恋愛と言う言葉を聞くのは、もうずいぶんお久しぶりじゃないかしら、ときめかなくなったことを嘆いているあなた、ときめきの心を取り戻しましょう、あなたのためのメローミュージック・カマラッチ、ユキーナ ・サントスです。

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「アフリカが呼んでいた 川口築」http://bukupe.com/summary/16870
この本にちなんで、アフリカの話をしています。

アフリカンブラック、という言葉で思い出すのは、山田詠美さんの小説です。

私が高校生か大学生の時、この方の小説ベッドタイムアイズを読みました。

アフリカ系の黒人との恋愛が書かれていたのです。英語の響きも、詠美さんの描く日本語の感性も、とても新鮮でした。

そして、ソウルミュージック、ラバーズオンリーという短編集があります。この中の「男が女を愛する時」というタイトルの小説は、何度も読み返しました。

ちなみに、パーシー・スレッジの歌「男が女を愛する時」はこちらです。

セリフのほとんど一つ一つ覚える位読み返したかもしれません。これもやはり、アフリカ系の男性と恋に落ちる話です。

この小説の背景に流れているのは、黒人の魂というかソウルなんだと思います。

彼らは自分の感情を隠したりしません。いわゆる倫理観に従って縛られて育つということもしません。自分の欲望や感情にはとても正直です。そしてその結果を受け入れることも、とても正直です。

黒人であることにプライドがあって、自分たちの美しさにもプライドがあります。プライドをもたないとやっていけないのかもしれません。

詠美さんのベッドタイムアイズでは、「どうしよう、私、このろくでなしを愛してる」という表現があるのですが、この言葉にも含蓄の深さがあります。

世界を見てみても、白人が支配するという体制が目に見えています。そして黄色人種、黒人たちが支配されてきた歴史があります。ですから、平穏無事な人生を送るには、虐げられている人よりも、支配階級の側に寄り添ったほうがいいのです。

そのほうがはるかに賢い選択なのです。

あえてリスクを取って、その虐げられる人を愛する、それは勇気ある行動です。そのリスクを取って、ではそれに見合うリターンがあるかというと、必ずしもそうではないでしょう。彼らは欲望に正直ですから、他の女性を愛して、恋人を傷つけるということもあります。犯罪のようなことに足を踏み入れて、貧乏くじを引いていることもあります。

人間としては、聖人君子でもなく、エリートでもない、そういう人だからこそ憎めないというか、愛すべき存在だと思ってしまうのです。ブラジルのボサノバでこの曲があります。

Eu sei que vou te amar

https://youtu.be/yHLJQfQUJUQ

Eu sei que vou te amar

Por toda a minha vida eu vou te amar

Em cada despedida eu vou te amar

Desesperadamente, eu sei que vou te amar

E cada verso meu será

Pra te dizer que eu sei que vou te amar

Por toda minha vida

Eu sei que vou chorar

A cada ausência tua eu vou chorar

Mas cada volta tua há de apagar

O que esta ausência tua me causou

Eu sei que vou sofrer a eterna desventura de viver

A espera de viver ao lado teu

Por toda a minha vida

あなたを愛してしまう

分かってる 私はあなたを愛してしまう

私の命ある限りずっと あなたを愛してしまう

あなたと離れ離れになる度に あなたを愛してしまう

どうしようもないほどに あなたを愛してしまう

私の言葉は きっとどれも

あなたに「愛してる」と伝えるためのものになる

私の命ある限りずっと

分かってる 私は泣いてしまう

あなたが居ない瞬間が訪れる度 泣いてしまう

でもあなたが戻ってくる度に

私を困憊させるあなたの不在が消える

分かってる 私は苦しみ続ける

生きていくという果てしなき不幸に

私の命ある限りずっと

あなたの傍にいられることを願いながら 歌詞はこちらから引用させていただきました。http://bossapedia.blog.fc2.com/blog-entry-157.html

 

あなたがたとえどんなに私を裏切ることも、私に対してひどいことをしようとも、私はあなたを愛する、それを知っている。

ポルトガル語の歌詞と、メロディーが切なく響く歌です。

黒人たちは、祖国のアフリカでひどい目に会いました。これ以上の虐待はないほどの不幸な歴史でした。

それでも彼らは底抜けに明るく、人を惹きつけて止まない魅力があるのです。それこそが、アフリカが持つパワーなのだと思います。

理屈や理性ではない、人間の本能に1番近い人たち、それがアフリカの人たちだと思います。

明日は日本の雇用事情とアフリカの話をさせてください。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。