こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、標記のテーマと関連して、

稲盛氏が「京セラフィロソフィ」の中で

次のようにお話をされています。

稲盛氏のお言葉は「」で引用させていただいています。

 

「仕事をしていく上では、公私のけじめを

はっきりつけなければなりません。

プライベートな事を勤務時間中に持ち込んだり、

仕事上の立場を利用して取引先の接待を

受けたりすることは厳に慎まなければなりません。

勤務時間中の私用電話の受発信を禁止したり、

仕事を通じてのいただきものを個人のものとせず、

みんなで分け合っているのもそのためです。

これはささいな公私混合でモラルの低下を引き起こし、

ついには会社全体を毒することになってしまうからです。

私たちは、公私のけじめをきちんとつけ、

日常のちょっとした心の緩みに対しても、

自らを厳しく律していかなければなりません。」

 

基本的なことだと思いますが、

稲盛氏は公私のけじめが必要な理由として、

次の三つをあげています。

 

1. 仕事に集中するため

2. 卑しい人間をつくらないため

3. 人間としての普遍的な価値観を共有するため

 

 

一つずつ説明します。

 

1. 仕事に集中するため

「会社では先ほどお話しした有意注意で、

皆、真剣に仕事をしているわけです。

そんな時にプライベートなことで友人から電話が

かかってきたからと、簡単にそれを取り次いで

『次の日曜に遊ぼう』などと話をしている。

そんなことでは仕事にならないわけです。

勤務時間中は、必死に、真剣に

仕事をしてもらわなければ困る。

そう思っていますので、公私のけじめをつける

ということについては非常に厳しく捉えています。」

→ 稲盛氏は、「魂を込めて語りかける」

ということもおっしゃっています。

魂をこめて、自分のエネルギーを

スタッフさんに注入して話しかけるので、

話終わったときには、自分はクタクタで

抜け殻のようになる、とおっしゃっていました。

そのくらい、集中していたら、

休みの日のこと、仕事がおわったら、

ということは考えないものです。

集中する、一生懸命に打ち込む、

このような姿勢が自分にはまだまだできていない、

と思いました。

 

2. 卑しい人間をつくらないため 

「一度そういう役得を経験してしまうと

それが習い性として身に付いていって

人間が次第に卑しくなるのです。

つまり卑なる人間、卑しい人間が

会社の中で育ってしまう。

人間の中で一番レベルが低いのは

卑しい人間だと私は思います。。。

人間として一番低俗である、この卑しい人間を

育てるようなことをしてはいけません。」

→ 理由もないのに、人から施しを受けることを

当たり前と思い、金品をせびる、

このような人間が卑しい人間なのだと思います。

これは日本だけでなく、世界のあらゆる国で、

当たり前のように目にしたり、耳にします。

これは究極的には、自分で自分を

どのような人間として扱うか、

という話だと思います。

自分を卑しい人間として扱うのか、

それとも、自分は正当な理由がないのに、

金品をむさぼる人間ではない、

と自分の人間としての品格を大切にするのか

このような話だと思います。

自分をいつも振り返り、

卑劣なことがないようにしようと思います。

 

3. 人間としての普遍的な価値観を共有するため

「(アメリカにあるうちのグループ会社で)

『うちの製品の販売店が欲しいのであれば、

これだけのリベートを私に渡しなさい』 

というようなことを言って実際に業者から

リベートをもらっていたという事実が発覚したのです。

私は、即座にその営業部長をクビにしました。」

「プラダを着た悪魔」というハリウッド映画がありました。

ファッション雑誌の編集長は、

秘書に自分の子供の世話をさせる、

プライベート旅行の手配をさせる、

公私混同が甚だしい、という場面がたくさんあります。

なぜこのような公私混同が許されるのでしょうか?

それは、数字をあげていれば、

(お金をもうけていれば)、誰も文句はいえない、

というアメリカの価値観が根底にあるからだと思います。

好き放題している、でも金を稼いでいるから、

当たり前だ、という理屈がまかり通っているからです。

どれだけお金を稼いでも、

会社の売り上げ・利益を作ったとしても、

やはり、人間として卑しいことをしていたら、

社会から、世間からはじかれていくのだと思います。

公私混同の裏にある価値観に注意し、

一生懸命仕事をし、役割を果たしていきたいと思います。

 

 

さて、まとめますと、

公私のけじめをつけるというのは、

仕事の効率を上げ、

スタッフさんの人間性を磨き、

人として正しいという価値観を身に着けるために、

とても大切なことだと思います。

自分自身、過去をふりかえり、

反省を忘れないようにしたいと思います。

 

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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