日本のためにとか言われると、ドン引きになる。宗教の話をされると、本当に嫌になる。こう思ったあなたに、世界中どこでも熱く宗教の話ができる秘訣を教えます。あなたのためのフィロソフィーインストラクター、ユキーナ ・サントスです。

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今日は、日本人のアイデンティティーとDNA、これについてお話ししたいと思います。

ちょっと政治的な話と思われるかもしれませんが、政治の専門的な話は一切しないで、靖国神社参拝の意味を考えてみたいと思います。

今日は、靖国神社の献花に参加させていただきました。私が所属しているのは華道相阿彌流という生け花の流派です。こちらが1年の間に何回か、靖国神社で献花をしています。

私が最初に靖国神社に行ったのは、もう7年か8年位前だと思います。その時にこの献花で出瓶された作品を見る機会に恵まれました。その時は見ることに専念し、自分で花を生けることがありませんでした。けれども今回は、花をいけさせていただきました。

靖国神社は毎回お伺いするたびに感慨深い気持ちになります。以前、家元先生からお伺いしたことがあります。「靖国神社というと、軍国主義の象徴のように思う方がいられると思います。けれどもそうではなくて、これまでの戦争でなくなった、たくさんの方達の御霊を祀っているところなのです。」

 

このようなお話を聞いて、神社の中に入って参拝をし、併設されている資料館を拝見しました。万感の思いがあります。もしこれまでいかれたことがない方がいましたら、ぜひいちど行ってみられることをお勧めします。

この神社への参拝いかんを議論する前に、これだけたくさんの人が、命を落としたということを知る大切な場なのだと思います。

花をいけた後、神社の拝所に入り、参拝をさせていただきました。「有位注意」-対象にきちんと意識を向けること-に意識して、そこに眠る人たちの魂に感謝の思いを向けさせていただきました。何か普段と違った時間や空間を過ごしたように思いました。

奥の拝所から待合室に戻る時、家元先生から教えてもらって、「さざれいし」をみました。君が代に歌われている「さざれいし」です。その歌詩の言葉のひとつひとつを考えて、これまた感慨深い気持ちになりました。

合気道の山口先生はおっしゃいます。「命ある者の務めは、命をつなぐことだよ」国がどうこう、国家がどうこうという以前に、自分の中にあるDNAは面々と繋がれてきたのだなと思うととても温かい気持ちになりました。今の私には子供がいないので、物理的に自分のDNAをすべて引き継ぐことはできません。けれども私が受け継いだDNAは、私の姉弟やその前の世代からの親戚など縁のある人たちの中に引き継がれていくのだなと思いました。そして物理的にDNAを残すことができなくても、自分の考えを、後世に残していきたいと思いました。自分のできる範囲で残していけばいいし、少なくとも残すような活動をしていきたいと思いました。

 

これも自然に人間が持っている本能ではないでしょうか?肉体は滅びいるけれども、魂がまた別の肉体を借りて、この世に来ることができる。そう考えると、このような特別な場所で、日本のために、後世のために命を捧げた方達の魂に寄り添うことがとても大切なことと思うのです。

合気道は本当に和の精神を持った人でないとできないと思います。この合気道を世界中で求めている人に広めていくことで、和の精神が広まる、これは素晴らしいことだと思いました。

8月の最初にあたって、この日本人のアイデンティティーとDNAの考えを皆さんと共有させていただきました。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。