こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、標記のテーマと関連して、

稲盛氏が「京セラフィロソフィ」の中で

次のようにお話をされています。

稲盛氏のお言葉は「」で引用させていただいています。

 

「社用車の目的とは何なのか。世間では、

『専務だから』あるいは『副社長だから』当然の権利だ、

という解釈なのだろうと思います。

しかし、そうではないのです。本来は、

『この人は会社にとって重要な人物で、

出退勤時であろうと仕事のことを

真剣に考えてもらうために車を出している』

ということなのです。

一般に、サラリーマン経営者の場合は、

会社の車がつき始めると、送り迎えの車がついた

ということがもうステータスになるわけです。

大変名誉なことだと本人も喜ぶし、また奥さんも喜びます。

そして、たまには奥さんもプライベートで

その車を使ったりするようになります。

これも一種の役得だと考えているわけです。」

 

 

ここでは、稲盛氏は、会社の役員の例をあげています。

一般的に、スタッフは、

次のような思いや意識があると、公私混同して、

会社の公の財産を自分のものにしようとします。

 

1.  認められない不満

2.  ( 労働力を ) を奪われている意識

3.  将来がない ( 失望 )

 

1つずつ説明します。

 

1.  認められない不満

「その(官庁出身の)役員が

『帰ろうと思ったのに俺の車がないじゃないか、

誰が乗っていったのだ』と言うと

『営業部長が使っています』という答えが返ってくる。

それを聞いた役員は、

『営業部長ごときが俺の車を使った』

ともの凄い剣幕で怒鳴りだしたのです。」

→ このような方は、自分は力があるのに

認められていないと不満を抱いているのです。

そうしますと、自分はこれだけ認められても良いはずだと、

勝手に会社の中のルールを自分の都合の良いように解釈し、

自分に対して自分で報酬を与えようとします。

このような行動を起こさせないためにも、

自分が重要な存在であると、スタッフさんが常に

実感できる環境が必要なのだと思いました。

自分は必要とされている、と思うと、

謙虚な気持ちも、他に対する思いやりも

湧いてくるのだと思います。

 

 

2.  ( 労働力を ) を奪われている意識

「『君も私と一緒になって会社の経営を考えてくれ。

私一人で経営をやっていくのは不安だから、

君の知恵も貸してくれ』

と言って経営への参加を求めた場合ですと、

『社長は私をそんなに買ってくれているのか』

となって、

『それならば、自分もこの会社がうまくいくために

一生懸命に考えよう』

となります。そのようにして、

『考えてやろう』

と思った瞬間から積極性がでてきます。」

→ これの反対が、働かされている意識です。

自分の労働力はとても貴重で尊いのに、

こんな社長のために、こんな仲間のために、

こんな会社のために貴重な労働力が消耗されている、

こう思ったときに、人は、

自分が失ったものを取り戻そうとします。

自分の本意ではないのに、

自分の労働力が奪われてしまった。

そう考えた途端、人は、奪われた物を奪い返そうとします。

これが公私混同につながっていくわけです。

ですので、働かされているという意識を持たないように、

スタッフさん自らが、

ここは考えてやろう、力を出してやろう、

と思ってくれるような環境に持っていくことが大切です。

 

3.  将来がない ( 失望 )

「・・・・さらに不安が募ります。

そのように頼りない会社だったため、私は

『こんな会社、なるべく早く辞めて、

もっとマシな会社行こう』

とばかり考えていました。

…そのような状況のもと、私は不満を抱えながらも、

私は、黙々と働いていました。」

→ 稲盛氏が、素直でとても素晴らしいリーダーである

という事は、このようなエピソードで見ることができます。

この会社に将来がないと思ったら、

「もらえるものはなるべく多くもらって、早くやめよう」

このように思うのが人間です。

「もう、ここに長居は無用、自分が奪われたものを

取り返せば良い、今まで散々こき使われたのだから、

せめて何かを取り返してやる」

このような思いがあるので、

人は公私混同に走るのだと思います。

そして、さらに会社から貴重な財産を

奪っていくということになります。

よく、従業員が、お客さんやスタッフを

丸ごともっていって、独立した、

という話も聞きますが、その根底には、

このような不満があるのではないかと思います。

京セラの成長期に、稲盛氏は、

現状のビジネスだけでは不安だから、

ビジネスを拡大していった、

拡大すると人が増えるので、その増えた人たちを

何とか食べさせなければならないと思って、

さらに事業を拡大していく、

このような思いだったとおっしゃっていました。

 

 

さて、まとめますと、

公私混同を大元から、断ち切るには、

スタッフさんの『認められたい』

という思いを理解し、奪われているのではなく、

与えられているのだと思ってもらえるようにし、

将来の明るい、成長している会社にしていくこと、

このようなことが大切だと思います。

 

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 こちらのブログの内容は、メルマガで配信しています。
 メルマガをご希望の方は、下記リンク より お申し込みください。

 

 

 

不動産についてのお役立ち情報を、動画で配信しています。

不動産の初心者の方にわかりやすく、基本的な内容を説明しています。

皆様からのご質問も受け付けています。

友だち追加

tomizukayuko07

@462ctofn

 

 

ユキーナ・サントス(富塚祐子)の自己紹介は こちら

不動産・投資・国際経済情報をお伝えしています、弊社メルマガお申込みは こちら

経営者・管理職・グローバルビジネスパーソンを目指す方に、経営の要諦・日本のビジネスフィロソフィを日英でお伝えしています。フィロソフィメルマガお申込みは こちら

女性のキャリア・恋愛・婚活・潜在意識など女性のお役立ち情報をタイムリーに伝えます。「UMIで幸せに!女性のお悩みスッキリ解決メルマガ」のお申込みは こちら

まずはお気軽にお問い合わせください。 カウンセリング はこちら