あー、もうあの上司は、超自己中なんだから…こんなイライラ解消しましょう、あなたの中の個人主義応援隊、 ユキーナ ・サントスです。

自己中にいらっときたら、相談してみませんか?

カウンセリングやってます!

日本人は集団で生活をする、一方ヨーロッパの人、欧米人は個人主義だ、これはよく言われることです。

私もその通りだなと思います。

日本人は人を思いやったりするけれども、欧米人は自分勝手なことを言って、集団の和を守るという事はない。これもよく言われます。

 

今日は、この個人主義の良いところと悪いところを考えてみたいと思います。

悪いところは、集団で何かをするときに、調和を作りにくい、これだと思います。

エゴイズムがぶつかってしまう、これも個人主義の悪いところです。

イタリアのMBAにいた時のことです。グループワークをするのにとても苦労しました。

みんな自分の言いたい放題なことを言っていました。ミーティングをするといっても集まらず、ミーティング中に携帯電話が鳴って、マンマと長話する。こんなことは日常茶飯事でした。

個人主義が広がっていくと、集団で何かを成し遂げることが難しくなるのでしょうね。

 

さて個人主義の良いところを考えてみたいと思います。

それは、組織ではなくて人を評価すると言うことです。

私がドイツの金融機関で働いていた時、上司はイギリス人でした。私たちの仕事は、いわゆる鑑定やコンサルティングの会社に評価を発注することでした。その内容を我々の方でレビュー(精査)するのです。

イギリス人の上司は私にこういいました。

ユキーナさん、絶対に会社のネームバリューで決めてはいけない、会社ではなくて、一人ひとりの鑑定士個人の能力を判断して、誰と仕事をするのか選びなさい。このように言ったのです。

 

日本だったら考えられないことではないですか?役所にしても大企業にしても、個人の資質を見るという事はしません。少なくとも一番最初は、相手方個人よりも、所属している団体を評価するのが普通です。その会社のネームバリューであったりその肩書を見るのです。

これは日本に限らず、中国や韓国、他のアジアの国にも言えることなのかもしれません。

この習慣は時々、仕事をする上で、本当にやりにくい障害になります。

相手の担当者が、やりづらいなと思っても、大手企業なので関係を切るわけにはいかない。

また、本当に優秀な人がいて、手伝ってもらいたいと思ったとしても、あの会社は小さいから、うちとは契約できない、発注できない、と言われる、こんなことがありました。

そんな時に、個人主義がベースになっていれば、まずその個人の話を聞きます。どんな話をする人なのか、どんなふうに相手の興味を引くのか、どんな強みを持っている人なのか、これが判断されます。さらに、この人と付き合ったらどんな良いことがあるのか、個人主義ではこれをじっくり判断します。

ヨーロッパの会社や、ヨーロッパの人たちとビジネスをするときには、ここに注意をしないといけないですね。

自分の個性を出して、どういう人となりなのか、これをわかるようにしておくことが大切だと思います。

これをしないうちから、日本人は自分の会社の話をしようとします。そうすると相手が聞きたい内容がいつまでたっても出てこないのです。

こんなふうに個人を見てもらえる、それは個人主義の良いところかもしれません。

明日は、そもそも何で個人主義なの?どうして自分のことしか考えないの?という話をしてみたいと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。