こんにちは、
今日は、皆さんのお悩み解決策についてお話しします。
さらに言うと、色々と悩んで、海外はどうなんだろうと解決策を求めてみたけど、その必要なかった。答えは日本にあった。これについてお話をしてみたいと思います。
主な分野これです。
1 ビジネス、成功の哲学
2 SDGs、サスティナビリティ
3 格闘技
4 アート(芸術)
1つずつ説明します。
1 ビジネス、成功の哲学
私は19歳の時から、不動産の勉強を始めました。
日本でいろいろと資格を取ったのは、20代の中頃までです。日本の中で、色々と勉強し尽くしてしまうと、海外はどうなっているんだろうなと思いました。そして海外の資格取得、海外での勉強を思い立ちます。
海外のビジネスの仕組みを学びに、MBAを取得しようと思ったわけです。
海外に行ってビジネスのストラテジー(戦略戦術)を学びました。
日本に戻ってきて、外資系企業に勤めました。そこには、日本事業にはない良さがありましたが、これがビジネスと人生の成功の鍵か?といわれると違うだろうと言わざるを得ませんでした。
外資系企業では、一部の株主と経営のトップは莫大なお金をもらうかもしれません。
それでも、そういう会社が素晴らしい会社であり、ビジネスの王道か?といわれると違うのではないかと思ったのです。
私の元上司(イギリス人)が私が彼の家を訪れた際に話してくれました。10年近く前に引退し、イギリスの田園地域、ダウントンアビーに出てきそうなお屋敷に住んでいます。
「ユウコ、銀行に勤めていた時、周りの同僚は、本当は嫌な奴ばかりだったよ・・・」
これは、この上司の本音だなと思いました。
人生とは、人の幸せとは?と考えたとき、外資系での競争・生き馬の目の抜くような世界がはたしていいのか?と思ってしまうのです。
ここには、ビジネスだけでなく、自分の人生をいかに素晴らしくするか?という哲学の一番中心の部分が描かれています。
そして、この経営哲学に沿って稲盛氏が作り上げた会社はどれも世界のトップ企業になっています。稲盛氏の人生を見てみても、京セラを立ち上げ、KDDIを立ち上げ、そして日本政府から要請を受けてJALを復興させ、そして自分の経営哲学を中小企業の経営者に布教してるわけです。
「我が人生に悔いなし」というほど、充実して素晴らしい人生だと思います。とても幸せに満ちていると思います。
私が自分でビジネスを始めたのは、5年位前ですが、MBAで学んだ知識やノウハウはほとんど使いませんでした。
それよりも、稲盛氏の経営哲学を学んで、そこから自分で考えて行動するようになりました。そして、少しづつ、お仕事のご縁ができていったように思います。
そう考えると、答えは海外ではなく日本にすでにあったわけです。
世界を支配しているのが欧米の企業であり、そのやり方が素晴らしそうに見える、というだけで、本質においては、日本の経営哲学の方が素晴らしかったのです。
2 SDGs、サスティナビリティ
私はファミリービジネスなどのお手伝いもさせていただいてます。
永続する家業とはどのようなものか?これを皆さんと一緒に勉強しています。
この、永続する企業の秘訣や、どうやって世代交代をするか?
このヒントも、実は日本にあります。世界で1番長く続いている企業は日本にあります。
もしあなたが、自分が作った会社を、未来永劫、自分の子孫に残したい、このように思ったとします。
この目標がいいのかどうかは別として、子孫に残すにはどうしたらいいのか、この秘訣や鍵は、日本の長く続いている企業にあります。
そして、こうして長く続いてる企業の言うことと、稲盛さんがおっしゃる事は、ほぼ似ています。
人間として正しいことをする、こんな姿勢が永続する秘訣だったりします。
企業の永続性に限らず、環境を守る、リサイクルする、これも日本の昔からの知恵は優れているように思います。
そうすると、これも、答えやヒントを海外に求めるのではなく、実は日本にあったということになります。
3 格闘技
古くから、レスリングやフェンシングなどの格闘技が、洋の東西を問わずありました。
日本で生まれた柔道、空手、剣道、合気道などは、今は世界に知られています。エンタメとしては、ボクシング、レスリングなどの方が、聴衆の人数なども多いかと思います。
私は、ちょうど10年前に、合気道を始めました。ブラジル人の夫がブラジリアン柔術を学んでいます。柔術はもともと日本人が広めた柔道をブラジル人が発展させたものです。
これも、いかに相手よりも強くなるのか?これがテーマです。でも強さを求めていたら、答えはありません。永遠に相手に勝ち続ける、そのための答えは日本にあります。
それは、合気道です。合気道は、相手と争うことをしません。相手と和することに意識を向けます。負けるが勝ち、といいますが、争いの世界をいち早く降りて、和の世界にいきること、これが永遠の勝利につながります。
仏教では、魂がとどまる世界がいくつか分かれています。下から、地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界となります。そして、修羅界の上が「人」となります。修羅界とは、生き物が闘いと殺し合いに明け暮れる世界です。
つまり、相手よりもいかに自分が強いか?これだけにすべての価値がある世界です。殺し合いの世界(覇道)よりも「人」の方がレベルが高いわけです。
私は、世界のすべての格闘技を見たわけでありません。
けれども、戦いに意味を見出さず、和を持って相手との関係性を作り出す、この武道は合気道だけです。
合気道は、動く禅(動禅)と言われています。合気道の精神性(哲学)は実際に自分が体験して実践することができるのです。
どうすれば、より相手より強くなれるのか?覇道の戦いの答えは、戦いの中にはありません。そこから1つ段階を上がったところにあるのです。この段階を上がるためには、海外をみてはいけません。海外には答えはないのです。海外を見るのではなく日本の武道を見つめ直すことになります。
4 アート(芸術)
私は、海外に行った時に、美術館に必ず行きます。名画と呼ばれるものを見るのが大好きです。アムステルダムに行ったときには、ゴッホ美術館に立ち寄り、ゴッホの絵と長く対話しました。そのくらいアートが好きです。
けれども、美とは何か?
