本当にこの仕事はやりたくない!こんな汚い仕事はやりたくない!!心を病みそうになったら、選択しはいくつでもあります、あなたの出口ストラテジスト、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。
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今日は、仕事と勇気、について考えたいと思います。
やりたくない仕事、本当にやらなければいけないとしたら・・・どう心と気持ちの整理をしますか?
それはずばり、本当の勇気を考える、体と心で感じる違和感を大切にする、これではないでしょうか?
京セラの名誉会長、稲盛氏は京セラフィロソフィーの中でこのようにおっしゃっています。
勇気をもって事に当たる―卑怯な振る舞いがあってはならない―「勇気」は、物事を判断するときに必要となります。私は、「人間として何が正しいのか」という原理原則で判断すれば誤りはないと考え、それを貫いて経営してきました。もちろん原理原則で結論を下したことで、自分に災難が降りかかってくることがあります。また、人から誹謗中傷を受けることもあります。それでも、会社のために最もよかれと思う判断を断固として下す。それが真の勇気を持った経営者の姿です。「第21回盛和塾世界大会(2013年7月18日)」要旨
不動産鑑定士になる前か、なりたての頃だったと思います。当時の上司が「勇気を出して、この価格をつけてみよう」と言いました。依頼者から何らかの要望があり、それに沿った価格をだそう、ということです。
今から思うと、平成のバブル崩壊後ですから、かなり下げた、投げ売り価格、いわゆる英語のファイヤセールプライス fire sale price をつけろと言われていたのだと思います。
その時に考えました。果たしてそれでいいのかと?
その後に外資系企業に入り、イギリス人の上司と鑑定士が最終的に判断をくだす、その妥当性の話をしました。そのときに、市場には、いわゆる妥当な価格、いわゆる市場価格というものがある。その市場価格には一定の幅があるので、幅の中で最も高い価格、最も低い価格、これを求められる場合がある、その高いポイント、低いポイントを求められたら、それを指摘していいのではないか?イギリス人上司が私に語ったアドバイスはこれでした。
ここから返って考えると、いくら「勇気を持って」と言われても、その幅の外(妥当と思われる範囲の外)であったら、それはできませんと断るべきだったのでしょう。
時々見かけるのは、なぜこんな安い値段で売ってしまった?なぜこんな高い値段で買ってしまった?という不動産の実例です。
特に、海外の方にとっては日本の不動産の価値は分かりづらいかもしれません。その時に、このような妥当な基準、妥当な範囲を示すことがとても大切だと思います。
さらに大切なのは、違和感です。何かおかしい、理屈が立たない、道理に合っていない、このような感覚があったら、その違和感に素直に従ったほうがいいと思います。
少なくとも、その違和感の根本を突き止める努力には意味があるように思います。
最近、ある詐欺事件の分析を行いました。どうしてこれだけたくさんの人が、この人に騙されるのだろうか?という疑問がでてきました。分析をつづけてていて、わかってきたのは、この詐欺師の人は、ご自身を被害者だと信じているということです。おそらく潜在意識に落とし込まれているので、被害者を探している人(つまりヒーローになりたい人)が寄ってくるという仕組みだとわかりました。
謎がわかったので、この案件の今後の傾向と対策をとることが楽になりました。
違和感を大切にし、腑に落ちるまで研究することが大切だと思います。
稲盛氏がおっしゃっている、カラーで見えてくるまで考える、利他の心、魂を磨くなどの言葉は、全てお互いに関連しています。そして一連の流れになって、自分の仕事に役立っていると思いました。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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