こんにちは、あなたの心に寄り添う不動産アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今日は、不動産の有効活用を考えてみたいと思います。

私は日米英の不動産鑑定士で、土地の有効活用や不動産の価値について、はぁ考えたら過去31年、この仕事をしています。

その時その時に応じて、私の有効活用に対する考え方も変わってきました。特に最近、ここ数年間、人のエネルギーや意識が現実(リアル)に影響している、これを考えています。

結論から言ってしまうと、自分がそこで何をしたいのか、どんな使い方をしたら、自分が1番ワクワクするのか、これを考えてみるのが1番の近道だと思います。

 

英語では、energy maximization ! エネルギーの最大化、あるいはMost exiting use! といえるかもしれません。

その場所で、その建物で、あなたは何をしたいのか?どんなふうにその建物が使われてたらワクワクするのか? その建物とどんなふうに自分が関わりたいのか?

これを考えてみることが、1番の近道だと思います。

例えば、あなたがピアノの先生だったとします。

親から相続する土地と建物、それは築40年位のとても古い木造2階建ての戸建て住宅だったとします。

そこで何をしたいですか?
どんなことをすれば、あなたはワクワクするでしょうか?

例えば、1階のほんの少しのスペースでもいいから、自分のグランドピアノを置いて、ピアノ教室をしたい、こんな風に思ったとしましょう。そうするとどのくらいのスペースが必要か、週末や休日には、ちょっとしたコンサートもやってみたい、それだったら、ある程度広めのところが必要かもしれない。。。1階のリビングとキッチンを使ったらどうだろうか?

こんなふうにアイデアが広がっていきます。そうすると、今ある二階のスペースは、ピアノ教室やコンサートには必要ないわけです。だからそこをどのように使えばいいか考えてみるわけです。

ただそのままでは、お金を生まないので、どうすればお金を生むか考えてみます。

二階の部分だけを、アパートとして使うのも良いでしょう。その場合には、二階の部分だけを賃貸にまわして、借り手がつくのか?考えてみるといいと思います。二階にはお風呂やトイレがないから…といって諦めてしまうのはもったいないです。

場合によっては配管をつけられることもありますし、簡易なユニットバスの据え付けも可能になることがあります。

単純に倉庫としてかしたり、場所が良ければ、事務所として使う人もいるかもしれません。四六時中その事務所を使わなくても、どこかしっかりした場所に登録した住所が欲しい、そういう方がいるかもしれません。住所のアドレス取得用に事務所を貸すというのも1つの手です。

 

こうして、まずスタートラインは、自分が何をしたいのか?自分のやりたい用途を探す。

ワクワクする使い方を探すということです。必ずしも自分が使う必要はありません。

託児所とか、子供に関するものとして使ってほしいなぁ、そんな思いがあったら託児所が実際にできるのかどうか、これを具体的に調べていけばいいわけです。

まず調べていただきたいのは、用途地域というものです。

都市計画法でここは住宅地なのか、それとも商業地なのか、このような地域指定をしています。

それはインターネットで簡単に調べることができますので、ご自身の住んでいる所、例えば豊島区なら豊島区、用途地域とインターネットで入れればネット上で簡単に調べることができます。

託児所ができるのか?これがわからなければ、直接役所に行って聞いてみるのも良いですし、電話で教えてくれる場合もあります。

指定された用途地域では、ピアノ教室ができない場合、託児所ができない場合、その時になって初めて、じゃあ次にワクワクする使い方とはなんだろうか?

これを考えてみるといいと思います。

何故かというと、不動産を有効活用したい、その思いの下には、その方の潜在意識に落とし込まれた、思い込みや、思い癖があるからです。

その思い込みや、思い癖とは、例えば

自分が人の役に立ちたい
自分が役に立つ人間だと認めて欲しい
自分の価値を認めて欲しい

このような潜在意識の奥には、当然ながら、次のような思いがあるわけです。

私は人の役に立てない
「私が人の役に立つ」これは認められない
私の価値は誰も認めてくれない

そうすると、潜在意識はこの潜在意識に落とし込まれた思いを実現するために、無意識のうちに行動しますので、何をやっても、どんなことを頑張っても、認められないという事実が実現されます。

