こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、標記のテーマと関連して、

稲盛氏が「京セラフィロソフィ」の中で

次のようにお話をされています。

稲盛氏のお言葉は「」で引用させていただいています。

 

「会社というのは人間の集合体ですから、

人の悪口を言うのはあまり良いことではないと

わかっていても自分の正当性を主張するために、

また自分が良い格好をしたいがために、上司の悪口を

言って足を引っ張ろうとする人間もいるわけです。

時には不正も何もしてないのに根も葉もない

噂をばらまいて人を陥れようとする、

とんでもない人間も出てきます。

世間には善良な人ばかりというわけではなく、

中にはそのような悪質な人間もいるのです。

だからこそ『人のことを悪く言ってかえって

自分の人格が疑われては大変だ』と考えるような

雰囲気が我々の会社には、どうしてもあるわけです。

そのために、社内で不正に気が付いても、

なかなかそれを指摘できないのです。」

 

これはなかなか難しいのですが、

稲盛氏はこのような不正を防止するには、

次の三つが大切だと指摘しています。

 

1. 根拠のない誹謗中傷は一切許さない社風

2. 末端のスタッフの意見に耳を傾ける社風

3. 隠し事や嘘のない職場

 

一つずつ説明します。

 

1. 根拠のない誹謗中傷は一切許さない

「では、そうした指摘が真っ当なものなのか、

それとも単に人を陥れるための悪口に過ぎないのかを

見極める方法はあるのでしょうか。

それには例えば下っ端の人間が上司の不正を

指摘している場合、それがただ単に個人的な

非難や中傷にすぎないものなのか、それとも、

一社員として建設的な意見を述べているのかを

見ればいいのです。つまり

『あの部長はけしからん』とただ誹謗するのではなく、

『○○さんはこういうことをやっておられますが、

あれは我が社にとって問題なのではないでしょうか?

ぜひ正していただきたいと思います』

と建設的な提言として発言しているのであれば、

それは聞き入れるべきだということです。」

→ SNS等が発達して、

良いこともたくさんありますが、悪いことは、

自分の素性があきらかにならないことをこれ幸いと、

ひどい誹謗中傷をする人がいる、ということです。

また、面白いからということで、

社内の情報を動画で撮って流したり、

真実ではない情報を拡散する人もいます。

このようなことには、厳しく対処する、

という姿勢が必要だと思います。

もちろん誹謗中傷に対しては、

指摘する前に十分に調査することが必要ですし、

いわゆる冤罪のようなことはいけないです。

ですが、人間としてどうか?という行動には、

厳しい対処が必要だと思います。

 

2. 末端のスタッフの意見に耳を傾ける社風

「本当に不正や矛盾があったときに

建設的な観点でそれを指摘しているのであれば、

どんなに末端の人間が言おうと

その意見は歓迎すべきであり、

上司もそれに対しては聞く耳を持つ。。。。

このような雰囲気を、ぜひ会社の中に

作っていただきたいと思います。」

→ 特に昭和の時代は、上司が言うことは絶対であり、

若い新人が何かいっても、

「何もわかっていないのに黙っておけ」

という風潮がありました。

最近は特に人手不足で、若い人がすぐに辞めてしまうので、

「若い人に小言をいわない」という風潮になっています。

ですので、会社が積極的に若者の意見を聞くような

社風になっているところが多いです。

ですが、逆に若者を叱ることに躊躇したり、

若者が不正に似たことをしても放っておく風潮もあります。

会社の事業の目的と意義を明確にし、

誰もが不正に敏感になる社風が必要です。

 

3. 隠し事や嘘のない職場

「また社内で不正とまでは言わないにしても、

少しおかしいのではないかと思われるような問題が起きる。

そのことに気が付いても、上司に

『あの社員の素行がおかしい』

と言えば告げ口になってしまうわけです。

『あいつはいい格好をしようとして告げ口をした』

と周りから思われては大変だと考え、

おかしいとは思いながらも見て見ぬふりをしてしまう。

そのために、問題がこじれて相当大きくならない限り、

トップにまで伝わってこないのです。」

トップ自らが嘘をつかない姿勢が大切です。

本当は自分がうっかりわすれたくせに、

○○がでてこなかったものですから・・・

○○様にご迷惑になると思いまして・・・

ご連絡が遅れました。

などと、もっともらしい言い訳をする。

 

聞く人がきけば、これは嘘だな、

言い訳だな、とばれてしまいます。

それでも、このように取り繕う

ところをスタッフさんがみていると、

自分もこのように嘘をついてもいい、

と思うようになります。

私のもとの上司はオランダ人でしたが、

「嘘はよくない」と、

言い訳や方便を考えることをしませんでした。

別の予定がある、といってうまく断ればいいのに。。。

と思いましたが、断らず、

この上司にとってあまり意味がない、

どちらかというと面白くない食事会に参加していました。

これは仕事の上での信頼関係を築くために、

とても重要なことです。

どの国の人でも、堂々と嘘をついてはばからない人は、

遅かれ早かれ、人が離れていき、

同類の人( 嘘つき )しか残されません。

お互い、嘘をつき、ごまかすようになります。

とても重要なことですが、

嘘をつかず、正直でいる、

ということがとても大切です。

 

 

さて、まとめますと、

フェアプレイ精神を貫き、

不正をださないようにするには、

悪意のある誹謗中傷には厳しい処分をし、

特に若年層の意見に耳を傾け、

嘘をきらう企業風土をつくりあげることです。

このようにすることで、

真の企業価値ができてくると思います。

難しいことですが、自分から、

まずは嘘をつかないようにしようと思います。

 

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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