こんにちは、
今日は、サイズにこだわる人について考えてみたいと思います。
なんだか、意味深なタイトルになってしまいました。サイズが大きくないとダメ、と言うと妄想が膨らんでしまうかもしれませんね。
サイズについてはビジネス、仕事、キャリアについて考えてみたいと思います。
小さなことに慣れていて次第に大きなことができるようになると、大きなものにしか目が向かなくなります。
そうすると小さなことがばかばかしくなるのですね。
けれども、全く新しい分野に入っていくのなら、それはセオリー通り、小さなことから始めていく、これが王道だと思うのです。
不動産の例でお話ししますね。
不動産の取引などで長いキャリアを積んでいくと、大きな物件「しか」やりたくなくなります。自分は巨大な物件を動かすことができるのに、小さな物件をちまちまやってるのがとても馬鹿らしくなります。
同じエネルギーであれば、大きなものに投入したほうがいいだろう、こういう考え方になります。
それはそれで、もちろん正しいと思います。そして私もこういうやり方を取ります。
けれども、新しい国、新しいマーケット、新しいカテゴリ(分野) であれば、そこは自分のこれまでの知見を捨てて、まずは小さなことから積み上げ、学んでいく姿勢が大切かなと思います。
いきなり大きなものばかりを求めていたら、物事の本質が分かりません。
そのマーケットで重要なこと、何が大切なのか、これがわからなくなります。
まずは小さなものを着実に仕上げ、そこから学び、それを生かして大きなものに取り組む、この姿勢が大切だと思うのですね。
けれども、自分がこれまでやってきたことで大きなものに慣れていると、感覚が麻痺します。
大きなものでないといわゆるワクワク感やエクスタシーを感じなくなります。
そうすると、小さなことを仕上げてきっちり学ぶ、この姿勢がなくなってしまうのですね。
その市場に慣れていない人、その市場やそのカテゴリー分類で実績を上げていない人は誰も仕事をしたいと思わないわけです。多分そこで、ギャップが出てくるのではないかと思います。
そうするとそこで大きなディールをしようという思いはあっても、なかなか成果に結びつかないことになります。
お客さんが何を求めていて、どうすればそのニーズに応えることができるのか?ここへの感度が弱くなります。お客さんのニーズを敏感にキャッチして、自分がフレキシブルに変わる、これができなくなります。
最近、私の周りの方を見ていて、そのように思いました。
そしてこれは、自分そのままかもしれません。相手を通して私は自分自身を見ているのだと思います。
「なんで私がこんなものをやらなきゃいけないの?」、そんな思いがあったら小さな事からきっちりと仕上げていくことが難しいわけです。
どれだけサイズに魅力を感じても、そこに行くまでの過程が大切で、一つ一つのプロセスは省略できないのかな、と思います。
もちろん外で学んでいる経験と知識があるので、全く1からそこで始める、ということではないと思います。
例えば新しく日本の市場で不動産の取引をしようと思う、その時には、不動産の取引が基本的な流れ、これは充分わかっているわけです。そして日本独特の習慣ややり方、考え方、これを小さなもので学ぶようにすればいい、こんなマインドが持てるかどうかだと思います。
学びの時間がとても短く効率的にできると思います。
けれどもその小さなことからコツコツ積み上げる、その学びの時間は、何か新しいことをするのであれば必要なのかなと思うのです。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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