夢か、効率か？ロイヤルファミリーからみるFB永遠のテーマ

こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。

 

今回は、今テレビのドラマで

(毎週日曜日の夜9時からTBS系)放送されている、

「ロイヤルファミリー」の

ストーリーを取り上げたいと思います。

 

中心になるのは、昭和の時代に

創業者が立ち上げた人材派遣の会社です。

カリスマ創業者にありがちなワンマン社長で、

「人が財産」という

立派なポリシーを持って事業をやってきました。

競走馬の馬主としての地位というのは、

この会社の副業の一つで、競走馬の馬主になり、

馬に「ロイヤル」を冠した名前をつけることが

会社の広告宣伝・社会貢献になっています。

これもありがちですが、

この一族の長男は、このような社長の

ワンマンぶりを快く思っていません。

昔ながらの理想主義に警鐘を鳴らし、

不採算部門の縮小や撤退、

数字と効率性重視の経営を提案します。

これは、ファミリービジネスの

永遠の課題かもしれません。

夢や理念が大切なのか、

それとも数字や効率が大切なのか、

ということが、

このドラマの背後にある

テーマの一つのように思います。

 

私なりにいろいろと考えてみました。

特に、今の令和の時代の背景を考えながら、

次のポイントを指摘したいと思います。

 

 

 

少しずつ説明します。

 

1 短期的な夢や理念は大切

令和の時代のリーダーは

次のような特徴を求められているようです。

 

1：仕事の中に楽しめるテーマを持っており、
　　のめり込んでいる。

2：周囲に感謝し、チームで動いている。
　　結果、巻き込み、任せることがうまい。

3：ビジョンや中期（10年）テーマだけでなく、
　　1～3年のクリア目標で動いている

4：まず「いかに自分の能力や経験を発揮し
　　成果に結びつけられるか」を
　　考え行動しており、それにプラスして
　　「成長できるか」の視点も持っている

5：自分の評判がこれまでもこれからもずっと、
　　ついて回るのだということを強く認識して、
　　行動している。

 

この中の、「楽しめるテーマ」や

「１－３年のクリア目標」

ということが大切だと思います。

特に20代、30代の方は、

自分の人生の目標となるロールモデルを

探しているのではないでしょうか。

これはいつの時代でも同じことです。

ですが、このような方たちが、途方もなく、

荒唐無稽な夢を抱えているのではなく、

「頑張ればあるいはできるのではないか？」

と思えるような、

実現可能な夢を掲げることが大切だと思います。

ロイヤルファミリーの創業者の夢は

「有馬記念で優勝」です。

ここに向けて「人馬一体」となって努力する、

これこそまさに会社経営であり、

ファミリービジネスである、

創業者の思いはこのようなところにあるのだ、

と私は感じました。

ですが、令和の時代に

サラリーマンになっている方たちには

「大志を抱く」よりも、

「適度な目標」で

自分を引っ張っていってくれた方が良いと

より、現実的な部分を

より重視しているようです。

ですので、夢は描くけれども、

その夢の実現性やレベルが

大切ということになります。

 

2 時代に合わない不採算部門は撤退

これからはAIが主流になってくるでしょう。

そのような背景を考えて、

昭和の時代に絶頂期を迎えた分野や産業が、

果たしてこの先も続くのだろうか

ということを考えてみる必要があると思います。

競馬事業ですが、

これも競馬に参加している人の人口の推移や、

その産業規模などを

考えてみないといけないと思います。

参加人口などは徐々に増加傾向のようです。

しかし、世間の風潮として、ギャンブルよりも、

投資やお金を増やすことに、

より、人々の興味が

集まってはいるように思います。

そのお金の増やし方として、

「楽して儲ける」という

発想が本流になっていると思います。

競馬はわかりやすいギャンブルではありますが、

それなりに習熟や勉強が必要です。

それが、この先の時代に合うのかという視点も

考慮に入れる必要があると思います。

 

3 分離と統合どちらも取り入れる

場合によっては、競馬等の部門を

完全な分社化するのもいいと思います。

こうして分離していく一方で、

この先、本業とシナジー（相乗効果）が

見込めるであろうと思える会社とは

M&Aなどで統合していく。

これも視野に入れて良いのではないでしょうか。

このようなシミュレーションや検討は、

次世代のリーダーの役割ではないかと思います。

この先やっていけないので、

M＆Aで他社に買収してもらう、あるいは、

不採算部門は切り離す、

もちろんこれは正しい判断だと思います。

けれども、その反対の行動をすることで、

切り離しや統合に反対している人たちの

意見を汲み取り、このような人たちも

企業の中に取り込むことができます。

 

以上をまとめますと、

理念や夢を掲げるのが良いのか、

それとも数字を追って

効率化を進めるのが良いのか、

ファミリービジネスに関しては、

特に現在の世相を考えると、

どちらも必要という結論になります。

そこについては、

夢や理想のレベルを考える、

時代に合わないものは切り捨てながら、

分離と統合双方を取り入れることを検討する、

このようなことではないかと思います。

 

 

今日はロイヤルファミリーから学ぶ、

古くて新しいファミリービジネスの

テーマを考えてみました。

 

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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