こんにちは、あなたの心に寄り添う不動産・投資アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

企業を成長発展させるためのリーダーの心構えを稲盛氏がおっしゃっています。

ポイントは次の3つです
1、謙虚にしておごらず、才能を私物化しない
2、思念は業を作る(美しく優しい、よき思いを心の中に抱く)
3、宇宙に働く2つの力(成長発展と調和)を得る

今回は、このうちの2番目、「業」についてお話しします。

なぜ人に不運がおこるかというと、つぎのような理由です。

1、宇宙の法則(自分の出したものが返ってくる)のため
2、陰が極まって陽転するため
3、自然(天)と対話するため
4、諦める(明らかに極める)ため

 

今日は3-4を説明します。

稲盛氏は経営者として苦しみ悩んでいるときに、妙心寺派の西方擔雪老師に相談されます。

「ご老師は私の悩みを聞かれると、優しく微笑みながら『稲盛さん、それは生きている証拠ですよ。』といとも簡単にそうおっしゃるのです。
その通りには違いありませんが、私がこんなにも、のたうち回るほど苦しんでいるのに、ニコニコとしてそう言われても解決にはなりません。正直申し上げて、私は腹立たしくさえ思ったものです。しかし、続けてご老師がおっしゃった言葉に、私は「はっ」とさせられたのです。『あなたは災難にあった、生きるか死ぬかと言っているけれども、まだ元気じゃありませんか。その程度の災難でよかったではありませんか』

『災難が起きたという事は、それはあなたが過去に作った業(原因)が消えた時なのです。その程度の災難で過去にあなたが作った業が消えてしまうのであれば、むしろ喜ぶべきではないですか。あなたは命もあるし元気です。その程度の災難で済むのであれば、過去に自分が積み上げてきた悪い原因がそれによって消えるのだからよかったことじゃないですか…
よろしゅうございますか。命を落とせばもう最後かもしれませんが、それ以外のどんな災難であろうとも、それは自分が背負い込んできた過去の業が花開く時なのです。業が花開くとは、業が消えるということです。つまり、業という原因が災難という結果を招いたわけですが、その時にはもう、過去の悪しき業は消えてしまっているのですよ。つまり、思いは必ず実現するのです。悪いことを思い、悪いことをして悪い原因を作れば、悪い結果が生まれてきます。あなたの悪い業が災難となって現れたとするならば、それは過去に作った業を消したのですから、むしろ喜ぶべきことですよ』

 

最後にご老師が『稲盛さん、そうしたらお祝いでも、せなあかんですな』と言われた時、私はほっとしました。災難に遭ったときの心構えとして、これは最高の教えをいただいたと思っています。」

 

3、自然(天)と対話する

今、アフガニスタンで医療にあたった中村哲医師の書かれた本を読んでいます。

人命を救っても、干ばつと飢餓から人がどんどんなくなっていく。そこから、中村医師は、用水路を作る灌漑工事を手がけていかれます。せっかく出来上がった用水路が大洪水に遭って決壊の危機に瀕します。その時に、自然に反することをしてはいけない。自然の流れに沿うようにしなければいけない、と気づかれます。

稲盛氏も、バブルで浮かされていた日本人は、人を相手にして、天を相手にしていなかった、とおっしゃいます。天とは、天道です。我々人間が、宇宙の中にある存在として、正しい行いをするということだと思います。

 

不幸や災難は、我々が天と話すきっかけを作ってくれます。不幸や災難があることで、我々は、天とより深くつながることができます。

 

4、諦める(明らかに極める)

 

「どんな災難があろうとも、それにあったときは自分が過去に作った業が、積もり積もっていた業が消えてしまった時なのだ。だから、今からは良い業を作っていきさえすればよい。必ず自分の未来は順調に発展していくはずなのだから。そう思うべきなのだということを、ご老師が私に諭してくださったのです。」

合気道では、相手も自分も一つ事だと教わります。表裏一体、裏も表も、一つのことが入れ代わり立ち代わり、目に見えてくるだけのことだと思います。

稲盛氏はここに思いが至ったのではないかと思います。
ですから、災難(不運)の本質を明らかに極めることができたのだと思います。

明らかに極める、すなわち諦めです。

災難の本質は全て自分から出てくる、と思えば、災難を受け入れる覚悟ができます。そしてこれからの自分の行動を変えていくことができます。

「もうダメだと思った時が仕事の始まり」
「成功するまで諦めない」

 

などは、このような稲盛氏の体験から来ているのではないかと思います。

今回は、宇宙に働く2つの力の図解もとても参考になりました。進化発展を求め、調和の心を求めると極楽界に行く。進化発展を求めるが、調和を求めず、利己の世界に生きれば、波瀾万丈界を生きる。(これまでの欧米の歴史が全て物語っていると思います。) 進化発展を望まないが、調和がとれているのは植物界です。日本の名だたる大企業は、すべてこのグループだと私は思います。

努力もせず、自分のことだけ考えている、このような人が属するのが地獄界です。

聖職者ならば、極楽界の人のみを相手にすれば良い。極道ならば、地獄界の人のみを相手にすれば良い。経営者は、どちらも相手にする、と今回のお話の中でもおっしゃっていました。

 

宇宙の法則、陽転、自然、諦めこれが腹に落ちていれば、不運に対処していけるのだなぁと思いました。

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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