こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

 

私が内地に住んでいた時は、今くらいの時期、

12月の最初になると、寒さが身に染みてきます。

なので「お鍋」が恋しくなりました。

沖縄も、今頃は、スーパーでは

お鍋の材料などが並び始めています。

でも、じゃあ、実際に鍋を家で作るか?

となると、なんとなく乗り気がしないです。

それは、ここ、沖縄では、

晴れた日は半袖一枚でも過ごせたり、

家でも、まだまだ暖房を

つけていないからだと思います。

キッチンでガスを使い、

ちょっとお料理をするだけで、

家の中が、充分暖かい感じがするわけです。

家の中が暖かいと、「鍋か・・・」と思うと、

ちょっと乗り気がしないですね。

沖縄で鍋が本当に美味しくなるのは、

もっと寒くなる2月くらいかなぁと思います。

 

さて、私は、先週は宮古島にいました。

弊社は、宮古島の中の、

伊良部島在住のカメラマンTsukiさんに、

宮古島の様々な写真を撮っていただき、

それを弊社のオリジナルカレンダーにしています。

このTsukiさんとは、1年に1回お会いするのですが、

今回は、宮古島の穴場のパワースポットを

たくさん教えてもらいました。

「地下ダム資料館」は、今回、

Tsukiさんに聞いた、お勧めスポットの一つです。

 

宮古島は、特殊な地殻変動があり、

島の支持岩盤は琉球石灰岩という

石灰の層になっています。

さらに宮古島には、川がないので、

島にふった雨は、大地にしみこみ、

この石灰岩の層を通じて濾過され、

海に流れていきます。

宮古島のような島では、昔は、飲料水等の

お水を確保することがとても大変でした。

ですので、このような

地下に濾過される水をプールのようにためて、

それを飲料水や生活用水、

そして農業用水に使おうというのが、

この「地下ダム」の発想です。

 

私も、世界中いろいろな国に行っています。

そして、その場その場で、

美術館や博物館を訪れていますが、

この「地下ダム資料館」ほど

面白かった博物館は無いのではないかな・・・?

と思うほど、面白かったです。

この地下ダム資料館で、

私が考えたこと、学んだことは

次の3つです。

 

1 水の大切さ、ありがたさ

2 循環ということ

3 世界の中の日本人の立ち位置

 

 

少しずつコメントしますね。

 

1 水の大切さ、ありがたさ

地下ダムができたのは昭和に入ってからでしょう。

展示してあった、昔の新聞記事などを見ると、

雨が降らなくて、農家が困っている、

ということが頻繁にあったようでした。

宮古島では至るところに井戸があり、

そして海岸には

島の石灰岩層からの湧水があります。

このような天然の真水があるので、

宮古島の海は、潮の匂いがきつくない、

そして、本当に海の水が澄んでいる、

と聞きました。

資料館で宮古島に広がる湧水を見て、

そして実際に新城海岸(あらぐすくかいがん)

に行ってみました。

ここは波打ち際に湧水がわいていて、

水が澄んでいます。

さらに、遠浅なので、シュノーケルの

ベストスポットとされているところです。

ラッシュガードや自分のシュノーケルマスク、

フィンも持っていきましたが、

その時はあまりの寒さに心がくじけてしまい、

海に入ってシュノーケルをするのを断念しました。

ですが、そのかわり、海岸沿いをずっと歩いて、

「ここが地下ダム博物館でいっていた、

湧水の場所だな」

というスポットをいくつか発見しました。

本当に砂の中から、

ふつふつと水が湧いてくるという感じです。

湧き水の水たまりに、少し手を入れてみると、

ほのかに暖かく、地中の熱で暖まったお水なのだな、

という気がしました。

 

宮古島には火山はありません。

ですが、かつて宮古島には、

地下をほって、掘り当てた温泉もあったようです。

ですので、地熱で水が暖かくなるというのも、

充分あり得る話だな、と思いました。

このように、湧いてくる水をみていると、

水がある事は本当にありがたいなと思いました。

最近、沖縄で断水のニュースがありました。

幸い、私の住んでいるところは、

影響はほとんどなかったのですが、

住んでいる場所によっては、

難儀(なんぎ)をした方もいたようです。

島に住む人にとって、

真水をどうやって確保するのか、

水をきれいに保つ工夫は、

本当に大切だと思いました。

 

