あー、また競争入札(ビット)で戦わないといけない、かててもかてなくてもどうでもいいじゃないか。。。とため息をつくあなた、戦いの憂鬱さ、解消しましょう。あなたのコンバットトレーナー、ユキーナ ・サントスです。

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今日は、戦う勇気と本当の戦いについて考えてみたいと思います。

それは、戦いとは何か?戦わずして勝つ方法、とは何か?戦いのフィロソフィーについて考えてみたいと思います。

私が尊敬する、京セラの名誉会長の稲盛氏はこのようにおっしゃっています。

「先に経営者には勇気、忍耐、体力が必要だと言いましたが、中でも勇気は非常に重要です。この勇気は、健全な精神は健全な肉体に宿ると言われるように、ある意味で肉体の強さに比例します。子供の頃、喧嘩が強かったという人間でもなければ、誰だって戦うのは怖い。口げんかにしてもそうですが、ましてや取っ組み合いの喧嘩ともなれば、よほど腕力に自信がない限り、やはり怖いものです。しかし、「自分は体が頑健というわけではないから」などと言って尻込みしているようでは、経営者、あるいはリーダーというものは務まりません。たとえ、か弱い非力な肉体しか持っていなくても、また喧嘩の経験もなく、とにかく信念を持って腹を決めてしまうことです。信念に裏打ちされた度胸を持って対峙するのです。そのためにも立派な経営理念を作り上げ、それを信念にまで高めていくことが何よりも大切です。」

と稲盛氏はおっしゃいます。

ここでは、戦い方を考えてみたいと思います。これも合気道の山口先生から教わった内容です。孫子の兵法や中国の古典などで説かれているのは、戦い方です。その戦い方の中でも、武力で勝つのは「下の下の下」といわれています。では何か「上等」なのかというと、戦わずして勝つことであり、相手に戦っても仕方がない、と思わせることです。合気道は、相手を受け入れ、相手の力を吸収します。というよりも自分が無の状態になるので、相手が自分自身と戦うしかなくなる状態になり、戦うことに意味がないと悟っていくのです。これを肉体を使って表現しているのが究極の合気道になります。私はまだまだこのレベルまで、肉体の精神化を高めることができません。

 

けれども、今の仕事のあらゆる場面で、戦わずして勝つ、あるいは戦いを避けることを実践しようと思っています。相手が何かの主張を無理矢理押し通そうとするときには、「認めて欲しい」と思っていることがあります。また「失うことへの恐怖」から、自分の言い分を押し通そうとすることがあります。そうすると相手の認めてもらいたい欲求を満たす、あるいは相手の恐れを和らげることで相手が満たされ、争いを避けることが出来る場合もあります。ここで説かれている信念を貫くための勇気もとても大切なのですが、実は、相手の行動の奥にあるものを察知することで、戦いを避けることができるように思います。

このような戦いを避ける知恵を積み上げることは日本人が得意とするところだと思うので、このような日本人の良い面を伸ばし、世界に広めていきたいと思います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。