こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。
今回は、標記のテーマと関連して、
稲盛氏が「京セラフィロソフィ」の中で
次のようにお話をされています。
稲盛氏のお言葉は「」で引用させていただいています。
「ここで私は『手の切れるような製品』
という表現を使い、
頑として彼の持ってきたサンプルを
受け付けませんでした。
『手の切れるような製品』というのは、
「最高の品質を持った完璧な製品」
ということです。
。。。その後、見た目も美しいものとなるまで
品質を追求していったおかげで、
半導体パッケージのビジネスは
成功を収めていきました。
。。。この姿勢があったからこそ、
京セラは中小企業から中堅企業へ、
また中堅企業から大企業へと
発展していったのだと思います。
。。。これは、製品の話だけではなく、
社員の立ち振る舞いに対しても言えることです。
社員の立派な振る舞いを通じて、
社風にも品格が備わり、いわば手の切れるような
会社とならなければなりません。」
このような品格を備えるために、稲盛氏は、
「京セラフィロソフィ」という戒律があり、
それを実践することが大切である
とお話されています。
さらに、稲盛氏は、お釈迦様がなさったように、
心を磨き、悟りを開くために、
六波羅蜜という戒律を守り、
実践することが大切である
とおっしゃっています。
六波羅道の中で、最初の三つを、
算命学の経験則に照らして
お話ししたいと思います。
算命学とは、四千年前の中国で発案された、
生年月日から、我々人間の宿命や運勢を
読み解いていくものです。
私は、この五年間ほど算命学を学び、
経験則に照らして、
算命学の実証性を確かめてきました。
これを使って、
稲盛氏の人生に算命学の分析方法を適用して、
読み解いてきます。
その際に、六波羅蜜の最初の三つ、
布施、持戒、精進について
お話をしたいと思います。
稲盛氏の人生には、
六波羅蜜の最初の三つが
次のような形で実践されています。
1. 利他の心 ( 布施 )
2. 欲望を自覚し、抑える ( 持戒 )
3. 誰にも負けない努力 ( 精進 )
1つずつ、さらに深く説明します。
1. 利他の心 ( 布施 )
「私は、事業経営とは一見相矛盾するような
『利他の心』ということについて、
よくお話ししています。
この『世のため人のために』という利他の心は、
布施と同じことなのです。
中小企業の経営者は、
従業員を守っていくために日夜頑張っています。
それも他の人のために
尽くしていることになりますから、
立派な布施であると私は思います。」
→ 算命学でみますと、稲盛氏の宿命には、
納音(なっちん)という要素があります。
これは、社会の悪を正すということです。
稲盛氏は、昭和の高度成長期に会社を立ち上げ、
発展させていらっしゃいます。
当時は、労使紛争があり、
社会全体が「お金が第一」
という見方に染まっていたかもしれません。
けれども、世界中に蔓延している、
その「お金が第一」という考え方を正していく、
これが稲盛氏に与えられた宿命でした。
そして稲盛氏は、まさにそれを京セラ、JAL、
そして盛和塾を通して実践されたのだと思います。
会社は株主と一部の経営者のためにあるのではない、
全従業員の物心両面の幸福を追求するためにあるのだ、
と正面から言っている企業は、
古今東西、京セラくらいだと思います。

2. 欲望を自覚し、抑える ( 持戒 )
「貪(とん:欲望)、瞋(しん:怒り)、
痴(ち:妬み)、慢(まん:傲慢)、
疑(ぎ:疑い)、見(けん:邪)
を六大煩悩落とし、
それらを抑えなさいとお釈迦様は解かれました。
これが持戒、戒律を守るという意味です。」
→ 稲盛氏の命式は、金性一気格といい、
仕事で大成功するという宿命が出ています。
けれども、それには条件があります。
金性といって、水 (知恵や考え方) を
生み出す水源が多すぎるのです。
この水源が多すぎますと、そこから出てくる水も
汚く濁ったものになりがちです。
この場合の水は、
自分の考え方や心のあり方と考えて良いでしょう。
稲盛氏もおっしゃっていますが、
仕事が成功すると、
初心を忘れ、傲慢、豪奢になり、
他の人から受けた恩を忘れ、
人格が変わってしまう経営者がいます。
人生における成功は、これほど、
人の心を変えてしまいやすいのです。
心をきれいに保つには、修行僧以上の修行して、
絶えず心を高めなければいけません。
これほど実業界で成功した稲盛氏が、
ご自身の人生を振り返って
「理念を高め続ける日々だった・・・」
とおっしゃったそうです。
それは、自分の心や判断能力が曇らないように、
常に心をきれいに保つこと、
それに全身全霊をかけてきた、
このような意味ではないかと思います。
これを思うたびに、自分の心は曇っていないか、
正しいことをやっているのか、
常に反省しなければいけないと思います。

3. 誰にも負けない努力 ( 精進 )
「これは一生懸命に働くということです。
私は皆さんに、
『誰にも負けない努力』を要求しています。
たとえ他人が寝ている間であっても働く
というくらいの努力をする、
それが精進なのです。
禅宗のお坊さんは、悟りを開くために
大変厳しい修行しておられます。
農作業をするにしても、掃除をするにしても、
座禅を組むにしても、必死に取り組んでおられる、
それがすなわち精進です。」
→ また、稲盛氏の人体図
(主に性格などを読み解くもの) には、
責任感を持って職務を全うするという星、
確固たる信念を持って、その信念を貫くという星、
これらがあります。
誰にも負けない努力とおっしゃっている背景には、
こうした星が働いているのではないかと思います。
また、「渦の中心になる」ということを
稲盛氏もおっしゃっていますが、
稲盛氏自身が、とても大きな渦や流れを作り、
周囲の人々をその大きな渦に巻き込んでいく、
このような力を持っています。
稲盛氏が、誰よりも率先して働き、
日々仕事をしながら精進をしているので、
周りの方もそれにつられて真似をしていく・・・
という動きがあったのではないかと思います。
私は先日、福岡県の英彦山で
修験道の信者が修行した修行窟を回ってきました。
どの場所も、その修行窟に行き着くまでが大変で、
このような険しい山の、ほぼ道なき道を修験道の
修行者たちは回っていたのかと思いました。
そのような道を通ることで、
信者の方は、自分がより謙虚になり、
困難を乗り越える力をもらい、
地道な努力を続ける活力をもらって
いたのではないかと思いました。
こうした修行をすることで、
自然を崇拝し、自分が謙虚になり、
生かされていることに感謝する、
このような境地になっていくのではないか、
と感じました。

さて、まとめますと、
会社経営や自分の人生を通じて、
人間性を高めていくこと、
心を高める事は
修行と同じ効果があると思います。
会社経営を実践しながら、
魂を磨く、修行をするためには、
世のため・人のためを考え、
自分の煩悩に気づき、これを抑え、
そして一生懸命仕事に取り組む、
こうしたことがまずは必要になるかと思います。
六波羅蜜のこれ以降の項目、
忍辱、禅定、智慧については、
また機会があるときに、
取り上げたいと思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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