正式雇用の前に「大善」をなす、令和の労使問題解決 ー フィロソフィ：「小善は大悪に似たり」

こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、標記のテーマと関連して、

稲盛氏が「京セラフィロソフィ」の中で

次のようにお話をされています。

稲盛氏のお言葉は「」で引用させていただいています。

 

「『小善は大悪に似たり』というのは、

例えば自分の子供がかわいいばかりに溺愛し、

甘やかし、大事に育てたつもりなのに、

子供が長ずるに及んでロクでもない人間に育ってしまい、

世間にもたいへんな迷惑をかける。

そういうことを言った言葉です。

また、『大善は非情に似たり』と言いますように、

大善はたいへん薄情に見えます。

『人間若いときには苦労は買うてでもせよ』

とよく言います。

『強いライオンはわが子を千尋の谷に突き落とし、

そこから這い上がってきた子供しか育てない』

というたとえ話をする人もおられます。

つまり、むごいように見えるけれども、

それは愛のムチとして、

その人を大きく育てるために必要なものなのです。

まさにむごい仕打ち、非情に見えるその行為が、

実は大善をなしていく。

『大善は非情に似たり』とは、そういうことです。」

 

今回は、スタッフさんを教育 ( トレーニング ) するときの、

重要なポイントを稲盛氏がお話ししています。

平成・令和になってから、法令や制度により、

企業にとって、このような厳しいトレーニングをすることが、

より一層難しい状況になってきました。

その中で、今の企業がスタッフさんに対してできる

最大限の「善」は何か、これを考えてみたいと思います。

企業に課される義務などを考えると、

企業は次の３つのステップを念頭に置いて、

採用活動を進めるのが良いのではないか、

と思います。

 

 

弊社は算命学を使った

ビジネスアドバイザリー事業を考えていますが、

特に、算命学をどう活用できるのか、

という観点も入れて、

上のステップについてお話ししたいと思います。

 

1 【ステップ１】“ 本質を見抜く ”

 ── 試用期間前に最大の欠点を見極める

「しかし彼も、自分の欠点を

うすうす知っているわけです。

つまり、この本能心に満ち満ちた、

欲望に満ち満ちたものだけで物事を判断すると、

必ず失敗するということを彼は知っているのです。

知っているから、経験を積んだ冷静な80歳の

おじいさんを外国にまで連れて行って横に置き、

八卦見（はっけみ：易占いを職業とする人）

ではないですが、その人に

『あなた、どう思うか』と聞いておられる。」

（稲盛デジタルライブラリーから引用しました。）

→ 稲盛氏のように、

人の本質を見極める事はとても大切です。

ですが、経験値の浅い私にとっては、

なかなか試用期間を始める前に、潜在的な

スタッフさんの欠点を見極めることが難しいです。

その場合に、算命学はたくさんのヒントを与えてくれます。

本人の生年月日という情報だけで、

その方の性格や性質のほとんどがわかります。

さらに、その方がどういう幼少期を過ごしたのか、

親との関わり、さらにその方の親の価値観を、

本人がどのように解釈しているのか、

これらがわかると、

本人の性格分析の精度が一層高まります。

性格上のある要素について、

それがそのまま出ているのか、

それとも陰転して出ているのか、

ということもわかります。

例えば、伝達本能の要素を持っていたとしても、

口数が少なかったり、

嘘をつくような要素がある場合には、

その本能が陰転してると捉えることができます。

そのような要素があるからといって、

そのスタッフさんに入っていただくのがダメだ

ということではありません。

2番以降の手続きを経て

最終決断を下すのが良いと思います。

 

弊社ではさらに、カードリーディングなどを使い、

潜在意識の働きも最大限に活かして、

その方の人となりを、事前に分析しています。

算命学の学問的なアプローチと、

潜在意識を活用した

カードリーディングの二本立てを行いますと、

その方の性格や人となりは、

ほぼクリアに浮き上がってきます。

例えばリーダーシップをどう思っているのかについて、

カードを使えば

「この人は、現状維持が最善と考えている」

という答えがクリアに返ってきます。

 

