こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。
今回ご縁があって、日光にきました。
私にとって、日光は、
小学校の修学旅行で訪れて以来です。
男体山登山をこころみたり、
戦場ヶ原をトレッキングしたりと、
小学生のときには考えつかなかった
魅力がたくさんありました。
同時に、
「本当にさびれてしまった、かつての観光地」
を見たな、と思いました。
おそらく、昭和の40-60年、高度成長時代の頃が、
日光という場所の最盛期であったでしょうか?
修学旅行があり、新婚旅行や、参拝、
あるいは夏期の避暑や冬のスキーなど、
日光は1年中、
観光客で溢れていたのだと思います。
そうした、かつて賑わった
ショッピングセンターや地元の商店も、
ほとんどシャッターがおりて活気がなくなっています。
「さびれた感」がハンパない感じでした。
地元のホテルも、新築時から、
もう50年から60年近くも経っているのでしょう。
十分な改修もできず、
「シビれるような古さ」
を醸し出しているホテルが、軒を並べていました。
なるほど、
「奢る(おごる)平家は久しからずだなぁ…」
と思っていました。
その中で、私の頭の中に、ふと浮かんできたのが、
古い昭和の時代のドラマでした。
それは「けものみち」です。
このさきは、「けものみち」の
ネタバレもありますので、ご注意ください。
私は小中学校生の頃からドラマを見ていたので、
この松本清張さんの「けものみち」
というドラマの印象が強く、よく覚えています。
私が大好きな俳優、山崎努が準主役で出て、
NHKドラマなどにもなりました。
当時の財界のドン(鬼頭)は、
若い愛人を囲っています。
そこに、ある若い女性、
民子が送られてくるのですが、
その民子の背後にいて、
民子を操っている黒幕が、
ホテルの支配人、小滝で、
これを山崎努が演じています。
民子がこの財界のドン財産を牛耳れるように、
小滝と民子は、民子の夫を殺したり、
自分の前にいる愛人を陥れていったりと、
権謀術数を繰り広げていくわけです。
ですが、この2人は犯罪にまで手を染めていますから、
最後は追い詰められて、
警察(?)に囲まれ…という話です。
パトカーに囲まれて絶体絶命と言うところで、
主人公の民子が、
「私たちは獣道しか歩けないのよ」
ということを言います。
(記憶が定かではありません)
自分たちが歩いてきているのは、
山野を熟知した動物しか知ることができない、
その「けもの道」なのだと
ここには比喩が隠れています。
どのような例えかと言うと、
金や地位、名誉、そうした一般人の届かないものを
手に入れたいという強い欲望を抱けば、
それはかなわないのか?
いや、そんなことはない、
こうした欲望を叶えることができる。
しかし、そのためには、人の道ではない、
畜生道、(けもの道)をいかなければならない、
このような例えだと思っています。
今回、なぜこの「けものみち」の話を、
ファミリービジネスのヒントとして
ご紹介するのかというと、
昭和を生き抜いてきた我々の上の世代が、
どのようなビジネスモデルで
ファミリーとビジネスを発展させてきたのか、
それが、よくわかるからです。
令和の今の時代まで、
ファミリービジネスが生き残っているとすると、
それなりに財の蓄積があったのだと思います。
それを可能にしたのは、どのような仕組みなのか、
権力掌握や蓄財に伴って、
どのような犠牲を払ってきたのか、
これを理解するのに、
このドラマがわかりやすいように思いました。
今の経営者様、その上の代の経営者の
考え方ややり方をよくよく理解するには、
当時の社会背景を理解するのが近道です。
ザ昭和の時代とは、
この「けものみち」で描かれてるように、
次の3つのポイントが、社会のあちこちに、
しっかりと根付いていた時代だと思います。
少しずつ説明します。
1) 権力がすべて
「けものみち」では、民子は自分の夫を殺し、
財界のドンと呼ばれる鬼頭のところに
愛人として入って行くわけです。
マスコミから民子や鬼頭の悪事が
暴かれようとすると、
鬼頭はあらゆる手を回して、
この悪事の証拠をもみ消します。
従わないと、最終的には自分の命や
ファミリー(一族の存亡)も危ないので、
マスコミも経済界も
このドンの意向に従っていくわけです。
昭和を生き抜くとは、まさにこのように
きれいごとでは立ち行かないことも
あったのではないかと予測します。
2) 血みどろの戦い・権謀術数
民子は、小滝というホテルの支配人と組んで、
夫を殺し、自分の前に居座っている
妾を追い落としていきます。
「権謀術数を駆使して」と言いますが、
まさにそのような行動を小滝の知恵や
後建てなども得て、着々とやっていくわけです。
おそらくですが、
このような権力闘争、財、
地位、名誉をめぐる争いは、
どのファミリーにも
見られたのではないかと思います。
ファミリーの方向性自体が、一番で挙げたように
日本の大きな「権力」に巻き込まれ、
翻弄されているわけですから、
そのファミリーの中でも、
ミニチュア版の権力闘争が同じように
繰り広げられているわけですね。
3) 因果応報 (精算される)
「けものみち」は、これまで何回も、
映画化ドラマ化されています。
そのたびごとにラストが違うのですが、
このストーリーの背後には、
因果応報という考えがあります。
それは、人の道を外れてでも、
欲望を追求しようとするなら、
その報いはおのずと返ってくる、
このような事実が描かれていると思います。
事実、民子と小滝は追い詰められるわけです。
1の権力争いに翻弄され、
2の血みどろをファミリーの中でやったら、
3当然にその報いは何らかの形で現れる、
という教訓のように、私には見えます。
今は令和の時代ですが、我々の先代たちが、
どんな社会を生きて、
どんな経済観念・人生観・倫理観を持っていたのか、
これを理解することが、
この先のファミリービジネスの展開に
大きく役に立つのではないか、
私はこのように思いました。
古いドラマですが、私は、名取裕子と山崎努が
共演しているバージョンが良いように思います。
上の世代の経営者やファミリーメンバーたちが、
どのような時代を生きてきたのか、
ここに意識を向けて見てみると、
たくさんの発見があるように思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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