こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、標記のテーマと関連して、

稲盛氏が「京セラフィロソフィ」の中で

次のようにお話をされています。

稲盛氏のお言葉は「」で引用させていただいています。

 

「そのような過密スケジュールの場合、

今、話していた内容がそのまま頭の中に残ったままだと、

次の人と会って話をする時になかなか

頭を切り替えられず効率が良くありません。

ですから私は、次の人と会う前に、今話していた内容を

頭の中から全部消してしまうようにしています。

そして次の話を真剣に聞き、結論を出しては、

また頭の中を真っ白にし、次の人に会う、

というような離れ技にも等しいことを毎日行っています。

そんなことを朝から夕方までやっていれば、

もうクタクタになってしまいます。

運動しているわけでもないのに、

考えているだけで疲れはててしまうのです。

そのそれぐらい考えるということは

大変なエネルギーを消耗するわけです。。。。

あるときから、私は廊下で簡単に相談に乗る

ということを一切やめました。そして

『相談事なら私の部屋でも事務所の隅っこでもいいから

とにかく集中できるところで聞こう』といっています。

つまり話を聞くときは、すべての意識を

集中させなければならない。

何かのついでにちょっと話を聞いて軽く判断を下す、

ということは決してしてはならないのです。

これは、会社の規模に関係なく経営者にとって必要な姿勢です。

今からでも遅くはありませんから、この『有意注意』を

習慣づけるということを心がけるようにしてください。

そうすれば判断力が必ず研ぎ澄まされてくるはずです。」

 

時間がなくても、

リーダーが有意注意で判断を行うために、

次のようなことが必要だと思います。

 

1. 自分が相手になりきって考える

2. カラーで見えてくるようにイメージする

3. 登場人物の人間を読む

 

一つずつ説明します。

 

1. 自分が相手になりきって考える

「(お客様の話が駆け引きなのか、真実なのか?)

そう考え、私は交渉の状況を部下に再現させました。

『私はこう言いました、すると、

向こうはこう返しました』と、

リアルに再現してもらうことによって、

自分は現場にいなかったけれども、

相手の真意を見抜くための手がかりを

少しでも得ようと苦心したものです。」

→ 稲盛氏は、経営者は心理学者でなければならない

ともおっしゃいます。

この情報をこのような表現方法で、表現することで、

相手は自分に何を伝えようとしているのか?

これを考え、感じることが大切です。

例えば、苦労話をたくさんするスタッフさんは、

その苦労話の裏に、

「自分を認めてほしい」と思っていたり、

「これだけ成果をあげたから、今回の仕事が失敗でも

許してほしい(失敗したら不安)」

と思っていたりします。

相手の立場にたって、この情報を伝えることで、

相手は究極的には自分に何を伝えようとしているのか、

これを把握することが大切だと思いました。

 

2. カラーで見えてくるようにイメージする

「自分で研究開発を手がけているわけでもないのに、

頭の中で繰り返し、繰り返しシミュレーションを

行うことによって、完成品の姿が克明に見えてくる。

それが『見えてくるまで考える』ということなのですが、

『白黒』で見える程度では、まだ不十分であり、

『カラー』でありありと見えてこなければ

考えぬいたことにはなりません。」

→ スタッフさんの話を聞き、

その情景・問題の現場、問題のシーンなどを

ありありとカラーでイメージするようにする。

こうした想像力の力をかりて、

相手の話の内容に真剣に集中していく、

このような取り組みも有効だと思います。

人間はドラマや映画などを見ているときは、

リラックスしているけれども集中している状態になります。

スタッフさんとの仕事の話の中でも、

このような集中している状態は作り出せると思います。

それは、相手の話をまるでドラマや映画の

一シーンとしてとらえるので、

有意注意で判断を行うことが可能になります。

 

3. 登場人物の人間を読む

「。。。そのおじさんは、こんなことも言っていました。

あるとき、自分が仕事もせずに遊んでいることを

正当化するために『隣のばかは起きて働く』

といいだしたのです。

『おれは賢いから寝ていても構わないが、

隣の人間はばかだから、起きて働くのだ。』

つまり、頭のよくない人間は、人が寝ている間でも

起きて働かなければならない、と軽蔑したわけです。」

→ 稲盛氏は、有名大学を出て優秀な人のこのような

頭や知性に関するうぬぼれを見抜きます。

この話にでてくるおじさんは、

頭の良し悪しにコンプレックスをもち、

ひねくれたものの見方をしているわけです。

おそらく、このおじさんは、

自分が見下されたらどうしようという恐怖や

不安を持っているのかもしれません。

コンプレックスは執着となって人が発する言葉に現れます。

リーダーは、人の話を真剣に聞き、

その登場人物の心の底をじっと、

フラットな目線でみていかなければいけないと思います。

こうすることで、相手の話をじっと聞き、

あらゆることを有意注意で判断することが

できるようになるのではないか、と思います。

 

 

さて、まとめますと、

有意注意の判断は、

相手の立場にたって考え、

問題点などをカラーでイメージし、

その話の中にでてくる人物すべての心を

読むように聞いていく。

このような過程を経て、

身に着けられるように思います。

私は、まだまだできていませんが、

トレーニングをしていこうと思います。

 

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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