こんにちは、あなたの心に寄り添う不動産・投資アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

先日、「女性のキャリアとリーダーシップ」イベントを開催しました。

その中でスピーカー(中薗さん)の方の転職・管理職経験を、転職成功術としてご紹介します。中薗さんは、日系商社の後、HSBC等の外資系の管理職を長年経験され、現在はパーソルキャリア株式会社エグゼクティブ事業部のコンサルタントでいらっしゃいます。

成功するポイントは下記です。

1 出来事をポジティブにとらえる
2 鈍感を強みにする

3 ひらき直る

4 小さなことからコツコツと取り組む

5 相手の時間を奪わない意識をもつ(特に夫や彼氏)

 

 

以下、中薗さんの体験談を通して説明しますね。

1 出来事をポジティブにとらえる

外資系に転職されて英国人の上司が帰任し日本人男性の上司に変わった際、中薗さんは上司から

「僕はあなたのことを認めていません!」

と引導を渡されたそうです。

 

普通ならしょげますよね。もちろん彼女もかなりへこんだそうです。

これから頑張ろう、という時に、上司から自分は認められてない!という事実を面と向かって突きつけられているのです。

でも、中薗さんは、へこみからたちあがりました。

「相手が自分をどう思っているかわかった、これは傾向と対策がたてやすいわ・・・」

このように思ったそうです。

「良いことも悪いこともすべて、自分のせい」
中薗さんはこのようにもおっしゃっていました。

うまく行っても行かなくても、結果をありのままに受け入れる、このようなことをおっしゃっているのかと思います。こう考えると、気持ちが楽になりますよね。

上手くいったら、私もできるじゃない!このスタンスは大事だと思います。

2 鈍感を強みにする

「(人の行動パターンをチェックするテストをしたら)・・・私には、他の方では点数が低い資質、つまり司令性の特性、鈍感特性の点数が高いらしい」
このようにおっしゃっていました。ご自身の特性を、数値で把握するテストがあるそうです。これで人のリーダー特性がわかるそうです。このテストを受けたところ、中薗さんご自身の評価がこのように出たとおっしゃっていました。

私は、意外にくよくよとしてしまいがちです。ですので「鈍感度点数高め」は大いに学びたいと思いました。

では、どうすれば、鈍感度が高く成れるのか?というと、それが次のポイントです。

3 自分を捨てるーひらき直る(潔さ)ー

「自分は、まな板の上の鯉で、切るなり、煮るなり、焼くなり、好きにしてください、と思っていました。」
他人からの批判や、失敗を恐れる心、これをどうやって克服したらいいのか?このような質問が出たときの話です。

中薗さんは鹿児島県のご出身です。中薗さんからは、薩摩隼人のような潔さを感じます。

私は、初めてお会いした時から、中薗さんのことを「男気があって素敵!」とお慕い申し上げておりました。

どうもこの方には、このような潔さがあるからだなぁと思いました。

でも、私には、そんな潔さはない・・・と思われるかもしれません。

でも、土壇場で開き直って堂々とふるまう、これは女性の方が多いようです。

私も男性のビジネスマンの方から、このようなお話をたくさん聞きました。

「いざという時は、女性の方が、腹が座っている。覚悟を決めて仕事に取り組む女性が多い」

このような評価をもらいました。

それでも、職場の環境自体が、昭和の体制で、完全男性優位だったら・・・?

そう思われる方もいるかもしれません。

そのような方に、中薗さんはこのようにアドバイスされます。

4 小さなことからコツコツと取り組む

「(会社の職場の意識を変えていくには)草の根運動しかないように思います。私は資金課から人事総務に異動したとき、最初に、部署全員のお茶当番があったのですが、『私をお茶くみの当番から外してください』と申し出ました。また人事総務部には総務部長とCAOに別途お茶をだすしきたりになっておりましたが、同じグループのお茶担当の女性にも、『明日からあなたお茶くみやらなくていい』といました。『上司たちにお茶はだしてくれないの』と聞かれたら、『中薗からやらなくていいと言われたからだと言いなさい』、このように彼女にいいました」

英国人と日本人の上司たちはわかってくれたようです。また全員のお茶くみの当番自体もしばらくしたらなくなったようです。

確かに、昭和・平成の日本の社会は、このような仕組みでした。

今はお茶を出す仕事、これは、ほとんどが自動販売機やペットボトルのお茶で代用でしょう。それまでの日本の会社は、そこに人件費をかけていたということです。他に人件費をかけるところに気がつけば、人件費をどう使うのが効率的なのか、これに気づくと思います。

