「ゆりかご」に癒される：命と人生を考えるヒント

こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

 

コロナが終わって、

海外に行くことも増えてきました。

今年は2月にフィリピンに行き、

10月と11月には、

シンガポールとハワイに行きました。

海外に行くたびに、

沖縄から内地のどこかの都市に一旦、

飛ぶのですが、そのたびに

沖縄と内地との気温差にびっくりします。

寒さが身に染みて、

体中の細胞が乾燥にやられそうになります。

今、来年の2月に北海道で開催されるセミナーに

参加しようかどうか迷っているのですが、

その時期には、仕事が佳境に入ることもあり、

やや弱腰です。

さらに自分が「北海道の寒さに耐えられるか？？」

と考えると、めちゃくちゃ心配になってきます。

かつて、外資に勤めていた時、11月の今頃の時期に、

ベルリンに行ったことがありました。

確か、連邦政府や国会議事堂を

訪れた時だったと思いますが、

長い列に並び、吹きさらしの中で

30分ぐらい、外に立っていました。

たぶんロシアからの冷たい北風が体に当たり、

「体の芯から冷える」とはこういうことか・・・

と思いました。

自分が生息できる北限はここまでだ。。。

と痛感しました。

ベルリンとはレベルが違うかもしれませんが、

冬将軍にやられたナポレオンの気持ちが

なんとなくわかったような気がしました。。。。

 

 

さて、ここ何週間か、私は、

自分で「命の無駄遣い」をしたり、

「奪う意識」が強い人たちと接したり、

何かと「邪気」にさらされることが

多かったような気がします。

今は出張で内地にいるのですが、

この邪気でボロボロになった

私の魂を癒してくれるような、

素晴らしいお話を聞きました。

今日はそこで感じたことを共有したいと思います。

 

「こうのとりのゆりかご」

というドラマを見たことがありますか？　

2014年のドラマですが、私は、

先月、たまたまTVerで全話放送していたのを、

まとめて視聴しました。

実際に、熊本の病院で行われた試みを

ドラマ化したものです。

薬師丸ひろ子さんが主演で、

今は超有名になってる女優さんもたくさん出ていて、

色々と考えさせられる興味深いドラマでした。

 

赤ちゃんを産んでも育てられず、

遺棄したり、死なせてしまう母親がいる。

何とか、このような不幸な事件を

なくすことができないか、

命を救うことができないか、

こう考えて、熊本のある病院で、

匿名で赤ん坊を預けることができる制度を始めました。

様々な事情を抱えた女性が、

この仕組みに頼って赤ちゃんを預けに来る、

これがドラマの筋です。

 

そのドラマを見てから1ヵ月位経って、

なんとこのドラマの主役になった

看護婦さんのお話を生で直接、

聞く機会に恵まれたのです。

この看護婦さんと、実際にこの仕組みで

命を救われた方の実話を伺いました。

とても感動的で、

涙なしでは聞くことができない、

そのような内容でした。

そして、これまで邪気に当たって

打ちひしがれていた私の心が、

本当に癒され、浄化されたような

気持ちがしたのです。

それはおそらく、

このゆりかごに関わっている方たちの

「心のあり方」に触れたからだと思いました。

この方たちの心のあり方、考え方には、

次のような特徴があります。

 

 

私のような人間が

コメントできる話ではないかもしれませんが、

少しずつ、私の思うところを共有させてください。

 

1 純粋に命を救うことを考えている

何よりも、

看護婦さん(田尻さん)の気持ちの純粋さに、

こちらの心が洗われました。

「愛情」の反対は「無関心」、

尊い命が失われているのに、

そこに対して無関心でいてはいけない、

この世に生まれてきた命を何とか繋いでいきたい、

田尻さんの、このような強い思いを感じます。

そして、本当にこの仕組みに

関わる方たちの思いが純粋だから、

これだけ難しい仕組みを定着させ、

実際に多くの命を救うことができたのだ

と思いました。

 

2 一つずつ着実に
　 地味な努力を重ねている

少しでも日本の法律に抵触することがあると、

どんなに素晴らしい試みでも、

行政は絶対に許可をしません。

ですが、田尻さん等は、

保健所、熊本市、熊本県、そして政府と、

努力を重ね、話し合いを重ね、

少しずつ条件をクリアしていきました。

このような経緯があったので、

今、日本の他の都市にも、

このような「ゆりかご」のシステムが

浸透しつつあるようです。

新しいことをやるには、リスクがあり、

前例がない事は否定されがちです。

けれども、思いを抱き、少しずつ地味な努力を

積み重ねていったこの方たちに、

本当に頭が下がるような思いがしました。

「新しい計画の成就は

ただ不屈不撓(ふとう)の一心にあり。

さらばひたむきにただ想え、

気高く、強く、一筋に」

これは中村天風さんの言葉ですが、

まさにこのような気高い信念と

不撓不屈の思いを感じました。

 

この話がドラマになってから、

相談件数も増え、全国にこの仕組みが

知られるようになったということでした。

まさに、田尻さんたちに

「他力の風」が吹いたのだなと思います。

 

3 志を高く持っている

看護婦の田尻さんは、

人の一生をこのようにお話しされました。

この世に生を受けたことを祝福され、

愛を与えられて育ち、

「心が生きる」性教育を受けたならば、

必ず社会で貢献できるような人に育っていく、

そして自分の人生の終盤になって、

本当に幸せな人生だったと思って、

息を引き取ることができる、

より多くの方が、このような人生を送る、

そのお手伝いがしたい。。。

田尻さんは、このようにおっしゃっていました。

(正確な表現は違うかもしれませんが、

私はこのようなメッセージを受け取りました。)

 

田尻さんはじめ、

この仕組みに関わった方たちは、

本当に志が高いと思います。

ですから、ゆりかごが軌道に乗った今でも、

より高い目標を求めて尽力されています。

今回の講演を聞いて、できることなら、

願わくば、自分もこんなふうに

歳をとっていきたいなと思いました。

「できるかどうか」ではなくて、

「やるかやらないかなんだよな。。。」

と自分に言い聞かせ、

この講演会場を後にしました。

 

ゆりかごのドラマを見ていなかったら、

この講演の内容も中途半端にしか

理解できなかったかもしれません。

本当に素敵な巡り合わせに、

今日はひたすら感謝しました。

 

自分がどんな人生を送るのか、

自分の家族や周囲の人に

どんな人生を送ってもらいたいのか、

これを考える上で、

大切なヒントをいただいたような気がします。

この、

「どんなふうに、自分の人生を終えたいのか」

というテーマは、

誰しも、いちど立ち止まって

考えてみて良い内容だと思います。

ですので、今回メルマガで

皆さんと共有させていただきました。

 

田尻さんの書籍はこちら

 

 

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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