こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、標記のテーマと関連して、

稲盛氏が「京セラフィロソフィ」の中で

次のようにお話をされています。

稲盛氏のお言葉は「」で引用させていただいています。

 

「百年に一度、あるかないかの大きな転換地に、

『知識がないから、経験がないから』

といって手をこまねいていたのでは、

次のチャンスはまた百年後になるかもしれないと思い、

私は第二電電を作り、電気通信事業に進出したのです。

創業以来、京セラは『やれもしないことをやる』

ということを実行してきて、

それが習い性になっています。

有意注意で、どんな些細なことであっても、

深く考え、まるで暗闇の中で

全神経をとがらせて歩く

というような生き方をしてきました。

当社は、常に自分自身で考え、

自分自身の足で歩くことを実行してきました。

そのことが第二電電の経営に

好都合だったと思います。」

 

私たちが今生きる令和の時代は、

大きな構造変化のただ中にあります。

・AIが人間の仕事を代替する時代が来る
  と言われている

・「貯金」よりも「投資」が重要だと
  されるようになってきた

・グローバリズムとナショナリズムがぶつかり、
  世界が分断され始めている

こうした時代において、

過去のマニュアル通りのやり方では、

私たちは生き残れないのではないでしょうか。

 

このような世界状況の中で、

これまでのマニュアルが通用するとは思えません。

新しいビジネスの方針や指針を考えていく上で、

この独創性はとても重要な要素になると思います。

稲盛氏がここで説明されている独創性とは、

次のようなプロセスから生まれると思います。

 

1. 窮する、極限まで追い詰める

2. 「これでいいのか?」と日々問いかける

3. 自分で決意し、謙虚に学ぶ

 

ひとつづつ、説明します。

 

 

1. 窮する、極限まで追い詰める

 ー窮することから始まる独創性ー

「窮すれば通じる道は、必ずあります。

つまり、私はあえて自分を窮する状態、

困った状態に追い込んで、そこから

新しい技術を生み出そうとしたのです。。。。。

『そのようにして、(二宮)尊徳は

陽明学を究めていくわけですが、

その中で、天地の理と言いますか、

孔子が説いた天道を知ります。

同時に、道徳律と言いますか、

人間が守らねばならない道徳

というものも知ります。

そして、尊徳はそれに則って

生きていこうと誓います。

その真髄になったのが、

『至誠の感ずるところ天地もこれがために動く』

です。

誠実でひたむきな働きぶり。

そういうものには、天地もこれが為に動くという。

天も地も、その誠実さ、その誠意に感動して、

それが為に動くと、尊徳は信じていたわけです。

またそういうものは、

至誠の感ずるところ鬼神もこれを割く」

わけです。

一生懸命でひたむきであれば、

天地も助けてくれるだろう、

神様も助けてくれるだろう。

そういうことを尊徳は、

信念にまで高めていました。」

→ 天地もこれがためにうごく

これは天地とつながることであり、

我々の潜在意識や深層意識にある、

叡智(知恵)に気づくことでもあります。

歴史や人間の栄枯盛衰を振り返ってみると、

そこには必ず未来を生きるヒントが

隠されているといいます。

世の中にある金言格言には、

こうした知恵が凝縮 (エッセンス) されたもの

だと言えるかもしれません。

こうしたヒントに気づくには、

やはり極限の状態まで自分を追い詰める、

我々が「鬼気迫る」状況になることが

必要ではないかと思います。

 

2. 「これでいいのか?」と日々問いかける

 ー常に問い続ける力が型を破るー

「『独創性を重んじる』という文章の中に、

『毎日毎日創意工夫を重ねていく』

という言葉がありました。

その一つ一つの創意工夫はわずかなものですが、

一年、二年、いや十年、

当社のように三十九年もたてば、

偉大なことをなし得るのです。」

→ 独創性と反対の言葉は、

「答えと型を持って、そのパターンにとらわれる」

ということです。

いわゆるマンネリ化と言ってもいいかもしれません。

自分の中に、こうでなければならない、

という答えと型があるので、それにとらわれ、

宇宙の法理法則や人間がもともと持っている

知恵に気づくことができなくなります。

そして、こうしたこれまでの既成概念に囚われて、

身動きができなくなり、独創的で新しい考えや

行動を全て否定するようになります。

こうしたところに文明や人生の

終わりがあるのかもしれません。

自分自身こうなっていないか、

謙虚に反省し、常に、「これでいいのか」

自問自答していきたいと思います。

 

3. 自分で決意し、謙虚に学ぶ

 ー他人任せにせず、自分で決意するー

「以前、日本の大企業が

旧ソ連とのビジネスの進め方について

旧ソ連向けにプラント輸出を

成功させていた当社に来られては

『稲盛さん、どうすれば御社のように

うまくいくのですか?』

と尋ねられたとき、私は

『あぁ、何ということだ・・・』と思いました。

大企業には、一流の大学を出た

優秀な人材がたくさんいます。

私は、そういう会社は当然のことながら、

自分たちで考えた道を

歩くのだろうと思っていました。

ところが、京都の中小企業に

『どうすればいいのでしょうか?』

と聞きに来られます。

そんな、人に頼るような考え方で、

会社経営がうまくいくわけがありません。

経営が少し行き詰まると、

『人に聞いたら、

簡単に解決策を教わることができる』

と安易に考える経営者がたくさんおられます。

それも中小企業の人が、

大企業にきくのならまだわかりますが、

大企業の方が、成功したという

中小企業の風聞を聞いて、

その方法を聞きに来られるとするならば、

そういう心構えこそが、

経営のうまくいかないもとなのです。」

「天地もこれがために動く」

—— これは、宇宙や自然の法則と

人間の真我がつながっている

という、東洋思想の真髄です。

誠実な心で、一生懸命に努力する。

そうすれば、

天地(自然)も、鬼神(見えざる力)も、

私たちを助けてくれるという信念です。

この助けを得るために、

我々人間が何をしなければいけないか、

これを稲盛氏は、

二宮尊徳の例を使って説明しています。

1)いざという時に考えるのではなく、
  常日頃から、全神経を集中して
  ド真剣に考えること、

2)天地とつながり、
  神からの啓示を受けることができるように、
  ひらめきがもらえるような努力をし、
  環境を作ること、

3)あらゆるシミュレーションを繰り返すこと、

 

このようなことが大切だと思います。

自分自身まだまだできていないことですが、

誰にでもできることだと思い、

まずは向かっていきたいと思います。

そのためには、普段からアンテナを立て、

自分に入ってくる情報を謙虚に見つめ、

奢り高ぶらずに実行・実践し、

経験を積んでいくこと、

このような姿勢が大切だと思います。

 

さて、まとめますと、

独創性を重んじるためには、

いつも自分を極限まで追い詰め、

天地とつながり、謙虚に、愚直に、

自ら考えて行動を積み重ねていくこと、

このようなことが必要になると思います。

私自身まったくできていないので、

今日から独創性について、

改めて考えていきたいと思います。

 

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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