に実行する のです。

 

スタッフの性格に合わせて、役割を担当させればいいのです。これにはアメーバ経営・フィロソフィを浸透させる、

ということが役に立つと思います。

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