収益改善のマジック―経営問答「収益向上せぬまま拡大は危険」２

こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、標記のテーマで、稲盛氏が次のように経営の要諦をお話されています。

稲盛氏のお言葉は「」で引用させていただいています。

 

「質問：収益性をあげ、財務を改善するための方策は？」

「回答：尋常ではない努力と創意工夫で『売上を最大に経費を最小に』を実現し、

サービスの質を落とさず、利益を蓄積する。」

 

ここでは稲盛氏が、利益があがる体質にする秘訣をお話されています。

そのポイントは次の三つです。

 

 

ひとつづつ説明します。

 

１　経費を徹底的にさげる

「私は創業後まもなく松下幸之助さんから『ダム式経営』のお話を伺い、

なんとか会社に蓄えを作ろうという強い意志を持って

経営していくことの重要さに気づかされました。

土俵際に追い詰められてから勝負に出るのではなくて、

まだ、土俵までの余裕があるうちに背水の陣を敷いて、

採算の向上に日夜努めてきました。

今あなたがやるべきことは、まず収益を上げることです。

『売上を最大に経費を最小に』を実現していかなければなりません。」

 

→スタッフさん全員に会社の財務状況を理解してもらわないといけないと思います。

そして、代表自ら頭を下げて、スタッフさん一人一人に

心からお願いすることが必要だと思います。

さらに、トップ自ら「爪の先に火をともすような」節約が必要だと思います。

それでは、自分はこのように、土俵の真ん中で相撲をとるために、

努力をしているかといわれると、そうでないと思います。

自らを謙虚に戒めて、質素・倹約を旨としようと思います。

 

2 サービスの質を維持する　

「しかし、経費を最小にしてサービスが悪くなり、

料理もまずくなってしまい、お客が離れてしまった

というのでは意味がありません。

現在の建物で、料理やサービスを素晴らしいものにしながら、

コストをどこよりも下げるということです。

それには尋常ではない努力と創意工夫が必要になります。」

 

→全員で営業、全員でコストを下げる、全員でサービスする、

このようなことをスタッフさんに協力していただかなければいけないと思いました。

スタッフさん一人一人が、サービスを受ける側にまわり、

お客様は、どのようなサービスに感動するのか？

どうすればお客様の心をとらえることができるのか？

どうすればリピーターになっていただけるのか？

これを考え抜き、創意工夫を重ねることが必要だと思いました。

 

３　利益を貯める

「旅館やホテル用のコンクリートの建物は30年も経ったら老朽化が進むわけで、

本当はその時点では減価償却がほとんど終わりかかっていなければなりません。

水回りや空調設備の老朽化の問題もおっしゃいましたが、

こういったものはすぐにダメになるわけで、

建物本体とは別にして十年くらいで償却していくべきものです。

定率法で償却していればすでに償却負担はもうないに等しく、

その分、充分な収益が上がり、将来の投資のために

内部留保が溜まってなければならないのです。

せめて売上の一割くらいの利益が出て、

それを内部留保をして蓄積していくことが必要だったのです。」

 

→税金を払いたくない、儲けてはいけない、

という思いが潜在意識に入っていると、

こうした利益をあげることができなくなります。

弊社の実績を考え、深く反省しています。

潜在意識に透徹するほど強く、

かならず１０％以上の利益を積み上げる、

と思わなければならないと思いました。

 

 

さて、まとめますと、収益構造を変えていくには、

これが大切だと思いました。

 

 

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今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

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