こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

 

今日は標記のテーマについて考えてみたいと思います。

 

よく、日本人は

Sorry, my English is poor.

と言います。

私はこの表現はオススメしません。

どちらかというと「言わない方がいい」

と思っています。

 

それは次のような理由です。

 1 英語界には謙遜の文化がない

    ( 浸透していない )

 2 コミュニケーションをとる場面で、

    この表現の意味がない

 3 ワードチョイスが正しくない

 

 

ひとつづつコメントします。

 

1 英語界には謙遜の文化がない

      ( 浸透していない )

「あなたは、***がうまいですね。」

「いえいえ、まだまだです。」

このような謙遜の文化は日本には良く見られます。

私もこのような文化はとても美しいと思います。

ですが、一般的に英語を話す文化圏、

あるいは英語を共通語として話す場面では、

こうした謙遜が美徳である、

という解釈がありません。

その理由は、欧米を中心とした文化圏では、

自分がいかに優れているか、

いかに特別か、

どれほど素晴らしい個性をもっているか、

これらをしっかり( 時として、必要以上に? )

相手に伝える、それが美徳である、

という価値観があるからです。

 

私が留学しているとき、

「いやー、このまえ、

ちょっと馬鹿なことをしてしまって・・」

という話をスピーチの練習の時に

クラスメイトに話しました。

その場にいた外国人のほとんどが、

「『なぜ、あなたは自分がバカなことをした』」

ということを人に話すのか?

と質問されました。

この背景には、「笑いとは何か?」という

深いテーマや倫理観、宗教観も絡んでいます。

アメリカンジョークなどという表現がありますが、

彼ら欧米の方が「面白い」と思うことは、

必ずしも私たち日本人にとって

「面白い」とは限りません。

ほかの人や、特殊なグループの人たちを

ディスって( 酷評して )笑いにする、

ということが良くあります。

 

ところが、日本の笑いは、

意表をつく、常識や価値観をこわして裏をかく、

このようなところから笑いを作り出します。

とても高度な笑いの作り方をするのです。

このような背景があるので、日本のお笑いは、

自ら「ボケ」をかまして笑いをとるのです。

ですが、こうした背景が理解されないと、

「なぜそんな風に自分が損するようなことをするのか?

日本人はやっぱりわからない」

と相手に自分の真意が理解されないまま

終わってしまいます。

それを考えると、自分を謙遜する表現は

なるべく避けた方がいいですね。

 

2 コミュニケーションをとる場面で、

  この表現の意味がない

「私の英語は、おそまつ」

これを伝えることで、この日本人は

何を自分に伝えようとしているのか?

聞き手の外国人はこのように疑問に思います。

その答えとして、

「私と話したくないのか?」

「何か隠しているのか?」

「話したくないなら、なぜこの場にいるのか?

ここにきて、何をしようとしているのか?」

相手はこのように思います。

日本人としては、自分の英語は プア だけど、

聞き手であるあなたに、なんとかくみ取ってほしい、

聞いてほしい、という思いがあるから、

この poor を使っているのですが、

この真意はわかりづらいのです。

なので、あえて、コミュニケーションをとる場面で

poor は使わない方がいいのです。

 

3 ワードチョイスが正しくない

ではどう言えばいいのか、

ということと関連してきますが、

もともと poor は

アウトプットの程度や質が劣る、おそまつだ、

ということです。

かつて、イギリス人の上司は私に、

「ベンダー( 委託業者 )からあがってくる

レポートの質が Poor でないか、

それをチェックしろ、

Poor なものは受け入れられない」

といいました。

 

そして、たぶん、中国の例を言っていましたが、

Their analysis was really poor. 

 彼らの分析はほとんど分析になっていないよ”

と言っていました。

今にしてみると上司がいわんとしていたことが

何となくわかるのです。

中国は「コピー文化」ですから、

どこかから仕入れたレポートを、そのままコピーして、

必要な修正もほとんど施していなかった、

そんな内容のレポートが提出されたのだろうと思います。

こちらとしては、専門家の意見を聞いたのに、

その意見の「イ」の字もなく、パッと見は

「レポートっぽくみえる」ものを出されても、

「おいおい、それは違うよ」・・・

と閉口したのだと思います。

このような品質の低さが Poor なのです。

 

自分の英語が Poor だというと、

ひどい、英語の体をなさない、

ということになります。

ここで言いたいニュアンスは

「それほど上手なわけではない」

ということですから、

ワードチョイス( ことば選び )として

poor は正しくないのですね。

 

それではどんな風に言えばいいのかというと

CHECK!

My English is just beginner level.

 私の英語は初心者レベルです。

I am still learning English. 

 まだまだ、英語を勉強している最中です。

My English is not perfect. 

 私の英語は完ぺきという訳ではないですが

I don’t think I can speak English quite fluently. 

 私は流ちょうに英語を話すとは思いませんが・・・

このような表現の方が自然です。

 

今日は、日本人が使ってしまいがちな表現、

my English is poor についてお伝えしました。

 

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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