例えば、Aさんが、すでにある土地と建物で、託児所をやろうとします。

ところが、この土地建物は、Aさんの持ち物ではなく、Aさんの妻の兄、すなわち義理の兄のBさんの持ち物だったとします。

これは、Bさんの持ち物を使って、自分の承認欲を満たそうという行為なので、相手から奪う行為になります。相手は、自分の土地を自由にする、その意思を奪われたと思いますし、Aさんがその機会を奪いに来る、と思うかもしれません。

そうすると、Bさんがいくら労力を費やして託児所の案を作って持っていったとしても、Bさんの労力やそこに投じたお金が奪われる(無駄になる)結果になります。

そもそも、人は皆、自分が持ってるものは自分の自由にしたいという欲求があります。自分の体も、自分の意思も、そして時間もです。この欲求があるので、他の人がBさんにどんな良い案を持ってこようとも、Bさんが「自分の欲求が邪魔された」と思った段階で聞く耳を持たなくなります。

ではどうすればいいかと言うと、相手の要求を無条件で受け入れてあげること、あるいは相手と一緒に幸せになろうという意思を見せることです。

Bさんと一緒に、託児所をやりたいと思うのか、Bさんと一緒に何か別の商売をそこでやりたいと思うのか?

相手と一緒に共存して、幸せになろうという意思があれば、それは相手に伝わります。

「自分1人でがんばってやることもできるけど、でもBさん、あなたと一緒にやってみたい」こう言われたら誰だって嬉しくなりませんか?

それは自分が相手の存在を認めて相手が必要だと思っているからです。

だからそれが、自分にも跳ね返って相手から必要とされるということが起こります。相手から自分の意見を認めてもらうという結果につながります。

偉い人がこう言っている、専門家がこう言っている、では効果はありません。

むしろ逆効果です。「専門家の人が、ここで託児所をやったら儲かるよ、だからやったほうがいいと言っている」これは逆効果です。Bさんの態度が余計、頑なになってしまいます。

自分がBさんの立場に立って考えてみてください。自分が気にいって、良かれと思ってやっていることを、他の人から、「専門家に聞いたら、そんなんじゃダメだと言ってるよ、損する前に私の言うことを聞いたらどう?というスタンスで忠告をされたらどうでしょうか?

私が、Bさんだとします。そうしたら、たまらなく嫌な気持ちになります。私が、「自分の持ち物を管理する能力がない、無能者のように扱われた」と思って腹立たしくなり、とってもとっても悲しくなります。

ましてや忠告をする人が、心の底から信頼していた人だったらどうでしょうか?自分の肉親や親友だとしたら、「こんなに自分がAさんのことを信頼してるのに、私に何も能力がないと言われているようで、悲しい、悔しい、寂しい」こんな風に私は思うでしょう。

そして大好きだったAさんとの間がどんどん離れていきます。

このAさんは、自分の1番の味方だと思っていたけど、そうじゃなかったんだ…と思ってしまいます。

そうすると今まで存在しなかった溝ができて、その溝がどんどん深くなっていくわけです。

 

実際Aさんはたくさんのお金をかけて、託児所プランをつくりました。

専門家の方が何人もAさんと話しました。

ある建築士の方は、いつまでたっても所有者のBさんとの話にならないので、この託児所プランからフェードアウトしました。

それでもAさんは、専門家を次々とこの物件につれてきては、プランを進めようとします。

BさんはAさんとの話にも応じません。

では、どうすれば良いのでしょうか? この義理の弟、Aさんは、何をすれば良いのでしょうか?

まず、ご自身の承認欲を見ていくことです。

自分の感情に寄り添って、自分の承認欲を自分で満たしてあげることが大切です。

そのためには、感情の解放などが有効になります。

感情の解放、承認欲、これに気づくには、1番最初に言ったように、どうすればその不動産で自分が幸せになれるのか?

自分が何にワクワクするのかを考えてみることです。

ワクワクするような用途が1つも浮かばない、それでもここの有効活用しなければならぬ、

と思っているとしたら、それはあなたの心の中の承認欲求ではないですか?

これに気づくために、どんな利用の仕方をしたら、自分が1番ワクワクして楽しめるのか?

自分が心躍るようなその土地の利用方法は何なのか?これをとことん考えてみることをお勧めします。

ブログで書けない具体的な不動産問題のノウハウもお話ししています。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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