こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、標記のテーマと関連して、

稲盛氏が「京セラフィロソフィ」の中で

次のようにお話をされています。

稲盛氏のお言葉は「」で引用させていただいています。

 

「不況に遭遇すると、

理想論を唱えているだけでは

経営なんてできやしませんと

言われるかもしれませんが、

理想が要るのです、理念が要るのです。

気高い、すばらしい理念を掲げて生きる

ということが絶対に要るのです。

そういうものではなく、自分のご都合主義で、

気ままに都合よく考えて経営をしていけば、

どこかで必ずつまずくはずです。」

(稲盛デジタルライブラリーから引用)

 

今回は、不況時の従業員のリストラに対して、

稲盛氏が上記のようにおっしゃっています。

不況時であっても、経営になぜ理念が必要なのか、

それは次のような理由だと思います。

 

1 誰のための会社なのか
  (事業の目的と意義)がぶれてくるため

2 大義の中の優先順位を持つため
  (集団を守る)

3 一人一人の生きる力を大切にするため
  (個を大切にする)

 

 

一つずつ、さらに深く説明します。

 

1 誰のための会社なのか

 (事業の目的と意義)

  ぶれてくるため

稲盛氏の言葉

「すべてを路頭に迷わせるよりは、

100人の人たちに涙を飲んで辞めていただいて、

あとの200人を守っていく

ということは正しい方法です。

方便や理念を曲げて、

得手勝手なことをしたのではありません。

理念を貫こうと思っているから、

100人の人たちに泣いて辞めてもらった。

あとの200人を守りきらなければならない

と思うからやったことであって、

決して矛盾してはいないのです。」

(「稲盛デジタルライブラリー」から引用しました。)

→ 当方のコメント

会社が存続しなくなったら、

従業員全員が路頭に迷ってしまいます。

今は人手不足の時代ですが、

アメリカでは、一流の大学で

コンピュータープログラミング等を学んだ人が、

AIの浸透で、仕事がなくなっているようです。

このような流れは遅かれ早かれ、

日本にもやってくるのではないかと思います。

そうなったときに、

誰のための会社なのか、

という経営の中心軸がぶれないように

しなければいけない、と思いました。

 

2 大義の中の優先順位を持つため

 (集団を守る)

稲盛氏の言葉

「国と国との戦いの中で、

国という大義のために

自分は友を見殺しにしてしまった

という歌ですが、

友だちを大事にしようというのは

人間としての究極の理念であり、

人間性なのです。

それは、会社を守ろう、

国を守ろうという大義の前に、

友を介抱しきれなかったということです。」

(「稲盛デジタルライブラリー」から引用しました。)

→ 当方のコメント

ワンフォーオール、オールフォーワン

(1人は全員のために、全員は1つの目標のために)

はラグビーでよく使われる言葉です。

まず、日本という国が滅びてしまっては、

自分の家族や大切な人たちも生きていけない。

だから国を守る、という大義です。

これに、昨今では、もっと大きな大義として、

地球を守る、ということが言われています。

地球があっての我々である、

という前提があるのだと思います。

ですが、集団とは何か、国家とは何か、

家族はどのようにすれば守れるのか?

国家、集団、家族、それぞれの危機は何か?

これを常に考えていくことが

大切なのだと思いました。

 

3 一人一人の生きる力を大切に

  するため(個を大切にする)

稲盛氏の言葉

「矛盾かもしれません。

しかし、それでも私は従業員を守っていく

という気持ちを変える気はありません。

二枚舌だと言われるかもしれませんが、

私は従業員に心から詫びて、

許してもらおうと思っています。

(このようにおっしゃるべきでしょう。)

素晴らしい理念を貫いていかれたら、

神の加護もあるはずでしょうし、

きっとこの不況を乗り切ることができる。」

(「稲盛デジタルライブラリー」から引用しました。)

→ 当方のコメント

不幸にも、リストラされてしまった社員には、

会社や経営者に対して、

恨みつらみ、言い分がたくさんあるでしょう。

けれども、前掲2で指摘したように、

このリストラがきっかけになって、

自分の中の別の能力や可能性が

開けてくる場合もあるのです。

昨今では、

入社した社員は3年以内に職場を変える、

という風潮になっています。

人によっては、現在の職場にいながら、

次の転職にそなえて、

勉強、資格取得、ネットワークづくり

などをする人もいると聞きます。

このような活動は奨励できることではありません。

ですが、背に腹は代えられない、

という理由が存在するのなら、

従業員にとっても、

自分がどこで労働力を提供するかどうかは、

自分の自由である、

という大義も成立するように思います。

 

 

さて、まとめますと、

不況等でやむなくリストラする場合でも

理念が必要です。

それは個の力や能力を伸ばし、

より大きな大義を守り、

究極に誰のための会社か、

その事業の目的と意義を

今一度考えるためにも必要なこと

であると思いました。

 

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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