海外に行って、困るのってお土産だよね。確かにそうそう、とうなずいたあなた、人を喜ばせるお土産ではなくて、自分を喜ばせるミッションを達成していきませんか? あなたの楽々海外旅行アドバイザー、 ユキーナ ・サントスです。
他人へのお土産を探すのが苦痛になったら、自分の中のブロックを緩めるチャンスかもしれません。相談してみませんか?
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今日はちょっと緩めの話です。
本当はそのつもりはないんだけれども、なんだかこんな外見をしている、そうすると中身もそうなってくる、こんな話です。
その昔、私が小学生かもっと前の話だと思います。「戦争を知らない子供たち」という歌がありました。戦争が終わって自分たちが生まれたから、戦争というもの自体を知らないのだ、という歌詞の内容です。
まあ確かに言われてみたらそのものなのですが、これは強く反戦のメッセージがあった歌だと記憶しています。さて、自分自身の反戦思想がどうであるかはさておき、なぜこれを今、思い出しているかと言うと、私自身が「ロックを知らないロックファン」だからです。
ハードロックカフェと言うブランドをご存知でしょうか?世界の主要な都市にはほとんど支店があります。もともと「ロック好き」を満足させるようなカフェバーでした。そこで自分たちのブランドを作り、ブランドグッズを販売することを始めたのです。
私はこれまで訪れた国が何か国になるかわかりません。訪れた場所や地名で言えば、100以上にはなってるのかもしれません。最初はそれほど興味を持っていませんでしたが、いつの頃からかこのハードロックカフェを訪れることが1つのミッションになったのです。ハードロックカフェのグッズには、その都市の名前が入っています。ロンドンだったり、ニューヨークだったり、東京だったりするわけです。
昔、私の姉が海外に留学していました。私は当時大学生でした。そしておそらく姉がボストンに行っていた時に、このハードロックTシャツのボストンロゴ入りを買ってきてくれたのだと思います。それ以来私の頭の中には、海外に行ったらハードロックのTシャツを買う、これがなぜかインプットされました。
これまで買ったハードロックグッズを考えてみると、ケルン、ジャカルタ、シンガポール、ラスベガス、ロンドン、アテネ、ビエンチャン、ホノルル、ベネチア、シドニー、マニラ、などなど、かなりの都市になるようです。
そうかといって、ハードなロックを聞くかと言うと、ソフトなロックも一切聞かない私なのです。ヘビーメタルなどのハードなロックを聴くわけがありません。それにもかかわらず、行ったことがない都市に行くとまずハードロックカフェがあるかないかを探してしまうのです。
このようにして苦労して買ってくるTシャツなので、うかつに捨てられません。気がついてみると自分のクローゼットの中のTシャツは、ハードロックがほとんどになってしまいました。
ハードなロックを聞かないにもかかわらず、ハードロックに囲まれている毎日なのです。
昔、合気道仲間とクラシックやオペラの話をしていました。別の仲間が入ってきて、祐子さん、クラシックもいろいろ聞くのですね、と言いました。
「そうなんです、私オペラとかよく見に行くんですよね…」彼は私の着ているものに目を落としました。そして私の着ていたTシャツを指差していうのです。
「でも、ハードロックなんでしょう。。。?」
そして私は気づきました。自分がいつもハードロックのTシャツ着ていることに…。わざわざ海外に行って買って来ているTシャツなので、なかなか捨てる気がしないのです。今考えているのは、形から入る、と言うことで、これを機会にロックファンになってみるかと言うことです。おそらく、「形から入る」の意味が違うと思うのですが。。。
あるいは、ハードロックに行くとしても、そこでゲットしたグッズはすべてお土産用にしてしまうか、はたまた、ハードロックで何かを買ったとしても、帽子やタオルなど身に付けるものにして、Tシャツはもう買わないようにするか?後者の場合、自分が身に付けるものがどんどんハードロックになっていって、ますますヘビーなハードロックファンになるんじゃないかとちょっと心配しています。こんなことをつらつら考えています。
そうなると、やはり自分は「形から入る」、でこのままロックファンになっていくかということでしょう。5月にBohemian Rhapsodyを見ました。ロックも悪くないなと思っていたのです。そこでロックにもオペラの要素を取り入れているのだということも知りました。そうなるとこの先の自分の道は、ハードなロックンローラーなのかもしれません。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。