こんにちは、あなたの心に寄り添う自分軸アドバイザー、ユキーナ ・サントスこと富塚祐子です。
今回は、標記のテーマと関連して、
稲盛氏が「京セラフィロソフィ」の中で
次のようにお話をされています。
稲盛氏のお言葉は「」で引用させていただいています。
「皆さんにも思い当たる節が
あるのではないでしょうか。
仮に売れるものでも、
倉庫に三年も積んであったような品物は、
売っても二束三文にしかなりません。
そのような不良在庫や不良資産は、
経営者自身が棚卸しをして、
不要なものは、なるべく、
落とすようにしなければならないのです。
この「落とす」という事は、
現実に多くの経営者の方がされているようです。
しかし、どんな時に落とすかというと、
利益が出ている時です。
利益が出ると税金を収めなければなりませんから、
不良在庫はなるべく落とそうというので、
どんどん捨てられます。
ところが利益が出なくなると、
これを落としたら赤字になってしまうから、
もう「落とすな」となります。
そのように経営者は、自分の都合の良いように
不良在庫や不良資産を「落とし」たり
「残し」たりして、決算を調整しています。
しかし、ここで大切な事は、
不良資産を落とすというのは、
自分の都合によってするものではなく、
利益がどうであれ、常に健全な資産だけを
残すようにするべきだということです。
そういう健全な経営を続けていると、
不況が押し寄せてきても財務上余裕があります。
例えば利益が3%しか出ていなくても、
健全資産だけの3%と不良資産を抱えた3%では
雲泥の差があり、その差は不況の時に
大きな違いとなって出てくるのです。」
これは製造業の例をとって書かれていますが、
実はサービス業にとっても重要なことだと思います。
サービス業にとって、
健全な資産を残す(断捨離を行う)際の
ポイントについて考えてみました。
まず、次の3つを見直すことではないかと思います。
1. 必要な行動をしているか?
2. 必要なお客様との関係を保っているか?
3. 必要なスタッフさんを維持しているか?
具体例を交えて、ひとつづつ説明します。
1. 必要な行動をしているか?
「『商売は信用だ』、『信用第一』とよくいいます。
それは何かというと、
『儲け』という漢字を考えてみてください。
『信・者』、信者を横にくっつけて書くと
『儲け』という字になります。
つまり信者をつくれば、儲かるのです。
一番儲かるのは新興宗教みたいなもので、
なんにもしなくても売らなくても
お賽銭が上がるのです。
だから、信者をつくることなのです。」
(稲盛デジタルライブラリーから引用しました。)
→ サービス業では、
販促活動のためにキャンペーンをやったり、
割引をやったりします。
これはお客様に自分たちを知ってもらう、
また自分達の商品を知ってもらう上で
必要なことと思われがちです。
けれども、一度、立ち止まって
本当にそれが必要なのかを
考えてみることが大切だと思います。
単なる自己満足なのか、
「自分はこれだけやったから」と、
結果が出ないときの言い訳でやっているのか、
しっかり見極めなければいけないと思います。
知人の弁護士さんですが、毎週毎週、
必ずメルマガを配信している方がいます。
このメルマガを通じて、その方の人となりや考え方、
価値観などを知ることができるので、弊社としては、
何かの時に相談する弁護士さんのリストの中に、
必ずこの弁護士さんが入っています。
メルマガのようなことも、
一見無駄な努力のようにも見えますが、
長い時間をかけて、弊社や自分の人となりを
周囲の方に気に留めていただくという意味では、
効果があると思います。
2. 必要なお客様との関係を保っているか?
「私は、日本航空に着任したときから、
航空運輸業とは飛行機をはじめ運行や
整備に必要な機器を多数所有しているため、
巨大な装置産業だと思われがちですが、
実際はお客様に喜んで搭乗していただくことが
何より大切な『究極のサービス産業』
だと感じていました。。。
そういう現場の社員たちとお客様との接点こそが
航空運輸業にとって最も大切なことであり、
そのことを通じて、お客様がもう一度
『日本航空に乗ってみたい』
と思うようになっていただかなければ、
お客様が増えるはずはなく、
業績は向上していかないと考えたからです。」
(稲盛デジタルライブラリーから引用しました。)
→ 私たちのようなサービス業では、
何がお客様のためになるのか、
これを本当に真剣に
考えなければいけないと思います。
特にコーチングやカウンセリングなど、
ナレッジワーカー的な要素が多い
サービスについては、
「お客様の本当の満足・お客様の幸せ」
が問われます。
表面的にお客様が喜ぶようなことを伝えて、
関係性を築くことはできます。けれども、
何がお客様の課題かを真剣に考えて伝える。
また、大変おこがましい言い方ですが、
どのようなことを克服することが
お客様の人生をより良くすることなのか、
これを指摘する。
このような行動も必要ではないかと思います。
そして言いにくいこと、
「これを言ったら嫌われる」
と思われるようなことも、
フラットにストレートに伝える、
これも必要だと思います。
また、お客様との依存関係も
念頭に入れておかなければいけません。
サービス提供業者から
「奪う」という意識が強いお客様、
あるいは依存体質が強いお客様とは、
距離を置くことが必要だと思います。
3. 必要なスタッフさんを維持しているか?
「私自身そこまで成長していく過程で
学んだものを全部、先ほども言ったように、
その都度その都度、(従業員に)教えていった。
それに対して勉強し、
辛抱強くついてきた人というのは、
アホではないのです。
ついてこられない人は、
もうとっくに辞めているのです。
頭が悪くても辞めているし、
頭が良すぎても辞めている。
ついてきた人というのは、
そのことが偉いのです。
だから、その人を幹部にしていくのです。
その人なくしては考えられないのです。
ある程度会社が大きくなってくると、
どんどんよそから人を引き抜いてくる人がおられます。
そして幹部を全部、
引き抜いてきた人にしてしまう人がいます。
これはたいへん危険です。
半分くらいは外部の人材を
幹部にしてもいいかもしれませんが、
少なくとも半分は子飼いで、
自分と一緒に苦労してきた人間を
幹部にしなければいけない。
またその人をあてにしなければならない。」
(稲盛デジタルライブラリーから引用しました。)
→ これは、
「稲盛氏の魂を吹き込まれ、
その魂を、自分の中で
自分の人格を形成する糧にすることができた、
このような人が残っていた」
ということだと思います。
サービス業ですと、
特に一人ひとりの資質や能力、
考え方が問われます。
なぜなら、サービスを提供する側で
トレーニングが必要になるからです。
このトレーニングに
相当なリソース(資源)が必要になります。
「集団というのは、
必ず仕事をする人としない人に分かれる。
しかも一定割合で、仕事をしない人が出てくる。」
これはパレートの法則として言われていることです。
ですが、今は、AIが使えるようになり、
仕事の効率化が大きく図れるようになりました。
この中で収益を上げていくには、
今一度、本当に必要なスタッフが、
必要な形で配置されているのか、
これを日々考えていくことが
大切ではないかと思いました。
さて、まとめますと、
サービス業における健全資産の考え方は、
有償無償にかかわらず、今提供している
行動(コンテンツ)が健全であるか、
今、関係を持っているお客様が健全であるか、
そして今のスタッフさんが健全であるか、
この3つを考えることだと思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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