こんにちは、あなたの心に寄り添う不動産アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

さて前回3回にわたって、日本のトップがどうして強力なリーダーシップを発揮できないのか、その原因について私なりに分析して書いてみました。

これが、おそらく一番納得しやすい理由なのかなということを書いています。

極左の日本の教育制度とメディア、世界を牛耳るユダヤ・アメリカ金融資本の圧力、霞ヶ関の官僚、これらが入れ代わり、立ち代わり働いて、日本のリーダーがベストな政策を出すことを阻んでいる、このような話をしました。

 

それでも、こうした外的要因だけが影響しているというのではありません。このような外的要因をもとに、日本人がもともと持っている国民性や性質が、微妙にネガティブな方向に働いて、今の状況を作っているのだと思っています。

その日本人の国民性や性質をよく表すものがありました。

これはもう、20年位前に読んだ雑誌、ビックコミック・スピリッツのの中の漫画の話です。中崎タツヤさんが書かれた「じみへん」という漫画の1つの作品です。

お見せできる画像があるかなと思ったのですが、見当たりませんでした。
あらすじを、覚えてる限りで、私の言葉で説明しますね。内容は誤解があるかもしれませんが…このようなあらすじでした。

ある、新米の調理師さんが、病院の調理場に入ってきます。

先輩の調理師が、お米を洗わずにそのまま炊飯釜の中に入れようとします。

「えっ、そんなことしたら、ご飯がぬか臭くなるんじゃないですか??」
こう言ってくる新米調理師に、先輩調理師がぎらっとにらみをきかせて、
「だからなんだ?ここをどこだと思っているんだ?」と二の句を告げさせないようにします。

お塩がないからといって、代わりにお砂糖を入れる

段取りを立てて準備するのではなく、出さないといけない食材を、火を通した後、ずっとそのまま放置しておく
新米の調理師が「ええっ、そんなことしたら、冷めて、食べるときには不味くなるんじゃないですか?」
と言うと、これにもギラリとにらみをきかせ
「だからどうなんだ、俺たちが作ってるの病院の食事なんだぞ…」
と間髪入れずに、正論を押しとどめるわけです。

そして、この新米の調理師さんも、次第に、環境に慣れていきます。
具材の大きさを揃えなかったら、味が浸透しなくて、まずくなるけど…まぁいいか…とこの病院の調理室に慣れていく、こんな様子が描かれています。

この漫画のオチとしては、病室のベッドに女の人が座っていて、近くに娘とご主人が座っています。そしてご主人と娘ちゃんが女性に、こう言います。
「今日も残しているじゃないか、そんなことじゃ治らないよ!」
「ママ、全部食べなきゃだめだよ!」
そこで女性が一言
「だって。。。病院のご飯、まずいんだもん」

 

最初に読んでから、20年近くも経つのに、こんなに新鮮に覚えてるもんですね。よっぽどこの内容が面白かったのと、インパクトが強かったからだと思います。

これと同じことが、日本を取り巻く、全ての環境の中で起こっているのです。

教育や、メディアの現場で、
「でもこれって、あまりにも日本のことを卑下しすぎじゃないですか?もっと日本のプラス面にも、光を当てた方が… .」こんなことを言い出すものならば、たちまちこの病院の調理場のように、業界全体からにらまれてしまうのです。

霞ヶ関の役人の中にも、
「でも、長期的にはこうして市場自由化した方が、中小企業も育つんじゃないですか?」と言おうものならば、このじみへんの病院の調理場のように、一斉に白い目が飛んできて
「俺たちの天下り先を、潰そうってのか!!!」となり、正論を唱えた役人は、キャリアの道からたちまち転落してしまうでしょう。

「でも、こうした不動産の証券化などを取り入れても、結局はアメリカ/ユダヤ金融に吸い上げられてしまって、日本の税金が持っていかれますよね。。。」と言おうものならば、またまたこのじみへんの病院の調理場のように
「だからどうだってんだよ!!俺たちはどこにいるのか知ってるのか?ここは日本なんだよ、ドラえもんで言えばのび太なんだよ俺たちは!!ドラえもんは、俺たちの側にはいなくて、ずっとジャイアンが手元に置いて離さないんだ、わかってるのか!!」
と一喝されてしまうので、ニコニコして、永遠に、究極にまずい食事を作るようになるのです。

 

日本人として生まれて、日本に住んで50年ですが、やっと、日本の縮図が、あるいは、このようなものかもしれないな?と思うようになってきました。

また色々と研究や勉強を続けていけば、違う見方も出てくると思いますが、これが今、私にできる精一杯ということで皆さんと共有させていただきました。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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