こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、標記のテーマと関連して、

稲盛氏が「京セラフィロソフィ」の中で

次のようにお話をされています。

稲盛氏のお言葉は「」で引用させていただいています。

 

「…(日本の)過当競争を生んでいる原因として

模倣体質がある。

一社が何か新しい技術なりアイデアで成功すると、

他社も類似の商品を生産し、

同じ市場でシェアを争う、

いわゆる同質競争をしている。

日本人のこの模倣体質あるいは横並び体質は、

弥生時代以降の稲作農業によって

形成されたものと思われるが、

確かにこれまではこの体質が

日本の成功に役立ってきたと言えるだろう。

しかし、今日逆に、

この体質が海外の市場のかく乱要因になっている。

(中略)日本において、

このような模倣体質を改めていくには、

まず、日本人に染みついた

集団への協調を最優先させる価値観を見直し、

個の確立を促すように教育制度を改める必要がある。

また、同時にこのような競争秩序を形成することが、

我々を国内での際限のない過当競争から救済し、

真にゆとりある社会を

実現する道でもあることを認識すべきである」

【出典:「日本企業、模倣改め独創性を」
(日本経済新聞、1992年6月18日、
「経済教室 企業人からの提言」)】

 

ここでは、稲盛氏は、

日本人が真に独創性を発揮する重要性

を説いています。

最近、アップルの創業者である

スティーブ・ジョブズ氏の生い立ち、

算命学を使ったジョブズ氏の

命式・宿命を研究しました。

ここからヒントを得た

独創性を発揮するコツは、

次のポイントだと思います。

 

1 外国の哲学・文化に触れる

2 世界の将来像をイメージする

3 見えてくるまで考え抜く

一つずつ、さらに深く説明します。

1  外国の哲学・文化に触れる

稲盛氏の言葉

「(西郷隆盛は)そういう、

もうこれで一生流罪の身で、

奄美の沖永良部島で命果てるのか

という辛酸をなめております。

中国の故事や、

中国の聖賢たちが説いたいろいろな教え、

先ほど申しましたような簡単な倫理観、

道徳観といったものは、

我々はみな知ってはいますが、

そういうものは幾度かの辛酸をなめて初めて、

それが自分の血となり肉となって、

自らの人格に影響を及ぼしていくわけであります。」

(「稲盛デジタルライブラリー」から引用しました。)

→ 当方のコメント

ジョブズは、日本の禅等を学び、

アジアの精神性にも精通していました。

医学や健康療法にも東洋的な考え方や

思想を取り入れていたといいます。

このようなところから、

新しい発想、着眼点を

もっていたのではないでしょうか?

このように、まったく別の文化や

思想、哲学に触れるということが、

独創性を生み出すもとになったと思います。

私は今、中国の古典を学んでいますが、

これに限らず、ギリシア哲学や

ユダヤ・キリスト教についても

学んでいきたいと思います。

このような海外の哲学を学ぶことが、

新しい発想の着眼点につながるのではないか、

と思います。

 

2 世界の将来像をイメージする

稲盛氏の言葉

「私は半導体のパッケージを

全世界に供給していましたので、

超LSIの進歩の歴史をずっと見てきました。

ですから、今のままで半導体が成長発展していけば、

大きなトランクの中に入っていた

送受信機が小さくなって、

携帯電話の中に入っていく時代が5年、

いや、7、8年先には来るだろうとみて、

必ず携帯電話の時代になると思っていました。

つまり、自動車電話ではなくて、

携帯電話の時代が来るというように、

私なりにカンを働かせていたわけです。

ですから、自動車電話の解禁をするときに、

私はいの一番に

「第二電電がやりたい」と手を挙げました」

(「稲盛デジタルライブラリー」から引用しました。)

→ 当方のコメント

ジョブズがiTunesを開発する際の目的は、

何千、何万という音楽の楽曲を

どこでも気軽に持ち歩くということです。

レコード、カセットテープ、CDと

音源を持ち歩くデバイスが進化してきました。

けれども、我々の発想はあくまでも、

音楽というモノを何かにいれて、

持ち歩く、ということです。

入れ物のサイズはどんどん小さくなっていきますが、

どこかに保存して、物理的な形をなくす、

という発想はほとんどありませんでした。

ユーザーが夢を描いても、現実には不可能、

というチャレンジでした。

それを可能にするには、やはり、みんなが、

小型のiTunesで音源にアクセスする、

何千・何万という音楽を持ち歩く、

という未来を思い描くことが必要だと思います。

将来像を思い描く、こうしたところから、

独創性がはぐくまれていくのだと思います。

 

 見えてくるまで考え抜く

稲盛氏の言葉

「特に新しい事業を展開する場合には、

頭の中で、実際に進出したときと

同じような状況を想定しながら、

それに対処する具体的な方法を組んでいきます。

そして成功して、目標を達成した喜びに

あふれた場面を想像できるほどまでに、

シミュレーションを繰り返し、繰り返しやっていく。

つまり頭で考えるのですが、

実際に「見えてくるまで考え抜く」

ことが大切なのです。

逆に言えば、成功したときの姿、

目標を達成したときの姿が見えてこなかったら、

着手してはなりません。

それはあたかも、

碁や将棋で何十手も先まで読んでいくのと同じです。

「こう打って、相手がこう来たら、こう返して」

というように、相手の出方も想定しながら

頭の中で手を打っていきます。

そして、自分が詰めて

勝つ姿が見えてくるまで考え抜くのです。

頭で考え尽くして、もしどうしても途中で

「これではダメだ」と思ったら、

ご破算にします。頭の中ですから、

碁であれ将棋であれ、失敗したら

また組み直すことができます。

それを常に繰り返していって、

ようやく見えてきます。

最後はこういう手を打って、

相手を詰め切れる。

それが見えてくるまでシミュレーションを

続けなければなりません。

それも白黒で見える程度ではダメです。

カラーでくっきりと鮮明に

見えるようでなければ実現しません。

少し神懸かり的に聞こえるかもしれませんが、

実際、私は自分で新しい事業を

展開するにあたって、そのように

先まで全部見えていたケースが多くありました。」

(「稲盛デジタルライブラリー」から引用しました。)

→ 当方のコメント

ジョブズは、iPadやIphoneのデザインに、

一切の妥協を許さなかったそうです。

透明感があり、スタイリッシュである。

コンピューターではなく、

何かおしゃれな便利グッズを持ち歩いているような、

このような外観をとても大切にしたそうです。

ジョブズには、どのようなユーザーが、

このIpadやIphoneを手に取るのか、

それがクリアにカラーで

見えていたのではないかと思います。

私も、自分のビジョンについて、

クリアに思い描けるまで、

シミュレーションを繰り返そうと思います。

 

さて、まとめますと、

独創性を発揮するには、

自分の文化圏とは全く異なる文化や哲学を学び、

その要素からヒントを得る、

そして将来の世界像を想像する、

こうしたイメージがカラーで見えてくるまで

繰り返し考えぬくことではないかと思います。

私自身、

なかなかそのレベルまで到達できませんが、

少しづつ努力したいと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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