不動産投資のポイントがわからない、そんなあなたに、考え方をわかりやすく説明していきます。ベーシックから説明するインベストメント・インストラクター、 ユキーナ ・サントスです。

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かつては、対面でものを買うこと、ショッピングが主流だったのに今はそうでなくなってきた。人はものを対面販売で買わなくなってきた、この話を昨日しました。

ではその流れを受けて、不動産投資にどう行かしたらいいのかという話です。

当然ながら、対面でものが売れなくなると、わざわざ店舗を持ってまで物を売っていく必要がなくなります。

そうなると今までのショッピングセンターや商業ビル等は廃れていく可能性があります。

実際、地方都市などでは百貨店で物を売っているところは軒並み全面改装して家電の量販店舗が入ったり、レストラン街になったりしているのではないでしょうか?

けれども、昨日話をしたプライムロケーション、一等地は別です。一等地にはやはり人が集まるという集客効果があります。ですからサンプルを置いておく、商品を実際に手に取って調べるためのアンテナショップ的な役割が必要になります。そのような役割を担うために、一等地の店舗というのは引き続き繁盛するのでしょう。

ここから考えるとドイツ人の投資方針は間違っていないのです。時代が多少変わったとしても、一等地は一等地です。何十年も運用するような年金のお金はそういうところに投資をする方が良いのでしょう。

また、ものが売れなくなったといっても、レストランやサービスなど体験を買うところは別です。今後はそうしたエンタメとまではいかないかもしれませんが、おいしいものを食べたり、スポーツをしたり、特殊な体験をしたりというようなサービス向けの店舗はますます流行っていくのかもしれません。

ただ日本については特殊な事情を検討しておく必要があります。それは鉄道中心としたインフラが高度に発達しているということです。日本の都市部に住むほとんどの人は、車を使いません。電車での通勤が当たり前です。そうなりますと電車駅を中心に人がたくさん集まるわけです。こうした集積は人の生活習慣の中で購買と密接に関連してきています。ですので駅直結型の商業施設はこの先も落ち込みが少ないと思って良いでしょう。

同じことはアメリカなどの徹底した車中心の社会にも言えると思います。対面で物を買う事は少なくても、車に乗って必ずショッピングモールに行く、そこで時間を過ごすという流れができ、それが人々の生活の中に組み込まれているのです。そうであれば、今後もそうした商業施設は一定のキャッシュフローを生むと見て良いのではないでしょうか?

 

日本に限らず他の国の事情からも、今後底堅い不動産を考えてみました。またこのような分析を皆さんと共有させていただきたいと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。