進出分野の開拓、意外なヒント　ファミリービジネスのヒント

そして次の世代の若手後継者は自分のビジネスをやりやすいように、

自分の補佐役、右腕となる番頭さんも自分が選んでチーム組成をやっていきました。

このようなやり方も、もちろん大切ですが、もう一つ着目できるのは、

もともとそのファミリーが、どのような分野に向いているのか？

というチェックをするということです。

たびたびお話をしているサントリーさんの例ですが、

創業者から、二代目、三代目、と受け継がれ、

ビジネストップは鳥井新次郎氏から、佐治敬三、信忠親子へひきつがれました。

佐治親子の命式を算命学で見てますと、1つの特徴をみることができます。

それは、こちらのファミリーのメンバーの方がお持ちの特性の中に、

土性や金性が多いということです。

このような特性を持っていると、食べ物では、動物性で陽気のつよいもの、

例えば、お肉などに好みが向いていくようです。

これは問題ないのですが、やはりエネルギーが高く、

脂肪も多いので、体のバランスが陽性に傾きやすくなります。

そうしたときに、陰陽のバランスを取るために、

陰の性質を持つものを、普段から意識して、摂取しておくと良いといわれています。

その陰性食品の代表的なものとして、アルコールが挙げられます。

サントリーの役員やトップともなれば、

自ら率先してお酒を飲む機会も非常に多くなるでしょう。

その中で、お酒を飲まない、あるいはお酒が飲めないという体質があると、

この仕事をやる上で、大きなハンデになるかもしれません。

けれどもサントリーの歴代のマネジメントの方を見ると、

皆さんお酒を取ることで、よりバランスが取れるような

特性を持ってお生まれになっています。

これも、とても興味深いなと思います。

いってみれば、この方たちは、まさにサントリーのビジネスを

発展させるために生まれてきた

と言っても、言い過ぎではないかもしれません。

この算命学の見方をファミリービジネスの発展や新規事業に応用していくと、

次のようなことが言えるのではないかと思います。

経営者の星、リーダーの星などを見てみると、

その会社のビジネスについて、この先の方向性になるようなヒントがみつかる、

ということです。

ご自身がその渦中にいると、自分たちのファミリーの特性や事業の特性を

なかなか客観的に見ることができないかもしれません。

ですので、経営コンサルタントのような方は、

ご自身の知識と経験を生かして、アドバイスをしてくださると思います。

ですが、この算命学の命式のように、

そもそも持っている特性、これも、外部の方のアドバイスと合わせて

見てみていいかもしれません。

意外な発見があるかもしれませんね。

今日は、ファミリービジネス、その事業の特性についてお伝えいたしました。