こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

 

内地はとても寒くて、本格的な冬のようです。

沖縄も、12度近くあるとはいえ、

海からの風が冷たくて、

「沖縄の冬だなぁ」という雰囲気になってきました。

沖縄の建物には、

実は暖房の設備があまり整っていなくて、

真冬でも、湿気を取り除くために

エアコンを入れています。

デパートとか市役所とか、公共の場所は

暖房が効いて暖かいか・・・と思いきや、

ひんやりして寒いのが、沖縄の冬なんですね。

こんな気温が、長く続くか・・・?

というと、そうではないです。

ですので、あともう少しの辛抱だと思っています。

 

 

さて、辛抱といえば、最近、聞いた、

ある会社の従業員のお話です。

この企業の女性の社長さんと私は、昔からの友達で、

折に触れてお食事などしながら、

お話しをさせていただいてます。

彼女の会社の従業員で、

本当に困った方がいるというお話を聞きました。

 

何せ言葉の理解力がない

しっかり日本語で伝え、日本語で話し、

会社の共通プラットフォームを使って、

メッセージ等文字でも伝えている。

それなのに、この従業員の方は自分で勝手に解釈して、

確認をしない、そして間違った仕事をして、

後から、やり直すのが大変だ・・

とおっしゃっていました。

 

仕事の指示内容を理解していないのに、

わかったと答え、全て「はちゃめちゃ」にして、

最終的に人にチェックさせる、

自分が責任逃れをする。

このような調子だそうです。

それを指摘すると、

「いや、私はしっかり確認しています!

何が間違っているのか、

何がだめなのかわかりません」

と開き直るそうです。

 

言葉での業務内容指示があまりに通じないので、

ビデオを撮って内容を示したり、

写真を撮って送ったり、

この従業員の方に、作業の内容を

理解させるのに一苦労だそうです。

 

それを聞いて、思わず横から、私が口をはさみました。

 

「〇〇さん(社長)は、

その従業員の方への指示の内容を一切変えずに、

ずっと同じ内容を言い続けたらいいのでは?

その従業員が自分の間違いに気づくまで、

同じ内容を伝え続けたらどうなの?

だって指示の内容は普通の日本語でしょ?

それをいちいち相手に合わせて変えていたら、

仕事にならないよ。」

 

彼女はこう答えました。

 

「いちどそれをやってみたんだけど、その従業員は、

自分が指示を読み間違えていることに一切気づかず、

毎回、毎回、全然違う内容を出してきて、

『どれをやればいいのかわからない!!

幼稚園児に教えるように指示しろ!!』

と言ってくる。本当に幼稚園児と同じだと思う。

親や学校の先生を自分の思い通りに従わせようとする

困った幼稚園児のように、

自分のやり方に、会社の人々や周囲の人たちを、

とことん合わせようとする。それでも、

最終的なアウトプットが正しければいいけれども、

その従業員は自分で変な風に勘違いして、

全く違うアウトプットを出したりするんだよね。。。。」

 

沖縄の方には大変申し訳ないですが、

うちなんちゅう ( 沖縄の人 ) の扱いに慣れた私としては、

この方のご苦労が本当によくわかります。

沖縄の人は、いくら日本語で話していても、

本当に内容を理解しない方が、とても多いのです。

沖縄の人々は、自分が内容を理解していないから、

最終的には自分が困る結果を

招いているように思います。

内容を理解しないで、

やるべきことをやらないので、

結果としては、

自分が不都合を引き受けることになるのですね。

 

私は、これまでに、たくさん、

裁判所のお手伝いなどをしています。

ですが、いつも見かける事例は、

ほとんどこのようなお話です。

 

この従業員の方の話を聞いて、

ある漫画の一場面を思い出しました。

私と同じ年代の方には、よくわかると思いますが、

美内すずえ先生作の「ガラスの仮面」の一場面です。

「ガラスの仮面」は天才的な演技力を持つ女性、

北島マヤのお話です。

この北島マヤがヘレン・ケラーの役を演じます。

ヘレン・ケラーは、生まれた時から、

耳が聞こえない、目が見えない、話すことができない、

この三重苦を抱えています。

幼い時はほとんど「教養」「しつけ」されていないので、

人間の子供とはいえないような、

獣のような幼少期を送ります。

ですが、サリバン先生と出会い、

徐々に言葉を覚え、知性に目覚めていきます。

人間としての生活を送ることができるになります。

北島マヤが演じるのは、

この幼い時の獣のようなヘレンです。

サリバン先生は、ヘレンから

人形 ( たぶん人形だったと思います・・) を

取り上げようとします。

けれどもヘレンは自分の

持っている人形を取り上げるサリバン先生から、

動物のように、力ずくで

その自分のお気に入りの人形を取り返そうとします。

 

うなる、噛み付く、髪を引っ張る、物を投げる、

ヘレンが持てるだけの敵意をむき出しにして、

自分の欲しいものを奪い返します。

そして、みごと、人間のサリバン先生から、

人形を奪い返した後、

うれしそうに勝ち誇った叫び声をあげます。

これを聞いて、サリバン先生が、こうつぶやきます。

「ヘレン…勝ちほこってそんなにうれしいの…?。。

ヘレン!あんたは人間よ!人間なのよ……」

このサリバン先生の役は、漫画では、

大女優が演じることになっているのですが、

この大女優は、北島マヤの演技が

あまりに「神がかって」いるので、

自分もサリバンになりきってしまうわけです。

そして思わず、人間の姿かたちをしていても、

そのなりふりは獣であるヘレン、このヘレンを見て、

この哀れみの言葉が出てしまうのです。

 

もう何十年も昔に読んだ漫画ですが、

この従業員の話を聞いて、

ガラスの仮面のこの場面を思い出しました。

同じ日本人で、日本で教育を受けていて、

日本語で会話をしているのに、言葉を使っての

コミュニケーションを極力、避ける。

そして力ずくで自分の土俵に持っていこうとする。

相手が自分に合わせてくれているのも気づかずに、

獣のように、相手を無理やり

自分にあわせようとする。

相手の苦労にきづかず、勝ち誇った雄叫びをあげる。

私には、この従業員の方が、

人間ではなく、哀れな獣のように思えました。

 

昨今は、言葉でのコミュニケーションが、

軽視されているようにも思います。

あるいは、言葉の上っ面だけが取り上げられて、

本当のところが、忘れられてるようにも思います。

本当のところ、というのは、

人間同士の言葉を介したコミュニケーション

ということです。

 

言葉は、じっくりと謙虚な姿勢で学んでいけば、

必ず身に付けることができると思います。

どうすれば相手に伝わるのか、

相手が自分に何を伝えようとしているのか、

これはどんな仕事で、どんな意味があるのか?

自分はどんなふうに

世の中の役に立つことができるのか?

周囲の人が

どれほど自分に気をかけてくれたのか・・・?

こうしたことを考えれば、

他の人の言葉の意味を読み解き、

自然な反応ができるようになるのだと思います。

私たちは獣ではないのです。

ですから、あきらめず、最後まで、

言葉でのコミュニケーション

続けていきたいと思っています。

 

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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