こんにちは、
さて今日は、発言や態度から、人の心を読む方法、これについてお伝えします。
「あの人は、何を考えているのかわからない」
「あの人は本心を見せない」
というお話をよく聞きます。
どんな方でも、行動や発言を注意深く見てみると、
その方の心が表れていると思います。
最近、ある文書が私のところに回ってきました。
その文書のタイトルは、
「要望事項」となっていました。
おそらくあるデベロッパーさん(マンション業者さん)からだと思います。
土地や建物を購入するために、その不動産の所有者さんに向けて、
この文章を作成したものと思われます。
要望事項の中には、提示価格や、手付の額なども含まれていました。
その細かい内容も、ツッコミどころ満載でした。
でも、その内容よりも、私が引っかかったのは、「要望事項」というタイトルです。
俺たちが、お前らのしょうもない物件を、こんなにいい価格で買ってやる。
だからこの書類に印鑑を押して当たり前だろ!!
私は、このような一種の「圧」を感じました。
人によって、感じ方は様々だと思います。
また、その方のこれまでの生き方や、価値観にもよると思います。
本当に、相手から売ってもらおう、という気持ちがあれば、私は、この「要望事項」という言葉を使わないと思いました。
もし私が使うのであれば、せめて「お願い」という言葉を使います。
(英語で表現するとどちらもリクエストなのですが…、日本語だと微妙なニュアンスが表現できますね。)
ちなみに、要望の意味について、ネットで、このような説明を見つけました。
「要望」の意味と敬語表現!使い方の例文や類語との違いも解説 | TRANS.Biz
この説明によると、相手が言ってくることに対しては、
「ご要望にお応えできず申し訳ありません」、などと使えるようです。
けれども、自分が望むこと、これを相手に伝える場合には、強い口調になるでしょう。「私どもの要望は。。。」と言うと、次のようなニュアンスがあります。
相手がこれを聞き入れるのは当たり前、
自分がこれを主張するのは正当、
自分の願いは聞き入れられて当然、
という思い(意識)があるように思います。
それなので、文面の他の部分で、いかに丁寧な言葉を使おうとも、この文章を書いた人の意識が、言葉を通じてにじみ出ているように思うのです。
これは、私自身について言えることです。
私自身が、外資系で働いていた時、あるいは独立して間もない時、そういうときの自分のメールを読み返してみたことがありました。
なんだかね、行間から「めちゃめちゃ偉そうな意識!!」が溢れてるわけです。
この私が、〇〇をするのだから、あなたは当然、協力をして当たり前
私はこれだけ忙しいのに、あなたに対して、こんなに時間とエネルギーを割いてあげている、だからあなたは、このぐらいやって当たり前
こういう意図を読み取って、私は自分が情けなくなったことがありました。
こんな意識があったら、「仕事がうまくいかなくて当たり前だよな」と思いました。
めちゃめちゃ頑張っている、
寝る間も惜しんで働いている、
それなのに報われない、
自分は不幸だ、
運が悪い、
自分は恵まれていない、
すべて〇〇が悪い!!
当時の私は、こんな風に思っていました。
間違っていたのは、周囲や世の中ではありません。
間違っていたのは、「自分の心」だったのです。
謙虚さがなく、
相手を思いやることをしない、
自分の承認欲求を満たそうとしていた、
だからそれなりの成果しか得られなかったわけです。
他の方からの助けなど、もらえるわけがありません。
さて、ではこの、傲慢で自己中心的な自分をどうやって改善したのか、これをお話しします。(今も改善中ですが。。。)
どのようにして、私が少しはマシになったのか・・・?
ですが、ポイントは次の点だと思います。
1 自分の心に気づく
2 感情を出してみる
3 相手の言動に注意する
1 自分の心に気づく
まずはこれです。
一番最初にやることとしてあげてますが、これが結構、難しいです。
「要望事項」を書いた方の、心を見てみます。
おそらく「自分がマウント取りたい」この思いに、
いつも駆られているのだと思います。
その裏側にあるのは、劣等感です。
自分は人から劣っている。
だからマウントを取られるのだ。
そうならないためには、こちらがマウントを取らねばならない。
この思いが常に心の中にあります。
だから、必要以上に他人に「圧」を与えます。
その結果、周りの人から軽蔑されるわけです。
「この人は最低だな」、と下に見られるわけです。
こうした雰囲気が本人に伝わりますから、「俺は低く見られている!!」、
と本人が自覚することになります。
そして余計に、マウントを取られない行動します。
それは、ますます人に「圧」を与えて、嫌われるということです。
劣等感が、マイナスな出来事のスパイラル(つながり)を作り出しているわけです。
2 感情を出してみる
「要望事項」を書いた人が、なぜこの言葉を使うのか。
その奥には、人から下に見られてはならない、という思いがあります。
下に見られることの恐怖、不安、絶望感、寂しさ、などがあるはずです。
人間は、大人になればなるほど、こうした感情を感じることが難しくなります。
この感情が、意識を作り、この方の行動をコントロールしてるわけです。
けれども、我々はこの仕組みに気づきません。
ですからあえて、感情に着目してあげるわけです。
感情に着目するとは、自分の持っている感情に、自分が気づくということです。
そうか、自分がこれほど「見下される」ことに恐怖を持っていたんだな
自分で自分のことを、「能力がない」と見ていたんだな、
そんなふうに見られたら悲しいよな
この思いを自分が感じること、ここが大切です。
3 相手の言動に注意する
ここまでできると、自分の言葉や行動に意識が向いていきます。
言い換えると、潜在意識に落とし込まれた内容を、顕在意識まで上げているわけです。
そうすると、他の人の言葉や態度にも注意を向けることができます。
こうして見ていった時、人とのやりとりで、「この言葉や表現を使うことで、相手は自分に何を伝えたいのだろう」、ここに思いが行きます。
そうすると、「無意識のうちに、要望事項と書いてしまう」これがなくなります。
そのかわり、「お願い」という表現が使えるようになると思います。
そして、どうすれば相手が、自分の話に興味を持って聞いてくれるだろう、という相手中心の目線になります。
「圧」を与えて、相手の持っているものを奪おうとする。
「圧」で相手をコントロールする。
中国にしろアメリカにしろ、世の中でこのような方法はたくさん使われています。
けれども、そこに真実はありません。
人をコントロールしてやろうと思ったら、知らないうちに自分がコントロールされるのです。
力で人を変える事はできません。
私自身、もう一回、自分の言動を反省する材料になりました。
無言で人に「圧」を与えていないか、
自分の言動を、注意深く見ていきたいなと思いました。
仕事で成果が出ない、その根本原因は、あなたの意識にあるかもしれません。
意識の深いところを掘っていきます。
カード・潜在意識リーディングなどを使ってカウンセリングをさせていただいています。
潜在意識を書き換える、「ブロック解消」カウンセリングの詳細はこちらです。
https://ameblo.jp/ohhappiness/entry-12342236211.html
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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