神様のような父、超えることはできない!!プレッシャーが本当にいやだ!こう思ったら、お話してみませんか? あなたの心に寄り添います、あなたのパーソナルメンタルトレーナー、ユキーナ ・サントスです。
自分の境遇がくるしくなったら、相談してみませんか?
カウンセリングやってます!
今日も二代目社長の苦悩の話です。神様のような創業者、その子供はどうすればいい?これです。
昨日は稲盛氏のアドバイスを紹介しました。
頑張る根性もない、頑張って失敗したら、生きていられない・・・実はこんな不安がある、それもお話しました。
父親を超える必要はありません。ましてや従業員全員から神と崇められる必要もありません。けれども、自分が従業員のことをどれだけ真剣に考えているか、それは見せなければいけないと思うのです。
今日はもう一歩、メンタルに踏み込んで考えてみます。
人はみな被害者になります。
こんな境遇の自分はかわいそう、その思いに浸りたくなります。
そうするとかわいそうな自分を無意識のうちに作り上げて、現実化します。
すべてはおおもと、自分が生まれてきた意味、これを考えることから始まります。
「神様と崇められるような父親をあえて選んで自分が生まれてきた。」
すべてはこれを肯定するところから始まります。好きでこんな親のところに生まれてきたのではない、自分は不幸だ、と思っていると、真実に気づきません。これまでたくさんの愛があった、という真実がくもります。
そうなると、率先垂範して活動し、努力することができないでしょう。そして、神様と呼ばれた自分の父親が、どれほど自分のことを思ってくれたかも、体験として理解することができないと思います。これまで神様と崇められた先代を助けてくれた人はたくさんいたはずです。そしてその先代が命に代えても守ろうとしている娘だから、二代目社長も助けよう、そう思ってくれた人もたくさんいるはずです。従業員や取引先の方は、神様のような先代社長だけではなく、この娘さんにも愛情を注いできたはずです。このような人達は、二代目社長が気づかないところで、たくさん、たくさん、この二代目社長を助けてくれたはずです。
けれども、二代目社長はこの大切な事実に気が付きません。なぜならば、好きでこの境遇に生まれたのではないと思っているからです。
稲盛氏がいつも言ってるように、全ては自分の考え方なのです。
自分がこれを選んで生まれてきた、すでにこれだけたくさんのものが自分に与えられている。こう思うところから、自分の人生が好転していきます。自分がいかに恵まれていたかに気づいたら、朝早くから夜遅くまで頑張る、自分ができる最大限のことをしていく、何をしたらいいかわからなかったら、頭を下げて一つ一つ丁寧に人に聞いていく、こうしたことができるはずです。二代目の娘さんには、手遅れになる前に、一刻も早くこれに気づいてもらいたいと思います。
私が現在この二代目社長の娘さんにしていることは、次のようなことです。
1 外部や他の従業員とのコミニケーションに、どんどん入ってもらうこと。これまでは、先代の社長と私とのあいだで、決めてきた戦略などもあります。これを、二代目社長もどんどん巻き込むようにしています。心の底から、真摯な態度でお願いしたいと思っています。二代目社長のほうも、外部に丸投げではいけない、ということに気づいていただいてるようです。
2 二代目社長のやり方を尊重すること
まずは自分が心から、この二代目社長のやり方を理解しようとその態度を示すようにしています。その上で、折に触れて先代の神様社長の言っていることを、二代目社長と一緒に考えるようにしています。先代がおっしゃっていた方針は、Aという方向でしょうか、それともBなのでしょうか? 私は自分の心の中で、AかBなのかずっと考えます。でもそれとは別に、二代目社長の娘さんが出した考えは、尊重しようと思っています。娘さんが出した考えは、頭ごなしに否定せず、まずは全てを受け入れようと思っています。
3 カウンセリングトークを始めたこと。
カウンセリングは本人に変わりたいという気持ちがない限りは、効果が出ません。この段階では、まずは本人の潜在意識に落とし込まれた、思いを「顕在化」することが大切だと思っています。本人が無意識に避けようとしているところを、「〇〇さんに直接聞いたら早いですよね、と伝えてみる。」これだけでも、じわじわと顕在化が進みます。いったん顕在意識にもちあげれば、意識が行動に影響する、この影響力が少なくなります。
この二代目社長には無意識に「これまでの関係をフォローしたくない」、がインプットされています。こまめに意思疎通してほしいところで、フォローがぬけます。言って言いっぱなし、聞いて聞きっぱなしになります。こんな時に、「〇〇社長、聞いて聞きっぱなしになっているので、『わかりましたありがとうございます』と簡単でいいので連絡もらえればコミニケーションがスムーズですよね」と二代目社長のコミニケーションを促してみる。
〇〇という考えもありますけど、△ △という方向もありますよね、と代替案を示すようにする。→そうすることで、選べるのだということが二代目の娘さんにわかります。こうしなくちゃいけない、というプレッシャーから解放されます。
今のところ、上のようなアプローチを続けています。結果がじわじわと出てきていると思っています。
私の本分は、人に何かを伝えることです。重要なメッセージを伝えていきたいと思っています。どのようにすれば伝わるのか、本音を言って相手から嫌われることを恐れずに、メッセージを発信していきたいと思っています。
稲盛氏がこのようにおっしゃっています。率先垂範して努力をしろ、といった上でリーダーの心構えをお話されました。「リーダーというのは孤独なものです。誰にも相談できませんから、その孤独に耐えられる強靭な人間性が必要となります。今から良い指導者、良い相談相手、または良い仲間、お互いに持っている悩みを共有し合いながら孤独に耐えていける仲間、いわゆる真の仲間を作っておく必要があるでしょう。」
ここもまた私の役割だと思っています。稲盛氏が何回も言われています。人の行動を作るのは、潜在意識に落とし込まれた強烈な思いなのです。無意識に思っていることを顕在意識にまでひき上げて、二代目社長の本当の幸せに気づいてもらうことが自分の役割だと思っています。二代目社長の意識を自己否定の方向にもっていくのではなく、宇宙の意志と呼応して、進歩発展する方向に動機付けをしていく。これが私の役目だと思っています。私が自分の役割を全う出来るように、私自身が日々反省し、祈り・日々感謝を続けていこうと思います。
もう少し詳細を知りたい方、ご連絡ください。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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