こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、標記のテーマと関連して、

稲盛氏が「京セラフィロソフィ」の中で

次のようにお話をされています。

稲盛氏のお言葉は「」で引用させていただいています。

 

「私の場合は、会社では仕事をし、

また研究をする世界ではとことん合理主義であり、

絶対に不可思議なことは許さない、

ところが一歩会社を離れれば、その対極にある

仏の世界など精神的な領域も信じられる。

問題になるのはそのように対極にある

二つの人間性がバランスを失っている場合です。」

 

今回は、私がバランスを失ったがために、

判断を誤り、軌道修正をしたという事例のお話をします。

 

1. 自分の弱さ( かけている部分 )に気づく

2. 弱さが経営結果に現れていることに気づく

3. バランスをとる( 対局の行動をとる )

 

 

一つづつ説明します。

 

1. 自分の弱さ(かけている部分)に気づく

「(その社長は創業者)の孫をきたえ、

『あなたのおじいさんがつくった会社ですから、

あなたもひとつ勉強して、跡を継ぎなさい』

といって教育をしました。

10年ぐらいたったあと、その孫を社長にするのですが、

それを1年で、世界の上場会社なのに、

任期もまだ来ていないにもかかわらず首を切って、

世界中から非難を浴びるということがありました。

なぜ首を切ったかというと、

質実剛健、質素にやってきた会社で、

自分の事業経営に対する哲学を諄々と話し、

孫もそれをわかっていたつもりだったのに、

社長になった瞬間に社長室の模様替えを始めたのです。

お金はいくらでもあるわけです。

うなるほどもうかっている会社ですから、

書画骨董を買って部屋を飾るということをやったために、

彼の逆鱗に触れてしまいました。

彼は初代創業者の孫を社長にして

1年で首にするという、劇的なことをしたのです。」

(稲盛デジタルライブラリーから引用しました。)

→ この社長さんは、

ご自身の欠点に気づいたのだと思います。

その欠点とは、優しいこと、

人を甘やかしてしまうこと、

そして人を切れないことです。

おそらく、この孫を育てる課程でも、

とても大切に育てたのでしょう。

ですが、この孫を社長にしたときに、

孫の本性に気づいたのだと思います。

私の場合も人を育てる時に、甘やかしてしまいました。

スタッフさんの欠点を徹底的に指摘して

直すということをしませんでした。

フィロソフィをやっているだけで十分だ、

という気になってしまいました。

猛反省をしています。

 

2. 弱さが経営に現れていることに気づく

「彼は(社長という地位を)

創業者から引き継いだのではなく、

一介のサラリーマンとして入って、

シュルンベルジェという会社を立派にした上で、

お孫さんに「跡を継ぎなさい」

という優しさを持っている半面、

ひとたび経営者としてその任でないと

判断した瞬間に、1年でバチッと首を切る。

世界中の関係会社からたいへんな非難を

受けることは承知の上で、一切弁解をしない。

そういう極端な性格を持っていました。』」

(稲盛デジタルライブラリーから引用しました。)

→ おそらく、この孫は自分の独裁制をひく準備を

着々としていたと思います。

そして、孫の配下の重役もいたでしょう。

この社長さんは、こうした孫( 次期後継者 )の派閥を

いっさいバッサリと切っていたのではないかと思います。

また、この孫の性悪さに気づいたときに、

経営のあらゆる面で、悪い結果がでていたのだ、

ということにも気づいたと思います。

私の場合も、弊社のスタッフさんの欠点を補うために、

私が多大なエネルギーと時間を使い、

自分の本来やるべき仕事が

一切できていなかったと気づきました。

すべては私の不徳の致すところだと思います。

 

3. バランスをとる( 対局の行動をとる )

「両極端な矛盾を持っていない人は、

経営者の資格はないのかもしれません。

激しくもないし、優しくもない、まあまあだという、

中庸の人は経営者にはなれないのかもしれません。

つまり両極端の矛盾を持っている、

そしてその矛盾こそが成功の原因なのです。

矛盾を、矛盾のままで終わらせない。

矛盾は成功の原因であると同時に、

失敗の原因でもありますが、

物事がしっかり見えていて、

矛盾を正常に機能させるということが、

現代における最高の知性であり、

さっき言った徳なのです。人格なのです。

だからその人が持っている人間性というもので、

才覚、性格を動かしていくことが

必要だと思っております。」

 (稲盛デジタルライブラリーから引用しました。)

→ 今回、私も邪悪なもの

徹底的に向き合う覚悟をしました。

邪悪なものと書いたのは、

その人自身を糾弾するのではなく、

その人の邪悪性を徹底的に

追及する姿勢を示したためです。

今、これが世界中でおこっています。

邪悪なものをとことん排除する覚悟をもたないと、

国や組織・企業がダメになります。

 悪は「善意」「やさしさ」という

 「甘さ」を匂いで判断します。

 だから、

 優しい、善意あふれる人、

 でも「甘い」人には、

 「悪」も寄ってきやすいのです。

 

ですから、時には

「ぶった切る」「瞬時にズバッと切る」

ことが必要になるのだと思います。

優しいだけではだめで、

正反対の非情な部分が必要なのです。

邪悪な要素には真剣に対峙しなければいけないのです。

 

 

さて、まとめますと、

人を育てるには優しさも愛も必要です。

ですが邪悪なものは、

こうした善意の甘さにつけこみ、

はびころうとします。

本当にこの「両極端がバランスする」

ということの意味を、

身をもって学ばせてもらっています。

ありがとうございました。

 

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 こちらのブログの内容は、メルマガで配信しています。
 メルマガをご希望の方は、下記リンク より お申し込みください。

 

 

 

不動産についてのお役立ち情報を、動画で配信しています。

不動産の初心者の方にわかりやすく、基本的な内容を説明しています。

皆様からのご質問も受け付けています。

友だち追加

tomizukayuko07

@462ctofn

 

 

ユキーナ・サントス(富塚祐子)の自己紹介は こちら

不動産・投資・国際経済情報をお伝えしています、弊社メルマガお申込みは こちら

経営者・管理職・グローバルビジネスパーソンを目指す方に、経営の要諦・日本のビジネスフィロソフィを日英でお伝えしています。フィロソフィメルマガお申込みは こちら

女性のキャリア・恋愛・婚活・潜在意識など女性のお役立ち情報をタイムリーに伝えます。「UMIで幸せに!女性のお悩みスッキリ解決メルマガ」のお申込みは こちら

まずはお気軽にお問い合わせください。 カウンセリング はこちら