美しいとはどういうことか?
なぜこの世に美が必要なのか?
これを考えると、答えは海外のアートにはないように思います。
答えは日本のアートです。特に「生け花」(華道)という芸術です。
私は10年位前に華道を習い始めました。海外に行く時に、日本人の私が、生け花でもできたほうがいいのではないかと思ったからです。
生け花について何も知らなかった私ですが、とても感動する作品に出会いました。
それは華道、相阿彌流のとてもシンプルな古典花です。
葉蘭をみました。見ていると、自分が「自然から生かされていてありがたい」という思いがふつふつと湧いてきました。感謝の気持ちが湧いてきて、作品を拝みたくなるような思いがしました。
海外で、有名な絵や彫刻などのアートを見ても、拝みたくなるという感じとは違います。
生かされている、という気持ちとも違います。
もちろんこれは、私だけが持つような感覚で、他の方はこのようには思わないかもしれません。
科学者の、武田邦彦先生がおっしゃっていました。
西洋ではギリシア哲学などが紀元前に議論されて学問として発展した。けれどもギリシャもローマも奴隷制度を持っている。だから哲学を議論するといっても嘘くさい感じがする。このような意味のことをおっしゃっていました。
私も同感です。ギリシャやローマの方は、奴隷を家畜と同じか、それ以下として扱っていたわけです。当然、同じ人間でありながら、生まれが違えば、支配する側・支配される側に別れる訳です。
生まれるとはどういうことだろう?
死ぬとはどういうことだろう?
これについて考えが及んではずです。
けれども、自分達が支配階級であるのはあたりまえ、奴隷はそういうものだから、と言って人の優劣問題をスルーします。そして、自分という人間だけを扱うとしたら、それは表面的な「お勉強」のように思います。
西洋では、ルネッサンスにしろ、近代絵画にしろ、すばらしいと賞賛される作品がたくさんできたわけです。
けれどもその一方で、欧米はアジアや中南米、アフリカなどに進出してきました。
そして現地でいわゆる侵略し、奴隷制度を作ってきたわけです。
こういうことをしながら、きれいな音楽、美しい絵と言っても、そこには哲学がない気がする、武田先生はこのような意味のことをおっしゃっていました。
私も同感です。
相阿彌流の葉蘭を見たときに感じたような、「生かされていてありがたい」このような感謝の思いは湧いてこないのではないかと思います。
芸術やアート(美)の本質に触れようとするなら、それはやはり、海外ではなくてむしろ日本なのではないかなという気がします。
さて、お手本や、人生の答えは海外に求めず日本に求めよ!
この例は次のようなものです。
1 ビジネス、成功の哲学
2 SDGs、サスティナビリティ
3 格闘技
4 アート(芸術)
このうち、特に大切なのは1の成功哲学、フィロソフィーの部分ではないでしょうか?
「地球温暖化など環境が危ない!!」そう言いながら、イーロン・マスク率いる電気自動車会社は、仮想通貨で投機的なビジネスをしているわけです。
「何のためにビジネスをやってるのかな?」と思います。
パチプロのように、どんどん玉を出すために、じゃんじゃんバリバリお金をだしてるような気がします。
こうして貯めたお金は、大きな循環を作ればいいですが、あるいは、あっという間になくなってしまうのかもしれません。
そして、幸せの感覚が麻痺して、「地に足がついた生活」がなかなかできなくなるのかもしれません。
今、仕事や、家庭、人間関係などで悩んでいることがあるとしたら、その答えを日本の中に求めてみると答えが見つかるかもしれません。
先日こちらの井戸先生の本を拝読しました。
暦・しきたり・アエノコト 日本人が大切にしたいうつくしい暮らし
暦に従って丁寧に暮らす、というものです。
東北大震災で、被害にあった方々は、津波に飲み込まれた惨状を前に立ち尽くし、ぼう然とその景色を見ていました。まさに魂ここにあらずの状態だったようです。
ところが、この本に従って、暦に従って当たり前のことを当たり前にやる、これを繰り返してきました。そうすると、精神的なショック、この症状が和らいできたそうです。
暦に従って、当たり前のことを淡々とこなすことで、心が楽になった、このようにおっしゃる方もいるようです。
ここでもやはり、西洋風のカウンセリングやセラピーではなく、日本の昔からの生活の知恵、暦に従って生きる、これが1番の特効薬となりました。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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