なんだか従業員が自分を裏切るような気がする、こんな漠然とした不安に駆られるあなた、あなたの迷いを小さくしましょう。あなたの心のナビゲーター、ユキーナ ・サントスです。

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今日は、従業員との関わり方から、反省のある毎日と謙虚な心について考えてみました。

辞められたらどうしよう、裏切られたらどうしよう、このようなまだ起こっていないことに悶々とするよりも、今日は今生の別れと思って従業員に限らずどの人とも接する、これしかないなと思うのです。

こうして毎週毎週、私の尊敬する、京セラの名誉会長、稲盛氏の発した言葉をメールにしています。最初のうちは全く意識していませんでした。でも次第に、これほど謙虚な姿勢で言葉を発したり、文章を書く方は稲盛氏以外にはないのではないか、と思うようになりました。決して奢らず、高いところから人を見下してものを言うようなところが一切ありません。知れば知るほど偉大な方だなと思うのです。

それは稲盛氏がいつもいつも、このように反省のある人生を送る、これをモットーにしているからだと思います。経営体験発表をされる経営者の方にも、いつも「ご自身の努力だと慢心してはいけません、周りの方の助けがあったからですよ」と戒めておられます。それは「謙のみ福を受く」これを実感していらっしゃるからではないかと思いました。

水曜日のAさんの発表の時、従業員の方がたくさん来ていらっしゃいました。稲盛氏がおっしゃるように、こうしてたくさんの従業員を雇い、その方たちの生活を支えてこそ経営なのだなという気もします。自分がやっていることを見てみると、自分1人でやるのが精一杯で、人を育てていこうという気持ちがない、経営者として失格ではないかと思いました。

おそらく自分の中の潜在意識が、何かを恐れているのかもしれません。あるいは、今は自由でいること、自分の中に枠を設けることを極端に恐れているのかもしれません。自分の時間とエネルギーを、ここだと思うところにさくようにしたい、今はそれを考えています。

Aさんの所のたくさんの従業員を見ながら思いました。

このまま自分のビジネスがうまくいって、仮に右腕と呼べるような人ができたとしても、私の所のスタッフが仕事を覚え、やがて独立をしてしまうのではないか、自分を裏切るのではないか、このような不安に漠然と駆られました。そしてその後すぐにこのように思いました。たとえそうであっても、毎日毎日を精一杯その方と接していこう、このように思いました。出来る限りの最大限の事をして、後悔なく生きよう、と思いました。

 

その方が自分の意思で独立するとかしないとかそれは起こるかもしないしれないし、起こらないかもしれない。それ以前に、人の命や人生に確実なものはなく、今日その時が、あるいは今生の別れかもしれない。それを考えて、毎日毎日を真剣にその人と関わっていこう。後から考えて、ああしておけばよかった、こうしておけばよかったと後悔するのではなく、その日一日を後悔のないように生きようと思うのです。それであれば、たとえ私のところで仕事をされた方が、自分の道を歩もうとも、素直に応援してあげることができるような気がします。稲盛氏の反省のある毎日を送るというのは、「私は今日1日を本当に大切に生きただろうか」という反省であり、フィロソフィーの別の箇所の「毎日をど真剣に生きる」、ともつながってくる内容だと思いました。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。