こんにちは、
今回は、会社を大きく発展させた4つの創造について稲盛氏が語っています。
「実際にセラミックスがどこに使われるのか、まだわからないのです。わからないけれども、『セラミックスはこんな特性を持っています。金属が摩耗するので困っていらっしゃるところありませんか』と言って、回って歩くわけです。すると、いわゆる繊維機械で糸がすっと滑るところに使えるのではないかと考えたのです。今ではその部分には全部セラミックスが使われています。そのようにして市場を開拓していったのです。」
こちらが「市場の創造」と「需要の創造」です。
「大学時代、私は化学専攻でした。真面目に機械工学などの勉強していました。その経験から機械工学の本やあらゆるものを見ながら、セラミックスの応用を考えていきました。それがセラミックス旋盤につながり、超精密なエアスライダーや、多軸のボール盤の軸受等に変化し、現在ではセラミックエンジンの開発にまで進んでいます。。。。おそらく数年後には発電用のセラミックエンジンが日の目を見るだろうと思います。。。他には、その技術を使ってバイオセラムという人工骨を作ったり、結晶技術を使ってクレサンベールという宝石を作り上げるなど、いろいろな応用を次から次へと考えていきました。」
これが、「新技術の創造」になります。
「松下のブラウン管用の部品だけではやっていけないので、もっと市場を新しく作り出そうとしたわけです。これが『市場の創造』です。一生懸命に走り回り、多くの真空管の部品として使ってもらうよう、用途の開発をしていったのです。」
「私も、まさかこのようなベンチャー事業をしようとは思ってもいませんでしたが、研究することも売ることも、私には自信がありました。ですから、ためらいもなく一生懸命がんばったわけですが、その時にあったのは、松下に売れるブラウン管の絶縁材料たった一品だけでした。単品であったために、それがいつか時代とともに変化して、いらなくなるかもしれないという危機感が常にありました。そのため、一生懸命に何とか次の新しい製品を開発しようとしていました。」
「私も、まさかこのようなベンチャー事業をしようとは思ってもいませんでしたが、研究することも売ることも、私には自信がありました。ですから、ためらいもなく一生懸命がんばったわけですが、その時にあったのは、松下に売れるブラウン管の絶縁材料たった一品だけでした。単品であったために、それがいつか時代とともに変化して、いらなくなるかもしれないという危機感が常にありました。そのため、一生懸命に何とか次の新しい製品を開発しようとしていました。」
「新製品の創造」について、稲盛氏が説明されている箇所です。
「。。。市場の創造、需要の創造、新商品の創造、新技術の創造という4つの創造を繰り返し繰り返しやってきて、今日の京セラになっているのです。」
稲盛氏はこのように4つの創造を行ってきたとおっしゃっています。さらに、その創造のポイントになるには、危機感と飢餓感、ここに自由な発想を投入することから始まるように思います。
「素人なりに自由な発想をし、そして危機感と飢餓感をバネに次から次へと開発をしていったわけです。。。。。当時はそのようなことも知らずにセラミックが摩耗しないという一点だけを捉えて、危機感をバネにして用途開発をしていたのです。」
コロナ禍の中、弊社はこのたび、1つ契約を成約させていただきました。
こちらのお客様から「世界一信頼されるようなアドバイザーになりたい」、この一心でプロジェクトに取り組ませていただきました。たくさんの方のひたむきな思いと運が重なって、このような成約ができたのだと思います。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
やはり、成約が済んだ後、その瞬間に、危機感と飢餓感が出てきます。
弊社のサービスの仕組みをもっと強くしなければ、こちらのクライアント様にご迷惑をかけてしまうかもしれない。私がお客様の立場だったら、弊社と契約を継続するだろうか?このような心配がでてきます。
お客様に、心のそこからお勧めできる不動産のサービスとはどのようなものだろうか?このようなものを考えます。
不動産を始め、投資対象となる資産の、利回りは低くなってきています。
この低くなった利回りを向上させていくにはどうすれば良いのか?
全く新しい発想を投入するにはどうしたらいいのか?
不動産の分野で、この先の時代に先駆けて、伸びていけるのは、どのような分野なのか?
このようなことをずっと考えています。
稲盛氏は次のようにおっしゃっています。
「皆さんもご存知の通り、私も第二電電をつくります時に、動機善なりや、私心なかりしかと自問自答を続けました。数ヶ月にわたって自問自答して、そのことを確信した時、第二電電を設立しました。だから私は思うのです。動機が善であること、そして『至誠の感ずるところ、天地もこれがために動く』と信じて、一生懸命に、ひたむきに努力を続けること、この二つだけがあれば、事業というものは成功すると思っています。」
さらに、京セラフィロソフィーには、「能力を未来進行形で考える」という項目があります。創業当時、大手が断った、難しい仕事の話しでなければお客様から回ってこなかった。と稲盛氏はおっしゃいました。それを「できます」と言って試作注文をもらってきた、とおっしゃっています。
弊社が成約のお手伝いをさせていただいた、今回のお仕事も、他の大手・中堅の不動産コンサルティング会社がすべてお断りした仕事でした。弊社は喜んでお引き受けさせていただきました。これまで、できなかったのには必ず理由がある、その理由をひとつづつ丁寧にみていけば、必ずできる、そのように思っていました。
謙虚にして驕らず、さらに努力を続けていこうと思います。
稲盛氏のこの言葉を受けて、日本人が本当の豊かさを実感できるように、不動産業のサービスや商品を考えていきたいと思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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