英語は覚えても、すぐに忘れちゃうんだよね。どうすれば覚えられるんだろうか?と頭を抱えるあなた、体で覚える覚え方、一緒に体験しましょう。あなたのためのスーパーインストラクター、ユキーナ ・サントスです。

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私は5月6月にヨーロッパやアジアなどいろいろ回ってきました。そこで日本にいるのとは違う海外体験をしました。今日は、ここから感じた語学能力アップの秘訣についてお伝えします。

それはズバリ、シチュエーションと言葉を連動させる。音でしっかり覚えるということです。

私は5月の中旬にはイタリアに行きました。イタリアのファミリービジネス研修ツアーをアレンジするためです

そこで約10日ぐらいイタリアに滞在しました。イタリア語はもう話さなくなって随分たっています。イタリア語だけしか通じない場面もあるなと思って、ツアーの何週間か前から、ラジオのイタリア語会話をもう一回聞くようにしました。それで全て思い出したわけではないのですが、現地に行ってイタリア語を聞いていると、あーそういえばそう言うのだったな、とだんだん思い出してきました。自分の頭の中で、昔自分が話したフレーズが、音としてよみがえってくるのです。あーそうか、人の記憶の仕組みとはこういうものなのだな、と思いました。

例えば、人から何かものを聞かれたり、道を尋ねられたりした時、non lo so ノンロッソ!「わからない!」
と言うのです。これは、私の頭の中で、自分が話した、この音を記憶しているのです。ですから昔ある言葉を発したと言うシチュエーションになると、その言葉を思い出すわけです。

言葉とその言葉を発するシチュエーションとはドッキングしているのです。さらにそのシチュエーションに出くわすと自分が発した音を思い出す、これがポイントになります。

イタリアの後にドイツに行きました。ドイツに行って、人々が話すドイツ語を聞いていると、だんだん昔、自分が勉強したことを思い出すわけです。
ゲスタンハッテエスゲシュナイト
昔聞いて、自分の声で繰り返し、覚えたフレーズはそのまま出てきます。これはお天気について言っていたんだなぁ、ということを思い出しました。

ですからここで、周りのドイツ人の人に「これはお天気の話だと思うけど、どんな内容だったっけ?と言って聞けば、昔覚えたドイツ語表現とその意味をドッキングさせることができます。普段日本にいて、朝から晩まで日本語で生活していれば、このようなドイツ語のフレーズを思い出す事はないでしょう。けれども朝から晩までドイツ語に触れ、そして所々で昔こーゆー状況で、こんな単語を言ったな、という経験があれば、むかし発したドイツ語を思い出すことができるのです。

ものを食べておいしいと言うときにはシュメクトグートといいます。これもドイツ人の方とご飯を食べる機会があり、あーそういえば、昔こういう風に話したなと思い出してこの言葉が出てくるのです。言葉というのはそれを発するシチュエーションとワンセットです。ですからシチュエーションをまず思い浮かべてそこに言葉をドッキングさせるのが1番早い覚え方といえます。こうしておくと仮にしばらくその言葉に触れなくても、そのシチュエーションを思い出すと言葉が出てくるようになります

その時に注意するのは、やはり自分の声で話して自分の声で発した外国語を自分の耳が聞いておくという事ですね。これについては「英語貴族 と英語難民」でもたくさん話をしています。

外国語を勉強するときのコツ、役に立ちましたでしょうか?

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。