こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

今回は、標記のテーマと関連して、

稲盛氏が「京セラフィロソフィ」の中で

次のようにお話をされています。

稲盛氏のお言葉は「」で引用させていただいています。

 

「『知っている』ということと『できる』いうことは全く別です。

例えば、セラミックを焼成する時の収縮率の

予測一つを取ってみても、この事実はよくわかります。

文献などで得た知識に基づいて、同じ条件で

焼成を行ったつもりでも、実際に得られる結果は

その都度違ってくるということがよくあります。

本の上での知識や理屈と実際に起こる現象とは違うのです。

経験に裏打ちされた、つまり体得したことによってしか

本物を得ることはできません。

このことは営業部門であれ、管理部門であれ全く同じで、

こうしたベースがあってこそ

初めて知識や理論が生きてくるのです。」

この体験で得た教訓を重視するというのは、

人生においてもとても大切なことだと思います。

そして体験を通じて、物事を習得すると、

次のことが可能になります。

 

1 ある分野を極める

2 すべてに通じる真理がわかる

3 イノベーションを起こせる

 

1つずつ説明していきます。

 

1 ある分野を極める

「焼成についても同じです。

「何度で焼けばいい」と書いてあるからといって、

いきなりその温度の炉に製品を入れれば、

割れて粉々になってしまいます。

最初は低い温度で、それから徐々に上げていく。

しかし、何度ずつ、どの程度のスピードで上げていけば

いいのかということは本には書いていないわけです。

自分で考え、経験し、進めていかなければなりません。」

→ 例えば、投資という世界について、

私が師事している先生は、世界の各国を

くまなくまわることを目的にされ、旅を続けています。

投資というと、金利やオプション取引等の

机上の勉強や研究をまず実践される方が多いでしょう。

投資の勉強をすすめていくうえで、

マクロ経済学の知識は欠かせませんので、

こうした経済の分野の知識もつけていくでしょう。

ですが、世界中の人間が動かしているのが経済です。

ですので、世界情勢を本当に知っていくには、

自分の足で歩き、自分の目で世界を見て、

何がおこっているのか、どうしてこのような現象が起こるのか、

を考えなければいけません。こうした体験があるから、

経済評論家がいうことの真偽がわかってくるのです。

また、私が携わっている不動産鑑定の世界も、同じです。

実際の不動産市場の動きを、一つ一つの取引を丹念に調べ、

実際に現場に行き、なぜこの取引きが起こったのか、

丁寧に調べて分析し、研究していきます。

不動産投資をしている方は、世の中にたくさん

いらっしゃると思いますが、こうした取引の実態研究をもとに、

不動産市場を分析し、予測する方は少ないと思います。

このような他の人がやらない実践(体験)を自ら行うことで、

投資や経済という目に見えない世界が、

現実として体得できるのだと思います。

 

2 すべてに通じる真理がわかる

「これはコンサルタントから経営ノウハウを

教わる場合にも言えることです。

指導を受けるのであれば、

その人にまず実績があるかどうかを見る。

実績のないコンサルタントでは意味がありません。

ここにおられる経営者の皆さんは、実践しているだけに、

ただの理屈屋よりはるかに偉いのです。

理屈ばかりこね回すようなコンサルタントにお金を払い、

教えてもらうことぐらいばかばかしいことはありません。

話を聞くなら実績のある人を選びなさい。

綺麗事ばかり口にする人ではなく、

実際にやったことのある人、自分の体でわかっている人の

話を聞くのなら、それはいいことだと思います。」

→ こうした体験の中には、かならず人間のテーマがあります。

人間がどのように既成概念を作り、

答えと形を求め、それが通用しない世界に直面する、

それをどのように解決したのか、

これが現実であり、リアリティです。

まさにこの先の、変化が早く、激しい時代には、

こうした成功と失敗の経験が役に立ちます。

人間が読めずに失敗する、

成功も失敗も人間がもってくる、

人間を学び、自分を知る、

このようなことが

ビジネスと人生の極意だと気づくことができます。

 

3 イノベーションを起こせる

「みんな頭でっかちになっていますから、

理屈を知っているだけであたかもできるかの如く

思い込んでいる。しかしそれは錯覚にすぎない。

そういう人間には実践を通じて、

理論を裏打ちさせることが必要です。

「お前がそうすれば売れるというなら、

売ってみなさい。そしてそれを証明してみろ」

と言って実践させるのです。

そうやって自分で体得させれば、

理論もありますからまさに「鬼に金棒」となります。」

→ 私は海外のビジネススクール(MBA-経営学修士-)で

ビジネスを学びました。

ここで学んだことは、ある意味、彼らのやり方で、

他の国の企業を統治するときの共通言語を

教え込む方法だったように思います。

私が間違っているかもしれません。

ですが、おそらく、植民地支配をする国が、

相手の国や地域に自国の言語を共通言語として、

教え込むようなものだったのだと思います。

ただ、ここから学ぶことは、

なぜそれが長年継続できなかったのか、

ということであり、

そこにイノベーション(改革・改良)の

ヒントがあると思います。

実体験の中に、失敗や欠点、

超えられなかった壁があります。

そしてこれらがすべて、

この先のイノベーションのヒントになるのです。

また、別の例を話します。

私はあるIT会社さんのお手伝いをしています。

この会社さんを通じて感じることは、

IT会社の超えられない壁は、

人と人とのコミュニケーションだということです。

もともとこのような業界にいる方は、

コミュニケーションが苦手です。

ましてや、人の心の動きをみて、

自ら相手を助ける、サポートする、という行動は、

企業文化にほとんどないでしょう。

すばらしい技術やシステムを作っていても、

課題はいつも人と人がどう働くか、ということになるのです。

これは世界的な企業にもいえることです。

逆に言えば、技術は発展途中であっても、

人と人とのコミュニケーションが最高であり、

常にお互いの心を思いやる社員であふれている、

そういう会社であれば、世界一になれるのだ、と思います。

 

 

さてまとめますと、

知識だけではなく体得した教訓が必要です。

経験によって、ある分野を極め、

すべてのことに通じる法則を体得し、

革新を起こすことができます。

体験することには勇気が必要ですが、

行動力を重視したいと思います。

 

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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