こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。
例年、沖縄の7月は
雨も少なくて、とっても暑いです。
けれども、今年は台風が近づいていることもあり、
比較的、雨が多い7月になっています。
今年は梅雨が早く開けたので、
水不足も心配でしたが、
この調子だと水不足は大丈夫そうですね。
あと心配なのは台風です。
7月、8月と、私は何回か
内地(ないち)に行くことを予定しています。
出発や帰ってくるときに、台風に出会うと
すべての予定が全て狂ってしまうので、
何とか台風を避けたいなと思っています。
さてさて、話題になっている映画「国宝」、
皆さんはこれをご覧になりましたか?
歌舞伎で人間国宝になった女形役者の話です。
役者さんが1年近い特訓で、
あれだけ見事な歌舞伎の演技ができるのか?
この映画をご覧になった方は、
皆さん、このようにおっしゃっていました。
私も、このような前評判が気になって、
この映画「国宝」を見てみました。
この「国宝」のレビューは
別の機会にさせていただくとして、
今日は、皆さんが気になっている (と思われる)
選挙や政治の話と絡めて、
歌舞伎とのつながりをお話ししたいと思います。
今回の話は、
私の大学の時の記憶をたどってお話ししてるので、
事実と違っているところ、
間違って認識してることがあるかもしれません。
ご容赦ください。
私は学習院大学の法学部で学び、
「西洋法制史」という授業をとっていました。
この西洋法制史の先生、
林深山(はやしひろし)先生は
学問だけではなく、
「世の中の仕組み」や「生き方」を
教えてくれる素晴らしい先生でした。
ご自身は東京帝国大学(今の東大)法学部で学び、
その後イギリス
(たぶんケンブリッジがオックスフォードでしょう)
に留学しています。
選挙や政治と関連して、
ご自身の大学の時の話もよくしてくれました。
以下、林先生のお話を引用します。
私が大学の時、宮沢先生から憲法を習いました。
宮沢先生は大変、博学な方で、
選挙や政治に関して、講義の中で、
次のようにおっしゃいました。
『諸君、いずれを見るも山河育ちである。。。。』
今は、このセリフを聞いても、
皆さんご存じないでしょう。
これは、歌舞伎の
「寺子屋」の冒頭のセリフです。
僕たちの頃と、
諸君の頃とでは「遊び」が違います。
僕たちの頃は、朝8時半から夕方の5時まで、
びっしり講義があり、それが終わって、
さぁ、遊びに行こうというと、
見に行くのは「歌舞伎」です。
この「寺子屋」というのは、
『菅原伝授手習鑑
(すがわらでんじゅてならいかがみ)』
の五段目にあたる場面です。
主人公は、
学問の神様・菅原道真(演目では、菅丞相)で、
菅丞相が冤罪で流罪となり、
都に残された息子・菅秀才(かんしゅうさい)
を守るために、
家来や庶民が、命をかけて動くわけです。
家来の武部源蔵とその妻は寺子屋を営んでいて、
源蔵夫妻は、流罪となった
菅丞相の息子・秀才を密かにかくまっています。
けれども、政敵である藤原時平が
その子(秀才)の首を狙っています。
幕府の役人が
「菅丞相の息子の首を差し出せ」
と命じてきます。
源蔵は、なんと、
別の子供の首を差し出そうと考えるわけです。
寺子屋に戻ってきて、そこにいる子供たちを見て、
この冒頭のセリフ
「いずれを見るも山河育ち」
(どの子どもを見ても、
山や川に囲まれて育った子たちばかり)
というのです。
(菅原道真の息子の)秀才のように
賢く利発な子供ではない、どうしようか・・・
と悩むわけですね。
我々学生は、歌舞伎を見ていますから、
この場面がよくわかるわけですね。
ですから、ここで宮沢先生がおっしゃった
言葉の意味もよくわかります。
宮澤先生は、おそらく
こう伝えたかったのだと思います。
どの政治家を選んだとしても、
山河育ちであり、(知性も教養も高くないので)
悪い事は必ずするだろう。
けれども、だからといって、
選挙に行かないのは良くない。
選挙に行って、その悪いことをする程度や
度合いが最も少ないと思われる人、
このような人を必ず選ぶように・・・
宮澤先生はこのような意味を込めて、
我々学生に伝えられました。
ですので、私も諸君に、
この「いずれを見るも、山河育ち」
というセリフを伝えます。
林先生のエピソードここまで
林先生がおっしゃっていた内容は
このような内容だと思います。
林先生が講座を受けたのは、
おそらく戦後まもなくのこと
だったかもしれません。
その当時から、
後世に残る著名な憲法学者の先生が、
このように生徒に伝えていたという事は、
昔も今も、
「政治家の質がそれほど変わらない」
ということかもしれません。
人は権力を欲しがります。
権力を裏付けるものは、
残念ながら、お金と武力です。
今は、ほとんどの武力を、
お金で買うことができます。
世界がこれほど変化していて、
そして日本にも同じように
汚職などが蔓延しています。
でも、その中で、我々国民は、
政治家を選ばなければいけません。
政治の世界は汚れている、
だからといって、
選挙に行かないのではなく、
最も悪いことをしなさそうな人を選ぶ、これも、
我々がとる選択肢の一つではないかと思います。
このような宮澤先生のエピソードは、
私が30年前に聞いた内容ですので、
今の時代、AIやネットで検索しても
ほとんど出てこないでしょう。
だから、こうして皆さんに
メルマガを通して伝えたい、と思いました。
歌舞伎の一場面を通じて、
選挙と政治の考え方について、
お伝えしました。
Wikipediaから引っ張った、
宮澤先生の概略はこちら
宮澤 俊義
(みやざわ としよし、
1899年〈明治32年〉3月6日 –
1976年〈昭和51年〉9月4日 )は、
日本の法学者。
専攻は憲法。東京大学名誉教授。
立教大学法学部元教授。
貴族院議員。
日本野球機構(プロ野球)コミッショナー。
日本国憲法の制定に寄与し、
憲法学の権威と謳われた。
美濃部達吉門下。
弟子に佐藤功、高柳信一、
小嶋和司、芦部信喜、深瀬忠一など。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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