2 循環ということ

こうして、宮古島の石灰岩層から湧き出た水が、

海に流れ、そして海水を漂い、

水蒸気になって雲を作り、雨を降らせます。

雨は田畑や農作物を潤し、地面に染み込み、

またこの石灰岩の地層を通して濾過されます。

水が形をかえ、場所をかえて、

大きく循環していくのです。

やはり我々、人間は、

この大きな循環の中の一部なのだなと感じました。

余談になりますが、算命学では、

循環を起こすことができる星(サイン)

というのがあります。

これを持っている方は、自分一人で

財や知識・経験を貯めておくのではなく、

それを周囲の人や環境に流す(共有する)ことで、

大きな循環を作らなければいけない

とされています。

この循環の星を持っている人が、自分で意識して、

もっているものを循環させようと行動をした時、

この方の宿命に合った生き方ができるので、

宇宙もこれに味方し、

ご自身も幸せを感じることができるようです。

合気道の山口先生は、

この「循環の星」を中心に持っている方です。

山口先生も頻繁に、

宇宙の法理法則は「循環」だから、

あらゆるものを回していかなければいけない

とおっしゃっています。

そうは言っても、わかっていても、

なかなか自分で積極的に循環はつくれません。

せっかく苦労して得たもの

(所有したもの)をなぜ、

わざわざ他人に流さなければいけないのか?

このような欲がでてくるのが人間です。

けれども、地下ダムを通じた、

大きな水の循環をみて、

湧き水にふれてみると、こうした、

自分の我執、こだわりをすてて、

循環をおこそう、という気持ちになります。

この「地下ダム資料館」に行くと、

大きな水の循環を少し体験できるような気がします。

 

3 世界の中の日本人の立ち位置

地下ダムについては、

近代テクノロジーの宝庫だと思います。

まず、地下の「探索」に

たくさんの技術が活用されています。

そして地下に堤防を作って、水を貯める「貯水」、

そして、さらにその貯めた水をポンプアップし、

生活・農業に使う「利水」

これにも多くの技術が投入されています。

地下ダムの、探索、貯水、利水、

これらの各部分は技術で支えられています。

そのそれぞれについて、日本の技術力が、

あますところなく生かされているようです。

 

私自身も、展示や動画を見ながら、

なるほど、探索、貯水、利水は、

このようにするのか!!

と技術の活用を、改めて学びました。

そして、地下ダム資料館の展示を見ながら、

しみじみと、

「こういう技術力は、

日本が世界一なのだろうなぁ」

と思いました。

それだからこそ、日本人はこのような技術を、

世界に提供していかなければ

いけないのじゃないかな??とも思いました。

 

素晴らしい技、テクノロジーを発明すると、

同時にその「使い方」について

考えなければいけません。

テクノロジー自体は素晴らしいのですが、

それがどのような用途に使われるか、

全くわからないわけです。

例えば、原子力というエネルギー一つをとっても、

爆弾に使われることもあれば、

発電に使われることもあるわけです。

テクノロジーを発明する側としてみると、

どのような用途で使うかを事前に決めて、

発明する事は難しいです。けれども、

技術が悪用されるリスクはあったとしても、

我々日本人は、このように愚直に、

人々の幸せを考えて、一歩一歩、

テクノロジーの進化を進めていく、

そうしなければいけないのではないか、

と思いました。

 

私自身、自分の行動をふりかえってみると、

一足飛びにゴールを夢見たり、

過程をないがしろにする

ところがあるように思います。

今回、「地下ダム資料館」をみて

あらためて、地道に努力する大切さを思いました。

時間はかかるかもしれないけれども、

少しずつ一歩ずつ、人々が信頼できる、

そして世の中の役に立つ技術を作っていく。

ここに日本人の良さが出てくるように思います。

 

そして、日本人が、

「他によかれし」という気持ちを持って、

技術開発を続ける限り、

日本人は「大いなるもの」から、

祝福されつづけるのではないかな、

と思いました。

 

この「地下ダム資料館」

不動産や農業、土木に関係がある人は

もちろんのこと、そうでない方も、

とても楽しめると思います。

宮古島にいったらぜひ訪れてみてください。

 

湧き水の写真はこちら!

https://www.facebook.com/yuko.tomizuka/posts/pfbid02Dy3NS1iAgcQzZCHq6B31HkFgccsFVqR9pCZXSsdp4jJZcEgAH2d2zCBuKCBbPU7nl

 

地下ダム資料館

https://myakuzumi.com/5332/

 

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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