生きているのが苦しくなる、これって鬱じゃないか、と思ったら、逆転の発想で流れを変えていきましょう。心に寄り添うマインドコーチ、、 ユキーナ ・サントスです。
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昨日、合気道の山口先生とお話しした内容がこれです。
よく死ぬことができるものは、よく生きることができるものなり。
なんじゃこりゃ、と思う方がいるかもしれません。
10年前の自分だったらこの意味が、わからなかったと思います。今だからわかると言うのではありません。ただ何となく、今は先生がおっしゃろうとしていることがわかるような気がするのです。
先生の合気道は究極の脱力です。
わかりにくいと思うので、昨日の稽古の例で説明しますね。私は、4段の黒帯の方と組んで片手投げ呼吸投げをしていました。私の肩に力が入ってしまって、相手に止められてしまいました。
先生がこちらに来てこの4段の黒帯の方に呼吸投げをします。実際に投げるのではなく、その「前裁き」を見せてくれたのです。
こんな風におっしゃっていました。これができるのは、先生が脱力しているからです。肉体も精神も、何もない無の状態になっているからです。
「18か、19の時に自分が死んでいくという体験をした。自分はもうこのまま死んでいくと思っていた。生きるか死ぬかの思いで、ヨガの沖先生のところに行ったのだよ。」
山口先生はこうおっしゃいます。
その後にも、大きな病をしたし、断食もやった。こうして生きるか死ぬかの経験をしたんだよ。
私にはそこまでの経験をしたことがありません。死ぬという事の体験がわからないのです。
これはある意味、自分の執着を取るということだと思います。
ここで死んでいくと思った時、肉体はどうなるでしょうか? この世の執着、できなかったことへの想い、残していくものへの想い、魂が離れていく恐怖、人間への愛情、自分が住んだ地球への愛、こうしたものが次から次へと自分の中に沸き起こってきます。
そして私は自分で自分に問いかけます。毎日毎日、1分1秒を大切に生きただろうか? 愛する人間との関わりを大切にしただろうか?愛する地球に、悔いのないように接しただろうか?
こうすると、生きることにエネルギーが向けられるのです。自分がエネルギーを向けること、これが明らかにわかってくるのではないかと思います。
死ぬこと、この世から自分が消えてなくなることを考えると魂や思考が、次の段階に行くのだと思います。
この世での執着とは何か?この世でのミッションは何か? 執着が全て消えてなくなったとき、一種の無の状態になって、自然と生きることに全てのエネルギーが向けられるのだと思います。
これが、先生がおっしゃっている、よく生きる事はよく死ぬことなり、という内容と重なってくると思います。
今日は、生きること、死ぬこと、無になること、これについてたくさん考えました。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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