不動産投資には興味があるけど、勉強してみないとな…躊躇してるあなたに、投資のキモだけお伝えします。投資のポイントアドバイザー、 ユキーナ ・サントスです。

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不動産の立地を表現をするときに一等地という表現を使ったりします。この一等地を英語でプライムロケーションprime location といいます

一等地の中の一等地、そんな物件があったらこれはプライムプロパティー
Prime propertyとなります。

ドイツ人は、本当に良い場所を買う。
私はドイツの銀行で働いていた時に、オランダ人の上司が私にこういいました。

 

They purchase prime properties そしてさらにこうつなげます。
“at very high price” 超高値で買う

このように教わりました。

ドイツ人といってもいろいろありますが、国を挙げて海外の不動産に投資をしているのは、生命保険会社などの長期の機関投資家になります。一種の年金基金に当たるようなお金を使うので、彼らの視点は長期目線になるのです。

中長期的に必ず失敗をしないような立地、リターンは低くてもこのようなものにお金を費やす、と言われています。

このような姿勢がありましたが、最近はちょっと事情が違うようです。
私は定期的に、元上司と不動産市場の動向等について電話で話をしています。最近の動向として、注目するのは、仮に一等地でも売れなくなってきた物件があるということです。


どのような物件でしょうか?

それはショッピングモールなどの小売の商業不動産です。

ショッピングモールなど量販店やアパレルショップも含め、店舗で買い物をする傾向が少なくなってきたのです。やはりヨーロッパも高齢化社会に突入し、人々の生活習慣も変わってきたのでしょう。

健康や、フィットネス、あるいは飲食に中高年はお金を費やしている。けれどもいわゆるものを買うことにはそれほどお金を使わなくなってきている。このような傾向があるようです。

このトレンドは日本の方がいち早く顕著になりました。いわゆる専門店や、量販店などがあったとしても、それほど対面でものを買うことが多くなくなってきているのです。ですのでこうした物品販売の店舗がテナントに入っていると、賃料を払うことが難しくなってくるのです。

10年以上前、私はイギリス人の上司と仕事をしていました。日本では、人が対面で買い物をすることが少なくなってきた頃でした。景気が悪くなってきたこともあり、閑散としたショッピングモールを回りながら、私は上司にどうして小売業がここまではやっていないのかを伝えました。

その時の上司のコメントはこうでした。
Shopping is a kind of leisure! 買い物はレジャー、楽しみの1つなんだ。
というのです。おそらくその年の夏休みだったと思います。主人の親友がイギリスの田舎町に住んでいました。私と主人で彼を訪ねて行ったのですが、彼は夜勤の仕事もあり、毎日とても疲れた様子でした。その中で、給料日の翌日に嬉々としてデパートに行き、バミューダパンツを3枚も買っていたの思い出しました。

こんなに涼しいUKで、どんなシチュエーションでバミューダパンツをはくんだろうか?とても疑問に思ったことを覚えています。

履いていく場面がなくても、日頃のストレスから、買い物をしてそれを発散する、そんな雰囲気があるのではないかと思いました。

それが今では異なってきているのです。社会のトレンドというか、その流れは日本から世界に広がっているような気がします。日本はテクノロジー大国ですから、日本で見て取れる現象はやがては世界にも広がっていくような気がします。
eコマースにどんどん移っていったのも、アメリカの影響受けてではないかと思います。それを考えると、対面の商業が廃れていくのもアメリカから日本へ、そしてヨーロッパへ、それから今のイマージング・マーケット(発展途上国)に広がっていくのではないかと思っています。

ではこのような流れを踏まえて、どこにどのように投資をしていったらいいのか?これについては明日お話しをさせていただきます。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。