会社の揉め事、人事異動、根回しとごますり、ほんとに嫌になる…とため息をつくあなた、光の方向を見ていきませんか?あなたの心のペンライト、、 ユキーナ ・サントスです。

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今日のテーマは、合気道とポリティクスです。世の中の揉め事、いざこざ、これも合気道やることで解決できると思います。

ポイントは自分の体の中に何を流しているかです。憎しみが乗った血液を流しているのか、愛情が乗った血液を流しているのか、この違いだと思います。

具体的に説明しますね。

ここでワシントンD.C.で合気道についてとても大切なことを考えています。それは合気道だけではなくて、私たちの人生に言えることだと思います。

DCの道場には、いろいろないざこざがありました。誰がリーダーになるとか、誰々のやり方が気に入らないとか、いろいろな意地悪をされたとか、誰々のリーダーシップが良くなかったとか、このような内部のいざこざ、組織に関する揉め事は英語ではポリティクスpoliticsといいます。もともとは政治と言う意味ですが、政治のように裏で根回しをしたり、人を陥れるようなことをしたり、地位の争いをしたり、それは人間の社会ではいろいろなところで見られるのではないでしょうか?その意味で、この英語表現はうまいなと思うのです。さてこのポリティクスの揉め事があった時、どう対処するかです。

私のオススメ、というか答えはただこれ1つだけだと思います。恨みをためない、恨み言をしない、これだけだと思います。

人間は感情を持っています。ですからたくさん憎しみや恨みつらみがあると思います。メンタルブロックの解消という観点では、このような心に湧いてきた感情は、まず形にするといいですね。紙に書いたり外に感情を出して言ったり、アウトプットしたりしていきます。

このように言うと、皆さん、「私は愚痴をたくさん言っているし、ストレス発散している」とおっしゃるのです。

でもね、ここはちょっと注意が必要なところなのですよ。グリーンというのは、自分を正当化する、自分が正しいと思うことを認めてもらう、その行為を人に求めていたり、自分の状況を色々と説明して、私はこんなに大変なのにという状況を訴えたりする、そのような作業なのですね。あなたの本当の感情は表に出していないのです。あなたの本当の感情というのは、私は認めてもらいたいのに、認めてもらえなくて悲しい、であったり、こんなに助けを必要としているのに、助けてもらえなくて苦しい、やるせない、やり切れない気持ちをわかってほしい、私の存在に気づいて欲しい、こんな切なさだったりします。

このような感情を、自分で意識してみる、あー自分がこんなに辛い思いをしていたんだなとわかってあげる、これだけでも随分違うのです。

いろいろなポリティクスの出来事があったときに、まず自分が何に対して、具体的にどう感じているのか、ここを掘っていくと色々と解決策が見えてきます。

そして自分の感情の解放ができると、事実が見えてきます。事実とは何かと言うと、世の中の出来事には、100%悪いこと、100%良い事はありえないということです。

どんな極悪非道な人でも、その人の行う一つ一つの行動が100%悪と決めつけることはできないのです。そしてポリティクスの中で、こいつだけは許せないと思ったとしても、その人がいなかったら、あなたが今、受けているメリットも受けられなかった、そう思う事はないですか?

私もこれまでのサラリーマン生活の中で、たくさんの「悪」といえる人を見てきました。どうしてこの人がこの世に存在するのかと思ったことがあります。それでもそういう人たちがいたからこそ、私は自分の目が外に向いたのです。自分の目が世界に向いたのです。そういう人たちがいなければ、私は現状に甘んじていたと思います。なんとしてでもそこから出ようと思う事はなかったと思います。その意味では、その許せない人たち、極悪と当時の私が決めつけていた人たちは、確かに私の人生を大きく動かしてくれたのです。

今から当時を思うと、感謝の言葉しかありません。今、自分の思考のタガが外れたような気がします。私はここワシントンD.C.にいて、たくさんの人と会って、いろいろな学びを得ています。それもこれも、私は当時の居場所の中に居て、「そこにずっといてはいけない」と強く強く思ったからです。私の動機付けをしてくれたのは、他でもない極悪非道の人たちだったので

これは合気道についても言えます。今のアメリカの合気道の道場長に私はこのように話そうと思います
「たとえあなたが前任者を心の底から恨んでいても、その恨みを解消してほしい。前任者があなたの腕を取ったとする、あなたはどんなにリラックスしようと思ってもリラックスすることができない。なぜならあなたの心が彼を許していないから。けれどもあなたの娘があなたの手を取ったとする、あなたは何でも受け入れるでしょう。あなたの体には愛しか流れていないはずだと思う。体に敵意が何もないから、あなたの体が緊張でこわばることがない、リラックスして相手の気を感じることができる。だから調和に向けて動くことができる。これが合気道だと思う。今すぐ私の言うことがふに落ちるという事は無いかもしれない。けれどもこの先、何かのきっかけで、あなたは完璧にこれを理解してくれると私は思う。

 

このように伝えていこうと思います。ポリティクスとはそういうことです。世の中のすべてのことには意味があります。意味がないと思うのは自分の心です。心で意味を見つけていけば必ず発見できます。

合気道は、実体験としてそれを理解することができます。敵意のある心で相手と対峙したら、柔らかな動きができません。心が緊張しているからです。愛しか流れていなかったら相手の出す力よりもあなたの力の方が弱くなり、相手の力の方向に自分が合わせることができ、流れていくことができます。

そして気がついたら、自分の敵はいないのです。このような素晴らしい合気道に出会えたことを私は本当に感謝しています。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。