前回、家業を継ぐかつかないか、チェックリストでチェックしてみる、

このお話をさせていただきました。

同族経営家業、継ぐか継がないか決めるチェックリスト

そのチェックリストの1番最初、

「自分は家業をつがなければならない」このチェックリストについて、

もう少し説明があったほうがいいのかなと思いました。

 

ですので、「本当に継がなければいけないのか?」、

それを考えるための質問集をまた作ってみました。

ビジネスの観点からのチェック(質問)リスト

1 家族ではない社員(ノンファミリー幹部)では、社長ができないのか?
2 ノンファミリー幹部に社長になる意思はないのか?
3 これまで、ノンリコレンダーに考える機会を与えなかっただけではないのか?
4 ノンファミリーの幹部が社長になるために、本当に必要な事は何か?
5 ノンファミリーが社長になると、自分は何が1番不安なのか?
6 その不安を和らげるために、今から出来る事は何か?
7 今まで、会社に関わってこなかった第三者が社長になる事は本当にありえないのか?
8 そのような実例はこれまでなかったのか?

成功したり、失敗した例を見て、何がわかるのか?
成功例の原因はどのようなことだと考えるのか?

 

こう見てみると、自分が事業承継しなくても、

選択肢があるような気がしてきませんか?

ファミリーの観点からのチェックリスト

1 他に後継者候補はいないか?「いとこ」、「はとこ」までも見て考えてみる。
2 他の後継者候補が後継者になれないとしたら、その理由は何なのか? その理由は真実なのか?
3  若年層のファミリーメンバーは次期後継者になれないのか?
4 若年層のファミリーメンバーが成長するまでの間、社長をやってくれるNOORファミリーの社員がいないか?
5 女性で後継者になれそうな人はいないのか?
6 女性という理由で後継者にできないとしていたら、その理由は本当に真実なのか?
7   縁戚、ファミリーメンバーの配偶者はどうか?彼らは後継者になれないのか? その理由は真実か?

 

こうやって見てみると、自分がつがねばならぬ、と思ってはいても、他にも選択肢があるような気がしませんか?

こうした選択肢がある中で、それでも自分が承継しようと決意すれば、承継をしたらいいと思います。

その時になって、家業をつげば良いと思います。

なぜこれをやるかというと、後継者の覚悟が違ってくるからです。

チェックリストでチェックする前は、とにかく自分がつかなければならない、と思っていたのではないでしょうか。

そうすると、心の中で、

やっぱり俺が
どうせ私が
やっぱり自分が貧乏くじをひく

というどちらかというと受け身の姿勢があるように思います。

けれども、一度チェックリストで、考えられる選択肢について考えてみます。

 

そして、自分がつかないという選択肢もあるので、これを腑に落としてみます。

そのたくさんの選択肢がある中で、自分はやっぱりこれを選ぼう、と思って選択する、ここがとても大切だと思います。

そうすると、やらされた感がないので、引き継いでいく事業にも前向きに取り組めるのではないかなと思います。

 

このチェックリストを、頭の中で自分で考えていける方は着々と進めてみてください。

けれども、自分のことなので客観的に見るのが難しい、
こう考える方は、カウンセラー等と一緒に考えていくこともできるのではないでしょうか?

客観的な第三者を入れて、考えていく、これも1つの選択です。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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