こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、標記のテーマと関連して、

稲盛氏が「京セラフィロソフィ」の中で

次のようにお話をされています。

稲盛氏のお言葉は「」で引用させていただいています。

 

「私たちの心には『自分だけが良ければいい』

と考える利己の心と

『自分を犠牲にしても他の人を助けよう』

とする利他の心があります。

利己の心で判断すると自分のことしか考えてないので、

誰の協力も得られません。

自分中心ですから視野も狭くなり、

間違った判断をしてしまいます。

一方利他の心で判断すると人に良かれという心ですから

周りの人みんなが協力してくれます。

また視野も広くなるので、正しい判断が出来るのです。

より良い仕事をして行くためには、

自分だけのことを考えて判断するのではなく、

まわりの人のことを考え、思いやりに満ちた

「利他の心」に立って判断をすべきです。」

 

稲盛氏が、なぜ利他でなければいけないのか、

その理由として次のことを挙げています。

 

1. 長期的に良い結果をもたらす

2. 広い視野から正しい判断をする

3. 大きな循環を作る

 

 

一つずつ説明します。

 

1. 長期的に良い結果をもたらす

「極端な例を挙げれば、相手が何も知らないのをいいことに、

あるものを相場よりも高い値段で売りつけようとする人がいます。

相手はただ世間相場を知らないだけであって、

その値段で買えば必ず損するだろうということが

売り手には見えているのに、

『それでも本人が買うと言っているのだからいいではないか』

と売ってしまう。

本能だけで物事を考えた場合、このように周囲の人に損をさせ、

後々大きな問題を引き起こしてしまう恐れがあります。

逆に利他の心で判断すると相手のことを第一に考えるわけですから、

『自分は儲かるかもしれないが

相手は後で必ず困ることになるだろう』

と思いとどまり、相手に

『こんなに高い値段で買ってはいけません。

私がリーズナブルな値段でお売りします』

というに違いありません。

これは一見損をしたように思えますけれども、

後で必ず双方にとって

良い結果をもたらすことになるはずです。」

→ 多くの人たちが、ここで稲盛さんがいう、

本能に基づいて商売をしています。

弊社が関わっている不動産の世界では、

特にこの傾向が強いです。

熊本、北海道、首都圏近郊など、

右から左へ土地を流すだけで、何十億もの

転売利益を得ようとする人たちがいます。

私は過去、昭和のバブル、平成のリーマン前のバブル、

コロナ前後のバブルと、バブル経済を経験していますが、

このような人たちは、その時に業界からいなくなっています。

一時的には良い思いをしたかもしれませんが、

中長期的に利益をだすことが難しいのです。

我々も日々の取引の中で、『お天頭様は見ている』

ということを肝に銘じて、仕事をしていきたいです。

 

2. 広い視野から正しい判断をする 

「残念なことに『自分だけ良ければいい』という

本能だけに満たされた凡人が巷にはうごめいています。

そして、勝った負けた、取った取られた、

儲かった損をしたと血みどろの戦いに明け暮れています。

そんな中でも利他の心を持った人が世間を見ると、

一段高いところからものを見ているようなものですので、

すべてが見渡せるのです。

正しい判断をしたつもりで仕事をしている凡人たちが、

少し行けばつまずくことになるということが、

その人には分かってしまうのです。。。。

欲だらけの心には見えるものも見えないわけです。」

→ バブル経済がまさにそうです。

これはおかしい、この取引には無理がある。

もし将来少しでも金利が上がったらどうなるのか、

物価が上がり、経費が大幅に上がればどうなるのか、

このような考察ができるかどうか、

このシュミレーションをする力は必要です。

欲にとらわれていると、

このバブルの波に乗ることで精いっぱいですから、

他のことを考える余裕がなくなります。

頭にも心にも、余裕や隙間がなく、

最終的に人・モノ・金、そして信用を失っていきます。

仏教ではこの血みどろの戦いの世界を「修羅界」と呼び、

「人」の世界よりも下の世界としています。

「人」になるために、「修羅」から抜け出ることが必要です。

「修羅」から抜け出ることで、

助け合う喜び、

人から必要とされる喜びなど、

人としての幸せを感じることが

できるようになるのだと思います。

 

3. 大きな循環を作る

「自分が儲かるか儲からないかということではなく、

相手にとってそれがいいことか悪いことかで考えてみよう、

と結論を出す前にワンクッション置くわけです。

そして自分にとっても良いことであり、

また相手も喜んでくれると確信したときに

初めて判断を下すようにするのです。そうしないと、

どうしても自分に都合のいいように判断してしまって、

相手に不利益を与えてしまいかねません。

思考のプロセスの中にそのような回路を

入れておくことは大変、大事なことだと思います。。。

誰もが皆、この現世に生まれ出てきて、

一回しかない貴重な人生を必死で生きています。

だからこそ、この世では森羅万象あらゆるものが共生し、

共存していかなければなりません。

自分も生き、相手も生かす。

つまり地球にある、生きとし生けるもの、

すべてのものが一緒に生きていけるようにすること、

それが利他なのです。」

→ 相手のことを先に考える、

相手にエネルギーと意識を向ける、

言い換えると自分のエネルギーと命を、

相手を生かすために使うわけです。

意識を向けられた方は、エネルギーがチャージできます。

そして遅かれ早かれ、物心ともに豊かになるでしょう。

そしてその相手が、またその方たちの

ビジネス上のお客様やスタッフさんに

このように意識とエネルギーを向ければ、

向けられた相手方が満たされます。

こうした相手に「与える」行為がめぐっていけば、

私たちのエネルギーは大きな循環を作ります。

こうした循環は、宇宙の意志と調和するのだと思います。

 

 

まとめますと、

利他の心を判断基準にする、

ということはとても大切なことです。それは、

ビジネスを長期的に成功させ、

広い視野からみることで失敗を避け、

エネルギーと経営資源の循環を作る

ことにつながります。

いつも自分の心をチェックしていきたいと思います。

 

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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