卒親毒親リストカット　ファミリービジネスのヒント

こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

先日、私のカウンセリングの師匠、高橋ゆりこさんのメルマガで、

漫画家の西原理恵子さんと娘さんの話を読みました。

ご存知のとおり、西原さんは、毎日新聞に連載された、「毎日かあさん」等、

子育てをテーマにした漫画で、とても有名になった方です。

子供も家からでていく歳になったので、「卒親」する、という記事でした。

 

一方娘さんは、お母さんとの間に、たくさんの確執があったようです。

自分のプライベートをネタにして金儲けをした。

親とは思えない言動を、実の娘に対して、たくさんしていた。

娘さんはこうした葛藤、苦しさからリストカットもあったようです。

 

 

娘さんからすると、確かに許せない母親なのでしょう。

皆さんは、この母娘関係をどう思いますか？

ファミリービジネスでも、こうした親子関係は少なくないと思います。

ビジネスを優先して、子供の気持ちや感情をないがしろにした、

と子供から責められる親御さんもいらっしゃると思います。

また、商売の家に育ったから、あるいは、物心ついた時から、

跡取りとして育てられたから。。。

とご自身の境遇に悩まれた跡取りの方もいらっしゃると思います。

お互いの思いや気持ちはたくさんあると思います。

それでも客観的に、状況をみてみると、いろいろと納得できる要素もみえてきます。

西原さんは、ご自身も西原さんの実のお母さんと確執があったようです。

母子の関係によくあることですが、お母さんがご自身の母親との関係で体験したことをそのまま、

自分と子供との関係で再現します。

例えば、ある方が、自分は何をしても母に認められない、

どんなにいいことをしても褒められない、と悩んでいるとします。

その場合、その方のお母さんが、母親（おばあちゃん）からほめられなかった、

という場合が多いです。

自分が母からほめられていないので、ほめ方がわからない。

ほめて育てる、ということの実感がわかない、

何をしていいかがわからない、という例です。

また、ある女性は、自分の母親が、たえず自分の父親にダメ出しをして、

しかっていました。

母親が父親を尊敬する言葉、ほめる言葉を口にする、

そんな光景を見たことがありませんでした。

このような女性は、ご自身が結婚した際に、

自分の母が父にとっていたのと同じ態度を自分の夫にしてしまいます。

これは無意識です。

ですので、なかなか治らず、「歴史は繰り返される」

これが続いていくのですね。

けれども、娘さんの生年月日から命式をみていくと、いろいろなことが腑に落ちます。

娘さんは、小さい時に傷つきました。

自分をネタに母がお金儲けをした、と感じたのです。

でも、そこからショービジネス、出版の仕組みに興味をもちます。

おそらく将来はこのような実ビジネスの世界で、

ご自身の人生を生きていかれると思います。

親が作った環境で経験することが、子供の人生大成の役に立つのです。

娘さんはこのように少しまがった形でお母さんから遺産をうけとります。

遺産というと語弊がありますが、親が残してくれるものを、

素直にではなく、異なった方法で受け取るのです。

お母さんの愛も、娘さんの幸せも、相手が望む形ではないかもしれません。

でも、結果的にお母さんの愛は、娘さんの人生を助け

娘さんはお母さんへの憎悪をばねにして成功していく

そう考えると、お互い、相手を幸せにしているように思います。

その時は、すれ違いで、気持ちはストレートに伝わっていないかもしれません。

けれども、お互いがその人生をいきるために、必要な環境ができていくように思います。

 

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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