2 【ステップ２】“ 虚飾を剥ぎ取る ”

 ── １年間のトレーニングで欠点改善を最優先に

「そして、私は自分の考え方に

同調してくれる幹部数名に、

『これではいかん。何とかあの人たちの

考え方を変えてもらおう。

それには、『むしる』しかない。

固定観念をはがしてしまおう。

固定観念をむしりとるという意味で、

『むしる』しかない』と言い、

協力をお願いしたことがあります。。。。。

そうして虚飾をむしりとって裸になってしまえば、

なんと貧相な自分であるかということに気づきます。

学歴や職歴など、人間はいろいろな虚飾をまとって、

なんとか格好をつけていますが、

そんなものをすべて引きはがしてしまうと、

本当にみすぼらしい自分がいることに気づくのです。

そこまで、ありのままの自分というものを

さらけ出してから、私がいつも説いている考え方、

フィロソフィというものを、

改めて身につけてもらわなければならない

と思って教育していきました。

つまり、『人間として何が正しいのか』

という判断基準のもと、『謙虚にして驕らず』、

『素直な心をもつ』、『感謝の気持ちをもつ』

といった、人間として基本的な価値観を

身につけることを通じて、才覚ある人材に自らの

人間性を高めてもらうということをやりました。」

（稲盛デジタルライブラリーから引用しました。）

→ 稲盛氏は、自分もこのような欠点がある、

ここを直すようにするので、

あなたも直してほしいと伝えるそうです。

さらに、このような、本人が持っている

固定概念や欠点は、その方の潜在意識が

作用している場合がほとんどです。弊社では、

その方の潜在意識を変えていただこうと思って、

UMIという手法を通じて

ブロック解消を実践しました。

ただこれにはデメリットもあります。

会社の方で費用を出して

ブロック解消プログラムに取り組んでいただくと、

本人がもつ「自分自身が変わりたい」

という気持ちが弱いので、

効果があまり期待できないのです。

けれども、企業の側と本人の側とが一体となって、

この欠点の改善に取り組む実践としては検討できます。

さらに、この一年の試用期間の間に、

スタッフさんの具体的な言動や生活、

考え方なども実務を通じてみることができます。

こうした実務に現れるその方の性格や人となりも、

算命学を使うと、

さらに高い精度で分析することができます。

 

3 【ステップ３】“ 非情の大善 ”

 ── 試用期間満了前に組織全体への影響を考え決断

「働きもせず、斜に構えたような人間が

のさばっているような会社であっただけに、

私がいくら注意をしても、

聞く耳を持とうとしない人が、

私の職場にも一人いたのです。

あるとき、私は思い余って、その人に、

『あなたは私の職場には要りません。

もう辞めてください』と告げました。」

（稲盛デジタルライブラリーから引用しました。）

→ 欠点を改善していただく事は大切ですが、

本人に「変わりたい」という意思がなければ、

なかなか現実を変える事は難しいです。

最後は、ここで稲盛氏が述べるように、

非情と見えるかもしれないですが、

「大善」をなす姿勢が大切だと思います。

算命学で見ると、

人間、誰しも、自分の欠点を見つめ、

謙虚に過ごし、欠点を直していく

という時期が必ずあります。

そこを謙虚にならずにスルーしてしまうと、

ご自身の運勢が下がり、何かのサインを

天から与えられることになります。

仕事、健康、家庭環境、財産などに影響が出て、

本人に反省を促すようなことが起こります。

このようなサインがあっても、それ（ 自分の欠点 ）を

見ないようにする方もたくさんいます。

ここは本人の為にも、

事実を突きつける決断が必要なのだと思います。

 

 

**まとめ：大善をなす３つのステップ**

 

 

これらを通じて、

真の愛のムチ ― 大善をかたちにする

企業風土を築いていきたいと思います。

 

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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