こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

 

今回はこの映画「国宝」のネタバレがあります。

これからご覧になる予定の方はご注意ください。

 

話題の映画、「国宝」を見てきました。

これは「血」「血縁」について、

そして「ファミリー・ビジネス」について

改めて考えさせられる内容でした。

 

あらすじは次のようになっています。

歌舞伎の女形役者の家系に跡取り息子(俊介)がいます。

この俊介と同い年の男の子(喜久雄)が

この家の養子になり、二人が歌舞伎役者として

競いながら成長していく、というストーリーです。

人間国宝になるのは養子の方で、

血筋の俊介は役者としてピークの時に

病がもとで亡くなります。

喜久雄は血筋がないことから、

有力者と無理に縁籍を結ぼうと画策をし、

それがもとで歌舞伎界から追われ、

辛酸をなめる体験をします。

こうした苦労の末に、

養子の喜久雄はついに芸を極め、

人間国宝となる。。。というストーリーです。

 

算命学と照らしても、まさにそうだな。。。

と深く納得することが多く、

こうしたポイントを皆さんに共有したいと思いました。

この映画で物語っている、

算命学からみたファミリー・ビジネスの

肝なるポイントは下記です。

 

 1 継げない宿命と結果

 2 魂と芸と心

 3 養子の役割

 

 

ひとつづつ説明します。

 

1 継げない宿命と結果

歌舞伎や伝統芸能等、

代々長子が引き継ぐこととなっている業界は、

「継げない宿命」をもった跡取りが

生まれることが往々にしてあります。

もちろんこの「国宝」では、

役柄の生年月日は記載されていませんので、

こうした役柄の算命学上の

実際の分析をすることは不可能です。

けれども、実話や実際のエピソード等を

デフォルメして小説が作られているとすると、

実際の歌舞伎界では、このような出来事が

起こる可能性は高いと言えるかもしれません。

「継げない宿命」をもった人が跡取りになったり、

家業をつぐと、どこかに「ひずみ」がでます。

引き継いだ家業がうまくいかない、

本人や家族の結婚、健康、あるいは財産に

影響がでるといわれています。

また、このような宿命を持った方には、

家業から離れるチャンスのようなものが訪れます。

本人も、何か家業とは別のことに興味をもったり、

なぜか別のことをやる流れになったりする、

このようなめぐりあわせがあります。

この「国宝」の血筋の跡取り、

俊介も一度は家業を離れました。

けれども、やはり跡取りとして戻ってきて、

最終的には自身の健康を害してしまうわけです。

算命学でみる、

「継げない宿命」だったのでは、と想像します。

 

2 魂と芸と心

算命学で命式をみてみると、

才能がある人、エネルギーにあふれ、

様々なことができる人には、

サイン(特徴)があります。

ですが、このような人には同時に、

「謙虚になりなさい、人のために尽くしなさい」

というミッションのようなものが

必ずまわってきます。

養子の喜久雄は、小さい時から才能がありました。

才能があり、稽古も熱心、

一度も休むことなく、

地道な稽古を続けてきました。

「努力に勝る天才はない」と言われますが、

天才とは、

「人が考えつかないような努力ができる人」

なのだと思います。

喜久雄は、まさにその意味で本当の天才です。

けれども、同時にとても強い野心も持っています。

日本一、あるいは世界一の歌舞伎役者になりたい、

そのためには、悪魔に魂を売ってもいい、

このように思っているわけです。

そして、実際に、権謀術数を駆使して、

自分が喉から手が出るほど欲しい

「血縁」を奪おうとします。

算命学では、例外はありますが、

このような人間の考え方に対して、

厳しい結果を突きつけます。

喜久雄には謙虚さがありませんでした。

ですので、

自分が持つ最高のエネルギー(才能)を

生かせなかったのかもしれません。

 

算命学では、ある特定の人には、

最高のエネルギーが与えられますが、

このエネルギーを発揮するためには、

辛酸を舐め、とことん苦労しないと、

本当の意味でこの最高のエネルギーを

発揮できない、そのようになっています。

映画を見ていると、

喜久雄は地方のドサ周りをしたり、

惨めな思いをしたりと苦労をしていきます。

その結果、国宝になったときに、

「今の自分があるのは、皆さんのおかげです」

と謙虚に頭を下げるわけです。

心の底から自然にこのような思いが出るまで、

喜久雄は新酸を舐めつづけ、

辛い境遇に耐えたのだなと思いました。

算命学のパターンを考えると、

もう一つのシナリオがあります。

「自分の人生を見直せ、

受け身で過ごせ、

人のために尽力しろ」

という時期に、

喜久雄は自分の利益だけを追求する行動を

とってしまったので、

自分が求めるものとは正反対の現実が起こる、

これを経験したのかもしれません。

 

算命学では、

このような時期・タイミングの概念があり、

我々人間に謙虚になること、深く反省し、

周囲の人のために尽くすこと、

これを促しているように思います。

 

3 養子の役割

一般に、このように世襲・世襲で、

血縁でつないできている家系には、

たくさんの「歪み(ひずみ)」が生じます。

多くの場合、世襲でつないできている家系は、

まずその家を繁栄させることが

第一番目の目標になります。

ですから、自分の家(家計)を横に置いておいて、

世のため、人のために尽くす

という当主はなかなか現れないでしょう。

このような行動は算命学では

「恩徳が少ない」と見ていきます。

こうした恩徳が足りないことが「因縁」となり、

禍やよくないことが、

後世に引き継がれていきます。

この因縁を切る一つの方法が

「養子を取る」ということです。

いわゆる血縁はそこで途絶えますが、

この養子が、芸を引き継ぎ、

世のため、人のために尽くすことで、

新しくこの家系に恩徳が積まれていくわけです。

 

算命学では、この養子として成功する人物も、

命式を見ればわかります。

喜久雄には、おそらくこの養子運が

あったのではないかと推測できます。

 

 

さて、算命学というフィルターを通して、

国宝を見ていくと、

1) 継いではいけない宿命の跡取りが
   家業を継ぐとどのようなことになるのか、

2) 才能・能力を発揮するためには、
   何が本当に必要なのか、

そして、

3) 家をつないでいくために、
   必要な養子の役割、

などが詳細にわかります。

見ていない方は、ぜひ劇場で

これをご覧になることをお勧めします。

 

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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