英会話教室に行っていても、海外旅行に行ったら結構困る、なんでだろう…と憂鬱な気持ちになるあなた、あなたの不安を吹き飛ばしましょう。英語のスーパーサイヤ人トレーナー、ユキーナ ・サントスです。
苦労しないで英語が話せるようになれればなぁ…とため息をついたら、相談してみませんか?
カウンセリングやってます!
ここ何日間か、映画で英語を覚えることについてお話ししています。
今日は、役になりきって、感情を込めてセリフを覚える、自分が役者になったつもりで何度もそのシーンを再現してみる。このマニュアルについてお伝えします。
思わずうなってしまうほど、これはほんとに実際の会話でよく使うな、という表現が山ほど出てくる映画、それがミッドナイトランです。
ここ数日、ブログを書きながら、あるいはメールを書きながら、このミッドナイトランを聞いています。聞いていると言うところがポイントです。日本語の字幕を消すことができなかったので、映画を字幕付きで見ています。そうすると、どうしても字幕のほうに目がいってしまいます。それですので何か別のことをしながら見ることにしました。そうすると英語の表現だけが聞こえてきます。あーなるほどこう言っているのか、そうそうこれも言う言う!!こうして1人で納得しながら映画を聞いているのです。
主人公のジャックが9年間会っていなかった、離婚した妻に会いに行くシーンです。ドアを開けて出てきた彼女にこう言います。
How are you doing? 元気か?
彼女はこう答えます。
I’m doing good. ええ なんとかやってるわ。。。
英語の基本的な挨拶の仕方として習うのは、このフレーズです。
How are you??
I’m fine, thank you. How are you?
確かに、英語は世界の共通語ですから、この挨拶の仕方も頻繁に使います。けれども上の言い方は、やはりアメリカでよく聞いた挨拶の仕方だと思うのです。この言い方も実際に聞いて自分の声で話してみます。そして、自分の思いや感情とドッキングさせて初めて、実際に使う生きた表現になるのです。
I’m sorry that you are hurt.
I’m not hurt!
You said you were hurt.
I’m not hurt!
この表現も、日本語も英語も同じだなと思います。
傷ついたんだな、気の毒に
傷ついてなんかないさ!
今お前、傷ついたって言っただろ!
傷ついてなんかないってば!!
メンタルブロック解消のカウンセリングでよくやります。クライアントさんは、ほぼ間違いなくこのように自分が傷ついてはいないとおっしゃいます。そして悲しいとか寂しいとか、絶望や裏切られた悔しさ、そのようなものは感じていないといいます、そして面倒だとか残念だという表現をする場合もあります。
自分の中でこだわりがあるので、hurt 傷つくという単語に過剰に反応するわけです。
…だとは残念だよ。気の毒にな、こんな気持ちを表現したいときに、この言い回しをよく使うのです。
保釈金引き受け業者で働くスタッフの中に内通者がいます。この男は、ジャックがデュークをどこかで捕まえた、という電話を聞くたびにそれを盗聴して、情報を流しています。
「良し、やったぞ!つかまえた!」
こう言って、店のオーナーが喜ぶ時、この内通スタッフがこういうのです
Let’s go for the celebration, I’ll get some doughnuts.
さあ、お祝いをしようじゃないか、ドーナツを買ってくるよ!!
買ってくると言うときにはbuyではなくて、getなのです。このような映画を1つ見て、have, take, make, get, give, do, find, といった基本的な動詞の使い方を意識して徹底的に覚える、これはとても勉強になります。
わかりました、も “I got it. “といいます。
get those guys prepared for …
彼らに〇〇の準備をさせるのだ!
この表現はオーストラリア人の上司が昔、私たちスタッフに言っていました。
このように映画をシーンごとに細かく分けて、じっくり見ていくと良いでしょう。このミッドナイトランのように、英語のトランスクリプト(台本)があればより勉強がはかどります。今はインターネットからどれでも簡単にダウンロードできます。
あるシーンをじっくり聴いて聴き取ってみます。そして一つ一つのセリフのとことで止めてディクテーションをしてみると良いでしょう。それとトランスクリプトと見比べて実際に話してること、また自分が聞いた言葉を確かめてください。
実際に話されている言葉の意味、言い回し、文法構造を一つ一つきちんとチェックします。自分が教室で生徒に説明できる位にしっかり理解してください。
その後は役者になりきって、声やイントネーションを真似て発音してみます。このものまねをすることがとても大切なのです。
ものまねをすることで、自分の意識がとても能動的になります。受け身では無いのです。ですので自分の思いや感情と発する言葉の結びつきが強くできるようになります。その役になりきって、その役の気持ちを思い描いて、そこに感情を乗せて言葉とドッキングさせるのです。
これは、自分がアメリカ人になると言う感覚にかなり近いと思います。このようなトレーニングをしていると、相手が自分が練習したフレーズを話したときに、間違いなく聞けるわけです。そして相手の言葉の投げかけに対して、自分が英語で受け答えることができるわけです。
こうしたトレーニングが、本当に実践で使える英語を話す秘訣だと思っています。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。