ちなみに、私は日本企業で12年、総合職で働いた後、留学しました。帰国してからは、外資系で10年程度勤めました。その中でも、オランダ人の上司とは、とても仕事がしやすかったです。彼の右腕、リサーチチームのリーダー、日本を統括する部下(私)、すべてが女性でした。

なぜそれができたのか?彼が特別フェミニストだったから、ではありません。

それはオランダ人の合理性です。その仕事は、もっともスキルを持った者が担当するのが合理的、この考えがこの上司のDNAにしみこんでいるのでしょう。適材適所が当たり前でした。というか、適材不適所、性別にこだわって能力を発揮しない、このようなナンセンスには、彼の神経が耐えられなかったのです。

ですから、このような外資系を目指すという手もあります。

転職する、生き生きと働く、でも家の中ではどう?夫の理解が得られないかも・・・そうなったら、育児・家事と仕事、両立できるかしら・・・?

このように心配される女性もいるのではないでしょうか?

中薗さんは、家の中での夫と妻の家事分担配分についてもこのようにアドバイスされています。

5 相手の時間を奪わない意識をもつ(特に夫や彼氏)

あるご夫婦の話です。ご主人も奥様も、大学の研究者としてで働いているようです。全ての家事はしっかり分担だそうです。自分の分は自分でする、これが徹底されているという話でした。

奥様は、ご主人のパンツが自分の洗濯カゴの中に入っていると、それをご主人のカゴの中に戻すそうです。

そのようにして、お互いが、家事をしっかり分担するということを意識付ける、家の中でもお互いが生活面で自立する、これがとても大切ではないか、というお話でした。

またそうすることによって、仕事の成果がでないことを家事のせいにしないという背水の陣を引く意味もあるようですね。

なるほどなぁと思います。

このような小さなことから、お互いが相手の時間を奪わないように意識をする、ということだと思います。

ちなみに、潜在意識の働きから考えると、夫のパンツが自分の洗濯カゴに入っていたのを見たとき、女性がどう思うか?この意識に着目します。

「私の時間を奪おうとしている、いつまでたっても学習がないな、この人は!」

と思って相手の洗濯物を夫の洗濯カゴに戻すのか、それとも、

「私はあなたの時間を奪わないように注意するので、あなたも私の時間を奪わないように注意してください」

という気持ちで、パンツを夫の洗濯カゴに戻すのか、

この意識は大きく違うなぁと思います。

洗濯物で思い出した話があります。

私の主人はブラジル人です。

夫のブラジルの実家には、大きな洗濯機が1つあります。

お湯で洗うことはありませんので、衣類は全て水洗いです。
靴下や運動着など、汚れのひどいものは、一旦洗い場のシンクの中につけておきます。

そこに洗剤を入れておきます。汚れが浮き出て、服をブラシでこすると、汚れが落ちやすくなります。

主人の実家では、このようにして洗濯物の「下漬け?」をやっています。

私がこれを忘れて、自分の下着などをそのまま洗濯カゴに入れておいたことがありました。

主人は「チチ!! もうっ!!」と言って、私の衣類を「下漬け」してくれていました。

そして、自分の下着や汚れ物と一緒に、ブラシで汚れを落としてくれました。

「この人は、人間の懐が広いな…」と思ったのです。
「この人にはかなわないなぁ。。。」と

 

確かに、お互いが気づいて、相手の時間を奪わない、この意識を持つこと、これは、とても大切だと思います。

それでも、見返りを気にせず、相手のために何かしてあげたいからやってあげる、これも大切だと思います。

そして、相手の見返りを気にせずに、何かをしていると、結果として自分がより大切にされるのだと思います。

相手から尊敬されて、大切にされる事実、これが返ってくるのかなと思いました。

さて、まとめますと、女性が転職で成功するポイントは以下です。

1 ポジティブ思考、2 鈍感、3 自分を捨てる、4 草の根運動、5 奪わない意識

 

特別な能力は必要ないように思いませんか?

実際そうだと思います。

もう少し踏み込んで話がききたい。

個別に相談してみたい。

具体的な転職先を紹介してほしい。

このような方は、中薗さんにご相談されてください。

中薗さんのLinkedIn はこちらです。

中薗さんに、もっとお伺いしたいお話がたくさんありました。

また次のようなテーマで、中薗さんにお話をお伺いできるイベントをさせていただきたいと思います。

外資系の転職のメリットとデメリット
管理職等昇進を受けるかどうかのチェックリスト
家庭と仕事との両立問題克服法

当方のメルマガにご登録いただければ、ご案内をさせていただきたいと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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