海外に行ったはいいけれど、日本のことを聞かれて何も話せなかった。言葉が出てこない自分が情けなかった。そんなあなたに、日本文化のアンチョコ提供します。Japanese culture アドバイザー、 ユキーナ ・サントスです。
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私は合気道を始めたのと同じくらいに、日本の華道、 生け花を始めました。
私がお稽古をしている流派は、相阿彌といいます。
どうして、この流派かというと、理由はこちらに書いてます。
人を感動させるには?本当に大切な気づかないこと
https://ameblo.jp/ohhappiness/entry-12326624453.html
この流派を勉強して、本当に驚いた作品の一つは、こちら、水仙です。
どのようにしてこれを作るのかを知った時、愕然としました。
私は寝る前に本を読みながら眠りにつくのですが、枕元で読んでいたこの相阿彌流の教科書、この内容にショックを受けて、目が冴えてしまって眠れませんでした。
そして同時に思ったことは、外国人にゃあ、わかるめぃ!!でした。
この美しさを作るために、自然のものを全て解きほぐします。
一つ一つの要素にするのです。
そこから自然をもう一度作り出していきます。
そこに入ってくるものは、「自然を克服してやろう」という西洋の発想ではないのです。
こんなに素晴らしい自然に生かされている、という畏敬の念を持つために、我々はこの作業をするのです。このようにして花をいけるのです。
日本が誇る、本当に優れた哲学の一つは、華道ではないでしょうか。
西洋人の発想からすると、自然が一番美しいのならば、それをそのまま置けば良い。
人間の好みに合わせるなら、それを人間の思うとおりに変えれば良い。
こうではないでしょうか?
けれども、日本人の思いや考えは、そうではないのですね。
なぜお花をいけるのか?自分たちを生かしてくれている、大きな自然について考えるからです。
自然の理について考えるからです。水仙を生けるとき、 水仙の葉の螺旋、スパイラルを考えます。
合気道でも学びますが、宇宙に存在するあらゆるものには、この円転の理があります。
花をいけることで、この円転の理を考えるわけです。
円転をきちんと理解した先に、究極の美しさがあるのではないでしょうか?
三株は究極だと言われています。必要にして十分、何も足すものはなく、何も引くものはない。
なぜならば、自然はいつも、必要にして十分だから。
相阿彌流は毎月、 体験レッスンを受け付けています。
ご興味がある方は、こちらにどうぞ!
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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